台湾で「授乳権」の条例化

台湾:台北、「授乳権」条例で保護 妨害すれば罰金、立法化の動きも - 毎日jp(毎日新聞)

アメリカでは、公共の場での授乳がわいせつ物陳列罪になる、、、
と言うのを聞いたことがあるのですが、
アジアという授乳に対しておおらかな文化があった地区でも、
授乳に対する失礼な扱いが、とうとう条例化をまねいた、
と言う記事です。



昭和の初期ごろまでの日本の写真では、
あたりまえに、
家族の中、社会の中で、母親は授乳をしていました。

文化として、子供を慈しむのに、
授乳と言う行動が大切にされていた時代だったのです。


今、世の中は、授乳をいかにやめさせようか、やめさせようか、と
いう形での流れがあたりまえに広がっています。

赤ちゃんや母親の健康に関わることなのに。
赤ちゃんと周りの家族の絆に関わることなのに。



我が子に最良のものをあげたいと思う母の思いが、
授乳と言う行動に繋がっているお母さまも
たくさんいらっしゃいます。
そのこと自体を知らない方もまだ多いのだ、と、
いろいろなシーンで感じております。


授乳したい!と、思っているママ達!
あなたの行動は、赤ちゃんにかけがえのない宝物です。

邪魔されることなくあたりまえに授乳出来る社会に
していきましょうね。





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おしらせ:
平成22年4月から活動拠点を松山市から
香川県高松市に移動しますm(_ _)m
同じ思いでお産を見守る助産師さんとの出会いも
あったらステキだなあ、と思っております。








元記事
台湾:台北、「授乳権」条例で保護 妨害すれば罰金、立法化の動きも

 ◇「公共の場みっともない」に反発、母たちの運動実る
 【台北・大谷麻由美】あらゆる公共の場所で母親が赤ちゃんに授乳できる権利を保障する条例が今月から台北市で施行されている。デパート、バスや地下鉄、飲食店などで授乳を阻害する行為をした場合、最高3万台湾ドル(約8万8000円)の罰金が科される。授乳中に閉め出しを受けた母親らの「公開授乳」など強い抗議活動を受けての条例。台湾立法院(国会)でも同様の法案が審議中で成立すれば台湾全土で「授乳権」が保障される。

 条例制定のきっかけは05年10月の「授乳拒否事件」。市内の展示施設で母親5人が授乳しようとしたところ、施設側が「胸をはだけて授乳するのはみっともない」と会場から5人と赤ちゃんを追い出した。翌月、約30人の母親と赤ちゃんが「公共の場所での授乳権」を勝ち取るため、台北市美術館前の広場の木陰で一斉に公開で授乳。「授乳は悪いことなのか」と抗議した。

 抗議活動を企画した台湾母乳協会によると、母親たちは普段から隠れた場所で授乳をしなければならない環境に追いやられていた。「トイレでご飯を食べたい人がいますか」。母親たちは、展示施設への抗議や謝罪要求よりも社会の授乳への理解と尊重を求めて運動を重ねた。

 この活動を受け、台北市政府や同市議員らが条例制定に向けて動き出した。授乳について無関心な人が多く、運動は難しかったが4年がかりで条例制定にこぎ着けた。

 条例は授乳の阻害への罰則のほか、授乳中の母親を授乳室に追いやるような圧力をかけることも禁じている。台北市には授乳を阻害された場合の通報電話も設置された。

 立法院では男性議員を含む立法委員(国会議員)が授乳権保障の立法化を進め、「全土で女性と乳幼児が親しみやすい公共空間を作ろう」と訴えている。

 台湾母乳協会の高宜伶秘書長(36)は条例化の成功を喜びながら「まだ道半ば」と語る。働き続ける台湾人女性が増える中で、職場でも授乳権が保障される「優しい育児環境」を整えることが今後の課題だという。
毎日新聞 2010年4月3日 東京夕刊


by Dr-bewithyou | 2010-04-05 23:03 | 応援メッセージ:ママ達へ | Comments(0)

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