9/7付け 日本産婦人科学会 新型インフルエンザQ&A
2009年 09月 12日
新型インフルエンザ対応のQ&A改訂
新しい情報がどんどん出ていますので、
常に、最新の情報に気を配っていく必要があります。
「今回改訂の要旨」
〈一般の方向け〉
〈医療関係者向け〉
これが、産婦人科学会の対応となります。
母乳を介した感染の報告がないので、
搾った母乳を赤ちゃんにあげていい、、、、の部分は
現実問題として行うのは、実は難しいですよね。
普段から搾っていないかぎり、
そんなにたくさんの母乳がいきなり出る訳でなく、
また、足りない部分を補うのに、
感染症のリスクのある子供に免疫の作用をほとんど持たない
ミルクを与えることにも不安を感じます。
ミルクを超乳するのに70℃以上のお湯が必要であること、
つまりサカザキ菌を殺菌してからミルクを作るということを、
熱の出ているときに行うのも大変なことではないでしょうか。
サカザキ菌で、髄膜炎になったのと、
新型インフルエンザの脳症と、果たしてどのように鑑別するのでしょう。
もちろん、手入れが不十分の乳房では乳腺炎もおきます。
乳腺炎は、インフルエンザと、見事にそっくりの病態を持ちます。
その見分け方は、どこまでわかっているのでしょうか。
未知のウイルスから赤ちゃんを守りたい気持ちは、
誰も同じかと思いますが、
母乳が、まだまだ、社会的にはブラックボックスの世界であることを
感じる機会ともなっていっています。
つまり、かかってしまうと、
授乳中の人は特に我が身と赤ちゃんとの健康を守るのに、
不明なことがとても多いのが現状です。
とにかく、まずは予防を、おろそかにすることなく、
生活していくことも欠かせないこととも言えそうです。
<新型インフル>妊婦など専門医療機関への協力要請半数以下 (毎日新聞社) | エキサイトニュースでは、
都道府県レベルでの対応についての、状況が書かれていました。
愛媛県庁公式ホームページの新型インフルエンザに関する情報
を見てみましたが、
妊産婦さんの対応についての個別の記載はないようですね。
「新型」ということで、毎年冬場に目にする季節型のインフルエンザと
どこまでが同じで、どこからが違うのか、がわかりにくいことも、
とまどう原因かと思います。
私たちも、気をつけて最新の情報に目を向けていきたいと思います。
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元記事
2009年9月12日 14時07分
<新型インフル>妊婦など専門医療機関への協力要請半数以下
新型インフルエンザで重症化しやすい透析患者や妊婦、小児らについて、専門治療ができる医療機関に協力を依頼している都道府県は半数に満たないことが、厚生労働省の調査で分かった。こうした医療機関に設備購入補助などの支援をしている都道府県は約3分の1にとどまり、厚労省は国の補助制度の活用を呼び掛けている。
厚労省は先月、都道府県に対し、専門医療機関の状況把握と協力依頼を要請。4日までに対応状況の報告を求めていた。
透析患者や妊婦、小児らに新型インフルエンザ感染者が出た場合、専門治療が可能な医療機関を把握し、協力を要請しているかを聞いたところ、「既にしている」とした自治体は20~21道県にとどまった。人工呼吸器の購入や施設改修への補助、患者向けリーフレットの配布などの支援策を取っていたのは15~17道府県。27都県は何の支援策もしていなかった。
人工呼吸器などの整備や、待合室の院内感染防止用の間仕切り設置などは、9月から一般の病院や診療所でも国の補助制度の対象になった。厚労省の担当者は「対策が済んでいる都道府県は少ないが、今後、医療体制の確保が進むと考えている」と話している。【清水健二】