母子別室の産院を退院したとき

d0063558_2125545.jpg



身の回りにそのような病院がもうあまりなくなってきたので、
油断していましたら、お友達がそう言う病院を本日退院しました。
ちゃんとした総合病院でも、まだ、
母子同室は「特別」なものなのだと痛感しました。

母乳でトラブルを起こさないために母子同室がベストだと、
世の中の不都合を痛感していてもなにも始まらないので、
母子別室の病院を退院してから、
何をどうして行けるか、を一緒に考えてみましょう。


まず、赤ちゃんは、
砂糖水(ブドウ糖水)かミルクを飲んでいた可能性が極めて高いです。
3時間毎の授乳で母乳だけで足りる子は
全体の4割いるかいないかではないでしょうか。

また、赤ちゃんは、泣いてもだれも何もしてくれないという、
間違った学習をし始めているかもしれません。

もしかしたら、オッパイの手入れをすることも、教わってないなら、
オッパイがパンパンに張っていたり、
全然、張りのハの字も見当たらない人もいるでしょう。



解決すべき問題は、ガサッと極端に書けば、

◇哺乳瓶に慣れた子を、どうやってオッパイに慣れてもらうか

◇赤ちゃんに、いつもそばにいるよ。心配しないでね、と
 いかに学習し直してもらうか

◇乳汁を作る量と乳房から出す量とのバランスをとること

このくらいにまとまるのではないでしょうか。



まずは、遠慮なく抱きしめてあげましょう。
赤ちゃんは病院のものでもないし、他人でもないので、
離れてて寂しかった分、ギュッと抱きしめてあげましょう。

そして、目を見つめてあげてください。

じっと見つめてたら、、、チラッと目が合いませんか?
目は、抱っこする距離くらいはピントが合うと言われています。



お口をもぐもぐしていませんか?
もしかしたらお手手を舐めているかもしれません。

そのときに、オッパイのにおいが嗅げる所に抱いてみましょう。
ほっぺや、下あごが乳房に触れると、
お口を開ける気満々になることがよく観察されます。


ミルクは3時間以上あけてあげましょう。
母乳は欲しがるたびにあげて大丈夫です。

オッパイを搾ることを教わっていたら、
同じ20mlなら、どっちが赤ちゃんを育てるかと言うと、
間違いなく母乳です。
だから、
20ml搾れるようになったら、ミルクを20ml減らしましょう。
(でも15分か20分で搾るのは休憩しましょうね。
 たびたび出すことの方が、長く搾るよりもうまく行くので)

ミルクはサカザキ菌をやっつけるのに70℃以上のお湯でとかして、
水道水などでその哺乳瓶を外から冷やして人肌にします。
。。。ミルクはいつかはやめたり減らしたり
できて行くお薬的な助っ人さんです。


授乳してもしても、泣き止まないときは、
乳首さえ痛まなければ何度でも、そして離すまで授乳して
大丈夫です。

授乳回数が増えて、おっぱいの産生が増えるのに5日くらいは必要です。
たびたび授乳したからといって我がままな悪い子にはならないです♪
(むしろ、心穏やかな子供に育てるのに大事なものを届けています)

泣き止まないから、ミルクをあげるのでなく、
ミルクはあげる時間を決めてあげて行きましょうね。
(哺乳瓶はできたらガラス製のものが、安心です)



おしっこが紙おむつにずっしり出始めたら、オッパイがたくさん口に入ってます。
一日にずっしりと6回以上出始めたら安心です。



オッパイが張り始めたら、赤ちゃんを起こしてでも授乳して大丈夫。
。。。お互いさま、ですもの。



哺乳瓶に慣れた子をどうするか、はまた後日♪に
書いてみようかと思います。



どうか、まず、赤ちゃんとしっかり顔見知りになってくださいね。
そこから、ゆっくり始めて行きましょう。


人気ブログランキングへ
↑この記事がお役に立ちましたらワンクリックお願いします(*^^*)


「メディカルウーマン」でこの記事をチェック!「メディカルウーマン」でこの記事をチェック!

Commented by ぷりん at 2011-05-03 18:34 x
はじめまして。
先生のブログで気になることがあり質問させて頂きます。
欲しがるたびに授乳してもわがままにはならない。心穏やかな子になる…というのは科学的根拠や実際のデータがあるのでしょうか?何を根拠に仰られているのか教えていただきたいです。
Commented by Dr-bewithyou at 2011-05-04 09:28
ぷりんさま>
ご質問、ありがとうございます。

お尋ねの内容は非常にたくさんの情報から集めてきています。
私のブログの「タグ」>「泣く」
の中に色々書いていると思うのですが
たびたびすぎて根拠を示していないときもあるかもしれませんね。

一冊だけを選ぶならばラレーチェリーグの「だれでもできる母乳育児」
に詳しいです。

文字になっていない情報もあります。たとえば
7年間小さな町立病院で勤務しているときに沢山見た親子、、、
中には甘ったれで、大丈夫かな、と心配していた子が、
二人目三人目が出来るにつれてしっかりしたお兄ちゃん、お姉ちゃんに
育っていき、それぞれの方法で赤ちゃんを迎える姿が
データにならない根拠となってこのブログの内容に繋がっています。

ぷりんさんが、そのような疑問をもった背景に
なにかストレスが隠れているように思ったのは、
深読みしすぎでしょうか。


by Dr-bewithyou | 2009-11-08 21:02 | 応援メッセージ:産まれる前後 | Comments(2)

赤ちゃんとのつきあい方の情報メモ。母乳育児支援(おっぱいライフ応援)をしている産婦人科医・IBCLC 戸田千のブログです♪ 下方の「ブログの説明」に利用上の注意もありますので必ずご覧になってください。


by Dr-bewithyou
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31