これから生む君へ

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今、感じているのは、
楽しみにしているイベントの前のドキドキ感?

それとも、今、感じているのは、
噂には聞いているけれども
経験したことのない世界へ乗り込む不安?
陣痛は痛いかなあ?と。

それとも、今、感じているのは、
自分のお父さんやお母さんのように、
赤ちゃんを守れるかしら?と、親になることへの責任感?




命を授かったからだは、命を生み出す力を持っています。

そして、命を生み出したからだはその命を育む力を持っています。

世の中にあふれた情報は、
時に、貴女を混乱させるかもしれません。
でもね、混乱するのは、頑張ってお勉強した証拠。


その中から、赤ちゃんに役立つ情報を集める時、
これだけは外した方が良いよ!と、私が、提案するのは、
ミルク会社さんの提供する情報は避けること。

(医学的に必要なミルクを選ぶのは病院にまかせて、
 不安なときにミルク会社さんのHPを見るのは、
 百害あって一利無し、、、なのです。今のところは)



それ以外は、赤ちゃんに答えをもらいながら、
自分たちにふさわしい方法を選んで行けば大丈夫。

陣痛を起こすオキシトシンと言うホルモンは、
不思議なことに、リラックスと絆とをつくる仕事もして、
貴女を助けてくれるのだから。

痛みを起こすホルモンなのに、リラックスさせる力を持っています。


陣痛は長くても50秒。そして、お休みの時間が必ずあります。



お産は、痛みを我慢する時間と言うだけでなくて、
一生の中で一番と言っても良いくらい、
「赤ちゃんを守る」ことに専念できる時間でもあります。

陣痛は痛かったけど楽しかった。
。。。そうおっしゃったお母様がいます。

また、陣痛は痛かったけど、気持ちよかった。
。。。そうおっしゃったお母様もいます。



その陣痛を超えて、赤ちゃんが生まれた時、
すでに、赤ちゃんは抱っこしてくれたママの顔も見えています。

そっと胸に抱えて待つことが許される環境ならば、
平均で50分で、赤ちゃんは、ママの乳首を見つけて
ぱっくりくわえてみると言われています。

くわえてもすぐに離すかもしれないし、
舐めるだけかもしれないけど、
さっきまでお腹にいた赤ちゃんは、
自分で生き抜くためにオッパイを飲むことを
誰にも教わらずに求めてくれます。


そういう赤ちゃんと、どんな風に出会うのでしょうね。
どうやって知り合いになって行きましょう。

母乳を飲むと言う動作は、
お遊戯やお絵描きのように、練習して、
出来るようになって行くものの一つです。


生まれてしまったら、授乳にたくさんの時間をとられることでしょう。

それは赤ちゃんに、
 栄養をあげます。
 免疫の力をあげます。
 そして、何より、
 ママと気持ちのキャッチボールを助けてくれます。




ここのブログのタグの「産後すぐ」や「妊娠・出産」などに、
様々な情報を書いています。

時間と気持ちとに余裕があったり、
疑問があったりしたら、そちらもご参照ください。





大切な赤ちゃんとの出会いが
かけがえのない時間となりますように。

そして、そこから始まるおっぱいライフから、
発見するたくさんのことを楽しめますように♪



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by Dr-bewithyou | 2009-11-03 00:08 | 応援メッセージ:産まれる前後 | Comments(0)

赤ちゃんとのつきあい方の情報メモ。母乳育児支援(おっぱいライフ応援)をしている産婦人科医・IBCLC 戸田千のブログです♪ 下方の「ブログの説明」に利用上の注意もありますので必ずご覧になってください。


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