黄砂とぜんそくの関係
2010年 08月 11日
読売新聞「黄砂の日ご用心、児童ぜんそく黄信号
と言う記事がありました。
黄砂当日に入院するリスクは普段の1・9倍、小学生に限ると3・3倍高いことがわかった
なのだそうです。
黄砂の飛ぶ日は、ぜんそくを持つお子様に関して、
外気に不要に触れない対策が、ぜんそく発作を防ぐかもしれない、
と書かれています。
空気から始まる問題は防ぎにくそうですが、
減らせられるリスクは減らして、
ぜんそく発作に苦しむ子供を減らせるきっかけは、
一つでも多いと心強いですよね。
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おしらせ:
平成22年4月から活動拠点を松山市から
香川県高松市に移動しましたm(_ _)m
同じ思いでお産を見守る助産師さんとの出会いも
あったらステキだなあ、と思っております。
元記事
黄砂の日ご用心、児童ぜんそく黄信号
黄砂が中国大陸から飛来した日は、児童がぜんそくの発作で入院するリスクが3倍以上に高まることを、京都大学の金谷久美子医師と伊藤功朗助教らが突き止めた。
黄砂が微生物や大気汚染物質を運ぶことは知られていたが、子どもたちの健康に深刻な影響を及ぼしている実態が浮き彫りになったのは初めて。米国胸部疾患学会誌で発表した。
金谷医師らは2005~09年の2~4月、富山県内の基幹8病院にぜんそくで入院した1~15歳の計620人について、入院する前の1週間に黄砂が飛来した日があったかどうか、環境省の大気測定データで調査。さらに、入院とは無関係な期間の黄砂の有無も調べ、黄砂と入院との関係を比較した。
その結果、黄砂当日に入院するリスクは普段の1・9倍、小学生に限ると3・3倍高いことがわかった。また黄砂の飛来から1週間は、入院リスクが普段の1・8倍という高い状態が続いていた。男子は黄砂当日の入院が多いのに対し、女子は数日後に入院するケースが目立つという。
伊藤助教は「学校や家庭で気象庁の黄砂予報などを積極的に活用して、窓を閉めるなどの対策を講じれば、入院するほどの発作は減らせるのではないか」と話している。
(2010年8月10日07時54分 読売新聞)