乳児が鉄を摂るのに役立つレバーペーストのレシピ

昨日、twitterでの会話で、
日本の、「離乳食」の指導は、まさにいかに、
授乳を止めていくかの指導だね。
WHOの補完食の考え方とは違いすぎるね。という話しをしました。

そこで、教えてもらったレバーペーストのレシピの
サイトを下にご案内しています。




赤ちゃんの補完食の考えは、いかに
足りなくなった鉄などを補いながら、
健康に授乳を続けていくかという所にポイントが置かれています。

だから、最初に、重湯や野菜の煮汁みたいに、
さらさらで、栄養価の低い物をあげる事は求めていません。

むしろ、お匙から滑り落ちないくらいのとろみのある物から、
開始しましょうというのがWHO流です。
小さな胃袋にカロリーの少ない物を流し込むことで生まれる
栄養失調を防ぐためです。

http://whqlibdoc.who.int/hq/2000/WHO_NHD_00.1_jpn.pdf
↑はWHOのサイトですが日本語で補完食の説明をしています。

JALCのカレンダーを売っている
JALCのwebショップでも、WHO関連書籍として、
購入できます(pdf書類は自分で印刷したり綴じたりが大変な人は、
購入がお勧めです)。


果汁も、アメリカ小児科学会では、
乳児に与えることに対する問題点が分かってきています。

昔、ミルクの質が悪かった時にビタミンCを赤ちゃんに与えるため、
早いうちから足していた果汁も、肥満の原因、甘い味への嗜好、
下痢の原因、細菌感染のリスクなどから、
乳児に与えることを控える考え方です。


で、まず、最初に足りなくなるのが鉄です。
フォローアップミルク、、、これは、厚労省の「授乳・離乳の支援ガイド」2007年改訂でも、
赤ちゃんに必要な物とみなされていません。
(フォローアップミルクは母乳や育児用ミルクの代用ではなくて、
 牛乳の代用品と考えてくださいね)

なぜなら、鉄が足りないなら、
敢えて鉄を補強した牛乳製品をあげるのではなくて、
鉄の多い食材をとればいい話しですから。

鉄が多い物として、有名なのがレバーですね。
私はそのほかに、納豆やあさり、ほうれん草や小松菜を提案します。
(植物性の鉄は吸収率が低いので沢山取る必要があります)
豆製品は、鉄が多く含まれています。
ひじきは鉄も多いですが、赤ちゃんには消化しにくいですよね。
(ヒ素が含まれているためひじきは大人でも続けて食べないよう
 気をつけてください)

その鉄の多い食材の代表としてのレバーを、
いかに補完食に取り入れるかの一つの方法として、
ペーストにして利用しやすくしましょうと言うサイトが↓
レバー(応援!“離乳食”)-*素敵ママ応援SHOP*Babyベビー
昨日、教えてもらったばかりの情報です。

レバーペースト、というと、
松山市の南堀端のamitieのレバーペーストは大好物でしたが、
赤ちゃん向けの物には、生クリームもナツメグやアニスみたいな、
スパイスは一切入っていません。。。。

鉄が足りなくなっている子供は
鉄の多い食材を美味しく感じるようです。


お試しあれ。
ちなみに、私はこの赤ちゃん用のペーストは食したことないです。
実際に試したお母様、よろしかったら感想などを、
コメントにいただけましたら幸いです^^






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about me:
香川県高松市の産科クリニックに勤務していますm(_ _)m
ハグブログに共感する思いでお産を見守る助産師さんとの出会いも
あったらステキだなあ、と思っております。

目標は「母乳育児支援を学ぶ会in四国第2回」。
まだまだ、道のりは遠いですが一緒に実現してくれる
仲間を募集しています





Commented by みっきい at 2010-12-11 15:39 x
補完食が始まる頃、鉄分が不足すると聞いてから、
レバーペーストをまとめて作る様になり、
今でもジップロックで平たく保存してます。^^ゞ

それほど真剣に読んだり調べた訳じゃないですが、
レバーのレシピってなかなかなくて、
あっても「レバーバナナ」とか「レバーとさつまいものペースト」とか、
大人ならまず食べたくない様なレシピばかり。
(要は薬と同じ考えで、赤ちゃんが好きな物に混ぜてしまえ!
って発想なんでしょうが、それにしても。。。)

子供の味覚も個人差が大きいので参考になるか分かりませんが、
うちの子は、親が疑問符のレシピは予想通りの結果でした。--;
十分な加熱も臭み取りもしてますが、
やはりレバーはレバー、臭みも味も強いので、
好きな物にただ混ぜりゃいいってもんじゃないです。--;

成功したのは、カレーやトマトソースなど、
レバーの個性にある程度太刀打ちできるメニューで、
この2つはうちの子の大好物です♪
Commented by みっきい at 2010-12-11 15:40 x
と言っても濃い味つけにはできないので完全消臭(?)ではないですが、
よほどレバーが大嫌いでない限り気にならない程度です。

あと、レシピの選択よりもっと効率的な方法は、
その辺の安いスーパーのレバーではなく、
ある程度定評のある肉屋で購入することです♪♪
うちはたまたま歩いていけるトコにあり、
それも格安なので大助かりです。
臭みも少ないし、それより何より「味も風味もいい!」ので、
ダシや塩などの味付けもさほどなくても美味しいですよ(^^)v

参考になるか分かりませんが、1つの体験談として書かせてもらいました。^^
Commented by Dr-bewithyou at 2010-12-11 23:24
みっきいさま>
最近は、痛みは大丈夫でしょうか?

レバーの経験者だから分かる情報、ありがとうございます。
レバーにバナナ(´-ω-`)、、、、すごいことを考える人がいますね。

すごい脱線しますが、私が赤ちゃんだった頃の離乳食は、
チーズとトマトのごった煮がよく登場したとか。
実は、今も疲れると、チーズとトマトを欲しがる体に育ちました。
(母はチーズは今でも好まないので、親と味覚が少々違うようです)

鉄を有効に摂るのは和食では結構大変そうですね。
Commented by みっきい at 2010-12-13 14:20 x
トマトとチーズ、大人でも好きな組合せですよね♪
ミートソースに粉チーズたっぷりかけて食べると美味しいです♪♪
あ、話の趣旨はそこじゃなかったですね^^;

レバーも良い物、新鮮な物であれば、
豚汁とか肉豆腐「風」などそれなりにイケます。(うちの子限定?)

授乳が本人のペースで1日1回だけで少ないせいか、
痛みはほとんどない日々です(^^)v
たまーに詰まりかけてS助産師の助けを被りますが^^;;
お蔭様で自力で対処できます。
あとは季節の変わり目に切開痕が痛くなるくらいです。。。

本人は出なくなったせいか、「??」って顔で吸ってます。
その時、初めてアヒルの様な口で吸ってるのを見ました。
1歳6ヶ月目にして初めて見る光景です。--;
Commented by Dr-bewithyou at 2010-12-13 22:01
みっきいさま>
レバーでも豚汁風、肉豆腐風が美味しいとは、
かなり鮮度の良いレバーが手に入るのでしょうね。

1歳6ヶ月で、ついにアヒル口に到達♪
なんと長いこと苦労されたことか。
痛い授乳をよく乗り越えてここまで来ましたね。
母ってすごい存在ですね。改めて。

乳房膿瘍がもっと当たり前に診てくれる医師が、
どこにでもいる時代にしないといけないですよね。
Commented by やのひろみ at 2010-12-19 01:24 x
おおお~~~
どうしたらええんでしょ(汗)
10倍粥からまさに今日スタートしたんですが・・・
レバーは中期からって感じでしょうし、
とりあえずは明日から5倍粥くらいにしてみようかなぁ。
Commented by Dr-bewithyou at 2010-12-19 09:25
やのひろみさま>
日本の離乳食指導が、残念ながら「早期離乳」を目指していた時代の名残のような、理にかなっていない形で行われているのです。

困りますよね。これだけ違うことを言われたら。

そんなときのスタンダードとして記事にも書いた
http://whqlibdoc.who.int/hq/2000/WHO_NHD_00.1_jpn.pdf
↑この資料。キャッサバやタロイモが出てきてちょっと笑える部分はありますが参考にしてみてください。

飲み込めるかどうか?ウンチにでないかどうか?をよく観察しながら色々試してみてくださいね。上記WHOの「補完食」によると、
>生後4~6か月になると、濃いお粥、ピューレ、つぶしたものを
>容易に 食べることができるようになります
だ、そうです。お家はキチャナクなるかもしれませんが、兄ちゃんの食べているものをいろいろ触らせてみたら好んで舐めるものが赤ちゃんに必要なものというわけです。
・・・と、言っても、納豆を触った手であっちこっち触られるのは勇気が要るでしょうけど(^^;)。

離乳食=おっぱいを止める食事と考えるか、
補完食=おっぱいを完璧にするための補助の食事と考えるか、、
で、随分と違うでしょう?
Commented by まるいココロ♪ at 2011-01-06 09:14 x
補完食の考え方、とても興味深いです。

アレルギーを防ぐためには、未熟な腸にアレルゲンとなる物質(卵・牛乳・小麦など…)を急激に入れてはいけない、ということは聞いたことがあります。

果汁が離乳食で必要ないことも。


鉄が、足りなくなるんですね。
時期が来たら、レバーペースト試してみます。
Commented by Dr-bewithyou at 2011-01-07 17:17
まるいココロ♪さま>
色々とお勉強なさっているんですね♪

日本の離乳食はWHOの補完食と随分といろんなことが、
違うので戸惑うことも多い生活が待っているのですが、、、
「欲しい!」と
思ってくれるものが必要なものなのは間違いないです。

今の、おっぱい?おしめ?抱っこ?と考えながら,時に悩みながら
赤ちゃんを見つめる生活は、先になって赤ちゃんが体に必要な
栄養を一緒に見つけるための練習になっていたりします。

赤ちゃんとの生活には慣れてきたでしょうか?
通院は大変だと思いますが,もう一度
体重をチェックさせていただいたら更に安心かと思います^^
Commented by ショコラ at 2012-03-03 00:26 x
過去記事に失礼します。
ちょうど息子が離乳食の時期になっているので、レバーペーストのレシピを調べてたのですが、こちらのレシピは牛乳を使いますね。ニューマン先生の『母乳育児が必ずうまくいく本』では「生後1年間にまったく乳製品を与えないことで将来の糖尿病がかなり防げる」みたいなことが書いてあって、その後LLLのカンファレンスでご本人がそういう研究は否定されつつあると書いていらしたの見たんですが、牛乳を離乳食調理に使うのって生後どれくらいからがいいんでしょうか。シアーズ博士の育児本だと2才くらいまでは乳製品は牛乳よりヨーグルトの方がいいとか書いてあったので、乳児に牛乳は早いのかなと思っているのですが。
Commented by Dr-bewithyou at 2012-03-08 14:35
ショコラさま>
コメントをありがとうございます。

牛乳は基本は赤ちゃんの胃腸が大人並みに成長する
2歳以上から。
それまでの補完食には母乳か育児用のミルクを、と、
いつも私は説明しています。

ご指摘のレバーペーストのレシピでは、
牛乳を臭み抜きに使っていますね。
私はそれは洗い流すから構わないかなと理解して
気にかけませんでした。

母乳以外の乳製品はアレルギーなどの原因になり得ますよね。
ヨーグルトだとタンパク質が分解されていそうですね。

ですが、、、ヨーグルトでも、レバーの臭みは抜けるのか、、、
最近は料理を全くしない私の代わりに、試してみていただけたら
嬉しいです♪

Commented by にゃんこ at 2013-07-11 16:10 x
八ヶ月の男児の母です。
離乳食が進まずに調べていたところ、こちらで鉄分が不足していると美味しく感じるとの事でしたので試しにレバーペーストを作ってみました。

結果、初めておかずを残さずに完食してくれました!嬉しい(T_T)

とても手間がかかりますが、大人が味見しても美味しく臭みも新鮮な物を使って、臭み抜きをすれば全く気になりません。

ただ衛生管理が気になるので裏ごししてペーストにした物も、最後に鍋で再度火を通してから冷凍ストックします。出来上がりはほんの少しになってしまいますが、我が子の笑顔には代えられません。



Commented by Dr-bewithyou at 2013-07-11 17:07
にゃんこさま>
レバーペーストがお子さんの食欲を引き出したとのご報告、
ありがとうございます。

実際に、作ったり食べたりした方の感想は、別の
悩めるお母さん達への応援になって行くと思っていますので、
感想、とても嬉しいです。

息子くんも「おっぱいと違っても美味しい」という
新しい経験に出会えた出来事だったことでしょうね。
Commented at 2013-10-21 22:19 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Dr-bewithyou at 2013-10-22 17:21
2013-10-21 22:19 鍵コメさま>
初めまして。コメントをありがとうございます。

離乳食を色々お勉強をしていくと日本での今までの指導内容とズレがあって、何をどう選択したら良いのか迷ってしまった、というご質問なのですね。

>素人の判断
で、と、新しい情報で赤ちゃんの食事を準備することに迷いがあるとのこと。赤ちゃんの健康に食事はつながりますものね。これは、赤ちゃんに食べさせてみたら分かるかと思います。どちらを好んで食べるかを観察してみましょう、と私はお話します(私は産科医で小児科専門ではないのですが)。

つづく
Commented by Dr-bewithyou at 2013-10-22 17:21
つづき

新聞紙を敷いて汚されても良いように準備して自分で握ったり舐めたり出来るように夕食の一部を触らせてあげると,不思議なことに鉄の多い食材、つまりレバーやアサリ、豆製品を赤ちゃん自身が好んで選ぶのだそうです。

日本の指導が「離乳食」つまり乳を離す,止めさせる食事で、WHOの補完食は,如何に長く授乳を続けるか?そのために足りない物はないか?という発想のもとで考えられていると
受け止めることも出来るのではないか、と私は解釈しています。一食で赤ちゃんの体調は崩れないのでよくよく観察しながらお食事につきあって見るのはいかがでしょうか。

高橋有紀子先生がこのブログを紹介してくださったのですね。今度お会いした時にお礼を言っておきます。
Commented by つんママ at 2013-10-23 22:46 x
上の鍵コメの者です。突然の長文の質問に、早々にご回答いただき、誠にありがとうございました。

「赤ちゃんの様子をよくみて」欲して食べられるもの、様子がかわらないものであればOKということでしょうか。。
はじめての離乳食で、これでいいのかな?と自問の日々ですが、娘が元気にパクパク食べてくれるので、よかったのね、と思いながら進めていますが、いま困っているのが、鉄分の摂取に欠かせないレバーなどの肉類をいつから与えるかということです。私の手元にある本などには、9か月からとなっているのですが、WHOの資料をみた身としては、それじゃ遅すぎると思うのですが、はたして赤ちゃんの消化機能や異種タンパク質への免疫機能の面からみて、何カ月ごろから摂取しても問題ないのかがわからないのです・・・。ご回答いただければ幸いです。。
Commented by Dr-bewithyou at 2013-10-25 16:55
つんママさま>
そうですね。おっぱいだけを飲んでいたときに比べて
色々と個人差も出来てくるし、日本の指導とWHOの指導も違うし、悩みどころが多い部分です。

アレルギーなどの発症予防には5-7か月くらいからの
タンパク質開始が効果的である研究結果がだんだんと
積み重なってきているようです。

赤ちゃんが好んで触るか?
飲み込めるか?
ウンチを見て消化されているか?
、、、これに、つんママさまのおっしゃる「元気にぱくぱく」
が、見られていれば、
赤ちゃんにまず問題は起こさないと思います。

日本の指導も、これから変わって行くかと思いますが、
厚労省の「授乳・離乳の支援ガイド」は2007年版ですが、
既にその頃から、今普及している指導とも
少し色合いの違う離乳の進め方が示されていますので参照してみてはいかがでしょうか。
http://smilehug.exblog.jp/5266081/

つんママさまのこうやって、赤ちゃんを大切にする思いが、
赤ちゃんの健康の大きな味方となって行くことと思います。
Commented by つんママ at 2013-10-26 22:01 x
親身にご回答いただき、感謝です。
やはり基本は、赤ちゃんの様子をよくみて、ということなのですね。
これからも、娘との言葉なき対話を大切にしつつ、離乳食を進めていきたいと思います。ありがとうございました。
Commented by Dr-bewithyou at 2013-10-27 19:36
つんママさま>
おっしゃるとおりだと想います。
今、正しいと言われていることが、いつかは古い情報になることも珍しくありません。

だから、「あれ?」とか「変じゃない?」と
ご自身で気づいた感覚を大切になさっていくことは
赤ちゃんとの暮らしでは,欠かせない感覚と判断して良いと思います。

こちらこそ、何度もコメントを下さってありがとうございます。
Commented at 2015-08-06 16:32 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by Dr-bewithyou | 2010-12-10 20:33 | あると便利なもの | Comments(21)

赤ちゃんとのつきあい方の情報メモ。母乳育児(おっぱいライフ)の応援をしている産科医 戸田千のブログです♪ 下方の「ブログの説明」に利用上の注意もありますので必ずご覧になってください。


by Dr-bewithyou
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