授乳中なのに、次の子供を授かったら、、、

赤ちゃんと相談して、卒乳していく日々を楽しみに待っていたら、
次の子供を授かって、、、
「もう授乳は明日からきっぱりやめるの?」と、
悩むお母様はたくさんいらっしゃいます。

産婦人科でもまだ、もしかしたら「やめなさい」と
指導をされている病院もあるかもしれません。

「本当に?」

と、考えて、産科の先生がデータをとられた、という
Exciteニュースの記事です。

結論は
妊娠中に授乳したために、
流産した割合が増えたわけではない。

というものです。


授乳、、、やめなさい、といわれて、
すんなりやめられる人ばかりではないですよね。

たとえば、やめるときの注意点を知らなかったら、
お母様が乳腺炎になるかも知れません。
今の時期に、乳腺炎で40℃近い熱が出たら
インフルエンザの心配もしないといけなくなることもあるでしょう。

もしかしたら、お兄ちゃんやお姉ちゃんに、
きっぱり拒否されるかもしれません。


やめるのは難しいのです。


強引に「断乳」すること。。。たとえば、
大好きなおっぱいに、お化けを描いたり、
からしを塗ったりして、
人生最高の最初のがっかりを
ママの手から経験してしまってもかまわないでしょうか。
、、、デリケートな子なら今まで育ててきた信頼に、
一気に薄いヒビの入ることがあるかもしれません。
(タフな子供なら、何があろうと平気だろうけど)

また、すんなりやめてくれたけど、
夜泣きは相変わらずだと、赤ちゃんをなだめる術を失います。

次の子供をママが妊娠すると、
情緒的に不安定になって赤ちゃん返りを、
次の子供が生まれる前から始める子も決して少なくなく、
そのときに、ママに頼っていいのかしら?と
心配させるきっかけをつくったとしたら、
ママ自身も、泣いて困ることが増えてつらくなるかもしれません。



そうは言っても、実際、流産しかけたり早産しかけたり、
妊娠中にはママが入院することもあり得ます。

出血やおなかの張りが続くときなどには
残念ながら
授乳をやめることが必要になることもあります。



今日、授乳をやめなくてもいいけど、
もしかして、妊娠中のいつかの時点で
やめないといけないかもしれない可能性は十分にあります。

そこで、私は、
お兄ちゃん(またはお姉ちゃん)に、
「あなたはもう立派に育ったのだから、
 おっぱいは、赤ちゃんにゆずってあげるときが来るのね。
 その時はどうしたらいいかしら?」

と、妊娠したときから、
今授乳している子供に伝えて相談しておくことを
お勧めしています。


0歳児や、1歳児に、
「相談なんて、、、」
と、思ったママもいらっしゃるでしょうね(*^_^*)。

でも、大好きなおっぱいのこと、ちゃんと赤ちゃんは、
ママからのアナウンスの気持ちを受け止めているらしく、
しばらくは、授乳回数が増えたりと、反応することが
よく認められます。

おなかが張ったら「ちょっとお休みさせてね」と、
心からお願いしてみてください。
、、、小さい子にとって
「ちょっと」=「ダメ」と理解するかもしれないけど、
繰り返し繰り返し、そういう経験を積むことで
「ちょっと」=「後からきっと何とかしてもらえる」
という言葉なのだと理解していくことでしょう。

そうやって、子供の世界も広がっていきます。



ちなみに、、、
上の子供に、そのような細かいことを
言葉できっちり伝えられるようになるのには、
3歳位に育つのを待つようになることが多いようです。
参考までに(^_-)-☆





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元記事
2009年12月6日 02時31分

<流産>「妊娠中の授乳」と無関係 論文で浜松の産科医
 授乳をすると子宮が収縮し流産になるとして、明確な根拠がないまま国内の産科医療機関で中止を指導されることの多い妊娠中の授乳について、浜松市の産科医が、授乳は流産と無関係とする論文を日本産科婦人科学会の学会誌に発表した。

 石井第一産科婦人科クリニック(浜松市)の石井広重院長は、96~00年に同院で第2子の妊娠が確認された20~34歳の女性のカルテをもとに分析。第1子が満期産(妊娠37週以上42週未満に出産)で流産の経験がない人で、授乳中だった110人と、授乳していなかった774人を比較。授乳群で流産は全体の7.3%に対し、授乳しない群は8.4%で、有意な差はなかった。石井院長は「母乳育児は母子双方にメリットがあり、禁止はすべきでない」と話す。

 日本赤十字社医療センターの杉本充弘周産母子・小児センター長は「データに基づき、無関係とはっきり示した論文は国内では初めて。中止を指導していた施設は方針転換した方がよい」と話している。【須田桃子】

Commented by あさ月 at 2010-08-05 00:01 x
こんにちは。過去記事へのコメントで失礼いたします。
「gooベビー」というポータルサイトがあるのですが、そこの8月3日更新の記事に
「上の子が3才以下 妊娠がわかったら卒乳が基本
授乳は子宮収縮を促し、流産やおなかの張りの原因になります。」
ttp://baby.goo.ne.jp/member/ninshin/maternity_life/14/01.html
(URLが入っているからかスパムと判定されて投稿できませんでしたので頭のhを抜いています)

と書かれていたので、「妊娠中の授乳と流産は無関係と正式に学会発表されています。この記事を読んで不要な即時断乳をする母親が出ないよう、当該部分の訂正を」と先ほど問い合わせフォームから送ったのですが、その際参考としてこの記事のURLを転記させていただきました。

本当は「上の子が3才以上 せっかくのチャンス。卒乳がすんでいないのなら、この妊娠をきっかけに卒乳を!」という文にも言いたいことはあるような気がするのですが(^^;

一方で先生の「相談しておく」はぜひ授乳中の妊婦さんに実行して欲しい提案だと思います。
授乳が流産の原因とはならずとも、切迫早産になったりその上入院になったりということは確かにあり得ますもの。
Commented by Dr-bewithyou at 2010-08-05 07:41
あさ月さま>
石井先生の記事でなくて、このハグブログの方を、
参考資料にしていただいたなんて恐縮です。。。

おしえてgoo!も、Yahoo!知恵袋も、
そして会員制の育児サイトも、
母乳育児に対する知識がなかった時代の、
ミルクが神様だった時代の回答が多いですよね。

自分自身がそう言う記事をあまりみなくて、
たまに気づくとすごく古い記事だったりするのですが、
見つけるたびに、情報提供は必要なのでしょうね。

twitterで母乳育児に関する当たり前と思っていたことをつぶやいても、
結構、「あれ?」と、感じる人がいるようで、
そうやって気になったことに対するあさ月さまの、行動、
見習いたいと思いました。

まだまだ暑いですね.どうか、ご自愛くださいませ。
Commented by あさ月 at 2010-08-06 02:56 x
いえいえ、こちらこそ恐縮です!
不育症で、長女と次女の間に2回流産しているので流産関係には特に敏感なだけなのです。

2年前、同じポータルサイトの掲示板で「妊娠したようなのですがまだ上の子が卒乳していません。どうすれば?」という質問に「すぐに断乳を!私は授乳していて流産しました!」と回答している方がいました。
当時から妊娠初期の流産と授乳には関係がなさそうだ、という説を採る医師や助産師さんはいらっしゃいましたし、多くの初期流産は染色体異常が原因という知識もありましたから、その方に「それは授乳のせいではないのでは?」とメッセージを送りましたら

「私は三人目を妊娠した時、二人目がまだ卒乳していなかった。慌てて断乳しようとしたが上手くいかずそのままずるずる授乳を続けていたら、ある日多量に出血。受診すると進行流産と言われ処置を受けた。
医師に「流産したのは授乳していたせいでしょうか」と尋ねると「そうかもしれないね」と言われた。
お医者さんが授乳のせいだと言ったのだから間違いないのだ」と。

そしてきっぱり断乳できなかった自分を責め、おっぱいを諦めてくれなかった上のお子さんを心のどこかで恨んでいるというのです。
Commented by あさ月 at 2010-08-06 02:58 x
そして自分の二の舞にならないように、妊娠発覚後授乳している人には断乳するよう呼びかけていると…。
そんな悲しい話があるでしょうか。

この論文のおかげで、妊娠したが上の子の授乳中だという人には
「慌てて断乳することはありません、授乳を続けていたからといってそのせいで流産することはありません」と自信を持って回答できますし、この方のような人にちゃんとした裏付けを持って(残念ながらこの方はもう退会されてしまったので伝える術がないのですが)、
「あなたは悪くない。あなたの上のお子さんも、授乳を続けることも悪くない。流産は不運な偶然として起こった。悲しかったけれど、誰も悪くはないから責めないで」
と言えるのだ、と石井先生に感謝する次第です。

「自分のせいで流産した」と思うことはとても辛いことですから。(不育症患者は不可抗力とはいえある意味そういう状態なので)
ましてそれが誤解だとしたら悲しすぎます。
できるだけ多くの人に正確な知識を持ってもらいたいと願っています。

今年の暑さは厳しいですね。
先生はお盆休みもお仕事でしょうか。お忙しいと存じますが、どうぞお体に気をつけてお過ごしください。
Commented by Dr-bewithyou at 2010-08-07 23:20
あさ月さま>
そういうご事情があったのですね。

それにしても、どうして今の世の中は、
何か不都合があると、みんな母乳のせいにしてしまうのでしょうね。

こつこつと、母乳にかけられた無実の罪を、
拭って払っていきましょうね。
Commented by ゆうこ at 2011-08-18 01:09 x
8ヶ月の娘がいて、離乳食も食べながら、バリバリの母乳っ子です。
先月、次の子の妊娠が確認され、今4ヶ月に入ったところです。
診察の際に、先生に『授乳してるんですが、やめないとダメですか?』と聞いたら『母子ともに順調だから、やめなくて大丈夫ですよ』と言われ、ホッとしました。
母子ともに順調なら、ずっと母乳をあげつづけられるのでしょうか?
知人に『母乳は次の子のために向かっていくから、妊娠週数が進むにつれて出なくなるんじゃない?』と言われたのですが。どうなんでしょうか?
Commented by Dr-bewithyou at 2011-08-18 05:14
ゆうこさま>
コメントをありがとうございます。

娘ちゃんがまだまだ、おっぱいが大好きで次の子を妊娠して、
母乳が止まったらどうするのだろうと、
ご心配になっているのですね。

答えは、飲ませている限り母乳は出続けます。というところです。

ただ、妊娠週数が進むにつれて、
成乳が初乳に変わって味が変わっていくことで、
味にうるさい子は、飲む事を止めていくかも知れません。

お子さんが気にせずにどんどん飲み続けて、、、または、
一時期離れていても、赤ちゃんを目の当たりにすると、
やっぱりおっぱいが欲しい!と、言いだして、
二人一度に授乳している方も結構いらっしゃるんです。

暑い時期です。授乳中に妊娠している時はとくに
栄養のバランスや睡眠の取り方に気をつけてくださいね。

Commented by ゆうこ at 2011-08-18 15:00 x
早速のお返事ありがとうございます。
次の子を妊娠中でも、上の子が母乳を飲みつづければ出るんですね!
ただ、味の変化があると…母乳ってすごいですね。
順調であって、味の変わったおっぱいを嫌がったりしなければ、大きなお腹になってもあげられるのでしょうか?
その時期になったら、お母さんの体に負担がかかるから、やっぱりやめないといけないんでしょうか?
大きなお腹になるのは、まだ先ですが、今からいろいろ気になっています。
Commented by Dr-bewithyou at 2011-08-19 08:07
ゆうこさま>
お子さんが8ヶ月と、まだ母乳が必要な時期ですから、
色々心配もうまれてくることでしょうね。

止めないといけないのは、
ママが切迫早産で入院したときや、自宅安静を指示されたとき。
このくらいではないでしょうか。

産科の先生も授乳中とご存じな状態みたいですから、
止めた方が良いか、不安なときは相談なさったら大丈夫でしょう。

妊娠20週くらいまでは、子宮がオキシトシンという射乳ホルモンに、
反応しにくいとのこと。
その先には急に入院するようなことがないように、
食事や睡眠、健診を大切にすること。そして、
8ヶ月の赤ちゃんだし、と、思い込まないで、
「おっぱいを、次の赤ちゃんに譲ることがあるからね」と、
アナウンスしておくことも役立つようです。

お泊まりの時のため、お腹が張らないならば、
冷凍母乳を準備しておく方法もあります。

健やかにお産を迎えられますように。
Commented by ゆうこ at 2011-08-20 18:16 x
優しいお言葉ありがとうございます。
決して次の子の妊娠を望んでいなかったわけではないのですが、妊娠が分かったときに『授乳をどうしよう!?』と心配や不安にかられました。
上の子はまだまだママが1番で、いっぱい甘えたい、8ヶ月の赤ちゃんです。でもママの思いはきっとちゃんと伝わりますよね。アナウンスしながら授乳をしていこうと思います。
ありがとうございました!
Commented by Dr-bewithyou at 2011-08-22 09:17
ゆうこさま>
一つ一つ、目の前に現れた問題を解決しながら、
娘ちゃんにもお腹の赤ちゃんにも、
ママが、これが一番の方法だと感じられるやり方を、
選んでいってくださいね。

気持ちに、少し整理がついたようで安心しました。
Commented by ゆうこ at 2011-11-15 22:49 x
先生、またまた相談させてください。
お腹の赤ちゃんは順調に7ヶ月に入りました。最近出産時のことをいろいろ考えています。
もうすぐ1歳になるお姉ちゃんは、まだまだおっぱい大好きっ子で、寝るときはだいたいおっぱいがないとダメで。でも出産時に、私が入院したときのことを考えると、卒乳したほうがいいのでしょうか。
前に先生が『上の子と下の子を一緒に授乳する人もいる』とおっしゃっていましたが、そういう場合、入院中はどうされていたんでしょう。(…って先生に聞かれても…ですよね(+_+))
おっぱいをくわえることで、安心感を持っているように感じる娘に『おっぱいバイバイね』と言うのも、なんだか酷な気がして…。
Commented by Dr-bewithyou at 2011-11-16 21:27
ゆうこさま>
お姉ちゃんは授乳中だし、まだ赤ちゃんなのに、
お産の時には一緒に入院できないし、と、
早めに気づいて、対応を考えている最中なのですね。
上の子も下の子も、大切なお子さんですものね(^_^)/

1歳を過ぎて、離乳食(補完食)も進んでくると、
ママさえいないなら、おっぱい無しで眠れる子も少なくないです。

つまり、少し搾ったのをお祖母ちゃんに預けて、
お泊まり練習をしていくというわけです。

ゆうこさまはおっぱいが張るときに軽く搾って
乳腺炎予防に気をつける、、、と言うような方法です。

何回も練習していくうちに、
ばぁばとお泊まりの出来る子がほとんどのようです。

色々工夫して、
上の子が寂しい思いをしない設定をしてあげるのは
大切な事だと思います(*^▽^*)

お姉ちゃんになるとどんな風に赤ちゃんを見ていくのでしょうね。
Commented by ゆうこ at 2011-11-16 22:19 x
お返事ありがとうございます。
親としては、自分が入院している間、上の子の授乳無しというのがいったいどうなるんだ!?と心配なのですが、先生のおっしゃってくれた『練習』をしていくうちに、子どもは子どもなりに対応していけるのかもしれませんね。
おばあちゃんにも協力してもらって、『 ママがいなくても大丈夫』な練習を、出産までしたいと思います。
上の子は他の子どもさんを見ると、積極的に近づいたり声をかけたりしています。お姉ちゃんになって、下の子にどう関わっていくのが楽しみです(^_^)
Commented by ゆうこ at 2011-11-16 22:22 x
肝心なことを聞くのを忘れていました!!
…ということは、無理に卒乳しなくてもいいということですよね?!
周りにも『まだ授乳してるの?!』とか、よく聞かれて…。
Commented by Dr-bewithyou at 2011-11-17 19:44
ゆうこさま>
「まだ授乳してるの?」、、は、もう耳たこの言葉でしょうね。

1歳になったら母乳を止めてくれると便利そうだけど、
止めないといけないという科学的根拠はほとんどありません。

逆に続けたらいい、という科学的根拠はたくさんあります。

でも、まだまだ、続ける事の利点は有名ではないので、
止めなさいコールは、授乳中のママに降り注いでいますよね。

無理に断乳する理由があるとしたら、
ママが抗がん剤を長期に使用する時など、
きわめて限られたものになるかと思います。

卒乳は、親子で相談して、決めていいことです。
ちょっとしたお出かけは1歳くらいになると、
よくよくお願いしてしているママはたくさんいらっしゃいます。

以前に書いたブログの記事もご参照下さいませ。
http://smilehug.exblog.jp/13657429/
Commented by ゆうこ at 2011-11-18 16:51 x
『1歳がくるのに、まだ授乳!?』…『何がダメなの!?』と、いつも思いながら授乳を続けているママたちは、きっと私だけではないですよね。
次の子の出産に向けて、入院中のこと、お姉ちゃんの授乳のことなど、いろんなことが気になりますが、卒乳に関しては、ゆっくりと親子で決めていけたらいいなと思います。
また心配事が出来たときには、相談させてください。
ありがとうございました!!
Commented by Dr-bewithyou at 2011-11-18 23:01
ゆうこさま>
乳歯が生え替わるまでに、
母乳がなくてもいいくらいに成長するのを、
ママに見守ってもらえる時間は、
赤ちゃんにもお母様にも、豊かな宝物の時間になるようです。

そうやって、お母さんに、守ってもらえる赤ちゃんは
幸せ者ですね。

どうか、唯一無二のかけがえのない卒乳の物語を
紡いでいって下さいね。
by Dr-bewithyou | 2009-12-07 08:50 | 問題発生 | Comments(18)

赤ちゃんとのつきあい方の情報メモ。母乳育児支援(おっぱいライフ応援)をしている産婦人科医・IBCLC 戸田千のブログです♪ 下方の「ブログの説明」に利用上の注意もありますので必ずご覧になってください。


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