授乳は片方5分ずつ×2セットとか3セット、、、本当に?

この話題は、支援スタッフの方に特に読んでいただきたい内容です。



お友だちのメールに、「白斑は、乳管が細くてできる体質的なもので
母乳が沢山出ている人がなるのだ、と母乳外来の助産師さんが
言っていました」とのお言葉。

で、今日、お電話をくれました。

友「5分ごとで交代して、短時間でしっかり飲ませたら母乳が増えるから」
。。。
私「(あちゃ。そういう指導なのねと思いつつ〉・・・ふむふむ。」
友「でも、あんまり○○くんがいやがるし、授乳が痛いから
 二回位試して彼のペースに戻しちゃったんだけど、、、
 いいのかなあ」

友「マッサージをして貰ってしこりは取れたし、
 授乳の仕方をみてもらったら、フットボール抱きが良いって」
。。。
私「(生後3ヶ月近くなってフットボール抱きか、と思いつつ)ふむふむ。」

友「白斑は乳管が細いと仕方ないんだってね。体質だから。」
。。。
私「(体質なら治らない人がいるはずだが
   私は治るのに時間がかかる人の経験はあるけれども
   治らなかった人は診たことないがな、、、と思いつつ)ふむふむ」

友「授乳クッションを使いなさいと言われて、
 ずっと使っていなかったのを押し入れから引っ張り出して、
 ○○くんの下にぐいっと入れたら、腕が痛くなったみたい」と。
私「よかった、よかった。「授乳クッションがダメ」ではなくて、
  使い方が大切よね」


こういう指導をされる助産師さんたちがいるので、
「○○方式?」と尋ねましたら、やっぱりそうでした。

それでうまくいく人もいるので、絶対的な間違いではないと思います。
とてもそういう指導が合う人がいらっしゃるのも間違いないです。


でも、授乳の支援の基本は、私はまだうまくないとは言え、
「崩れていないものは治さないこと」
なのだとすると、ことごとく母乳相談に来たママのやり方に対して、
エビデンスの伴わない指導を重ねるのは、、、、
う〜んと、思ったのでした。

5分ごとの飲む乳房の交替は、赤ちゃんによっては、
とても自尊心に傷がつく事があります。
以前にそのような赤ちゃんのママの乳腺炎に、
とても、頭を悩ませたことがあります。

4ヶ月やそこらの赤ちゃんの自尊心?と思うかもしれませんが、
以前の記事
詳細を書いてありますので、
興味を持たれた方はご覧になってくださいね。


ご機嫌よく飲んでいたのを急に離されると、
とても気分悪い!と感じる子供さんもいらっしゃると言うわけです。

授乳時間は個人差があります。
生後2-3ヶ月にもなると、もの凄く分泌の良い方では、
確かに5分ごとの授乳で赤ちゃんもスクスク育って、
母親も乳腺炎にならない人もいます。

でも、生まれてすぐは、赤ちゃんは、
空腹感というものがまだ機能していないので、
口にくわえてもぐもぐするだけでも嬉しい時間であることは
珍しくないようです。

もぐもぐして、一滴二滴の母乳を舐めとるように口にしていれば、
誤嚥(誤って肺に吸い込むこと)するリスクだって減ってきます。

長い授乳もママが痛くないなら、そして、
お食事やシャワーなどのご用がないなら、延々あげても大丈夫です。

ただお母様たちはとても、わが子思いで一生懸命なので、
「痛くても我慢して長く授乳」してしまう方がいらっしゃいますが、
そのような方では、乳頭に深い傷ができて、
あと授乳が怖くなったり辛くなったりすることもあるし、
乳腺炎の原因になる事もあるので、
「痛い時は、ママだからこそ痛くないようにして、
長くおっぱいをあげれるようにしましょうね。
沢山おっぱいを作るようにしましょうね」と説明することはあります。


と言うことで、おさらいです。

5分に制限した授乳は母乳が増えるか?
私の所属しているILCA(国際認定ラクテーション・コンサルタント協会)では、
「欲しがる時に、泣く前に授乳を開始し、赤ちゃんが満足して、
自分ではなすまであげましょう」という取り扱いをしています。

母乳を増やすためには、母乳を飲み取って空にすればするほど、
沢山作られるようになる。。。
そういう知識をもつ私は、そこで考えます。
。。。「5分ごとの授乳で母乳が増えるって本当?」

正直に言います。
「本当?」というよりは「それは違うことない?」と感じるわけです。

授乳を続けていると後半で脂肪分の多い体重の増える母乳、
いわゆる後乳が出てくるので、前乳を沢山飲んでも、
体重が増えにくいことも知っているからです。

「沢山でている」から赤ちゃんが一気に飲むのではなくて、
前回、満腹していなかったからガツガツ飲むのだとしたら、
とてもかわいそうだと思うのですが、いかがでしょう。


フットボール抱きでの有効なラッチオンはどのようなもの?
沢山方法を持つことは役に立つのですが、
授乳が痛いというと、今の飲み方のマイナーチェンジでなくて、
いきなり抱き方までグイッと変えるわけですから、、、
私も経験しますが、お母様の納得は必要ですよね。

この冒頭のお友だち、ちょっと小粒の体型でもってグラマーなので、
あれこれ試行錯誤して今の授乳姿勢に辿り着いています。
体重増加も良好です。

で、まるでオチとしか言いようがないのですが、
「そういえば、私、
 フットボール抱きは生まれてすぐに勧められたけど、
 腕の腱鞘炎がひどくなって止めたのを思い出したわ。」と。

フットボール抱きでも良いのですが、
フットボール抱きで良好なポジショニングとラッチオンを
達成するには意外と観察が必要だったりします。


白斑は治らない?しこりにマッサージは必要?
白斑で、治るのに苦労したのは、前の病院で、
産後一年に復職したスタッフでした。でも、気づいたら、
治っていました。

白斑ができてしまった時、
ポジショニングとラッチオンでかかるムリな力を
解消すると1-2週間で多くの人は改善するようです。
飲ませる前に、乳首を温めて(蒸しタオルやシャワー)みると、
乳管が開きやすい人もいらっしゃるようです。

私は医師なので、外用のステロイド剤を処方できるので、
重症の方には1日に3回ね、と、処方します。
米粒位を乳首に乗せて、体温で溶けるのを待つ感じです。
すり込むと痛いですからね。
更にかわいそうなほど痛みがありそうならラップ療法を提案します。
ただ、ステロイドは効くので使いすぎがちです。
あとで、カンジダなどの真菌症を合併したら余計に痛くなるので
気をつけて使用する必要があります。

マッサージは、有効な搾乳を一回行うと解釈すると、
とても理解しやすいかと思います。

耳たこの痛くない授乳法を、再確認してみると色々な問題が見つかることもあります。


授乳クッションは必要?
これ、難しいです。
ほ乳瓶で授乳する時にはあると楽だろうと思います。
でも、母乳を授乳する時には、結構、
授乳クッションのせいでうまくラッチオンできないことも。。。

赤ちゃんを載せるもの、、、、の意識を、
ママが楽になるために使えるもの、と、
頭を切り換えて使用する方が良さそうです。




片方5分ずつの授乳、、、まとめです。

◇母乳分泌量は増えない可能性が大きい
◇赤ちゃんが途中でおっぱいをとられて拗ねることは
 充分、考えられる(ワガママ、、、でなくて、
 自分の思い通りにできない不自由さを感じているために)
◇授乳時間が短くてもポジショニングとラッチオンとが
 改善しない間は白斑も治らない。
◇生まれてすぐの子供は結構長いことくわえることが多い。
 これは、痛みさえないなら、ずっとくわえているのも、
 赤ちゃんが和むので仕方ないと思われます。
◇ある程度、月齢の進んだ子が長い時間授乳する時は、
 ポジショニングが背と体重の変化で、ずれていることが多い。



結果として、私は(たぶん、他のIBCLCもそうだと思いますが)、
5分5分の時間授乳を勧めません。

今もそれを勧めているスタッフの方には、
本当にそれで良いのか再考していただけたらと思っています。



お友だちのおっぱいライフが痛みの少ないものと
成長していきますように。




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about me:
香川県高松市の産科クリニックに勤務していますm(_ _)m
ハグブログに共感する思いでお産を見守る助産師さんとの出会いも
あったらステキだなあ、と思っております。

目標は「母乳育児支援を学ぶ会in四国第2回」。
まだまだ、道のりは遠いですが一緒に実現してくれる
仲間を募集しています





Commented by しろたん at 2010-12-20 23:09 x
そうなんですよね。エビデンスのない指導をしている助産師のなんと多いことか。食事指導なんかうんざりしちゃいます。あれもこれもダメっていうのはどうなんでしょう?この記事であげられている5分で交互の授乳という指導も多いですね。妊娠中から母乳育児に関して正しい情報がお母さんたちに届けられるとよいのですが…。
Commented by まるいココロ♪ at 2010-12-21 08:34 x
泣き声が全て「おなかすいた~!」に聞こえてしまう…

授乳のときは、余程痛くない限り、赤ちゃんが乳首を離すまでくわえさせています。

そのおかげで、ほぼ1日中座りっぱなしです…

何度もくわえ直したり、おっぱいと全然関係ない方向で口を大きく開けたり、なかなかうまくいかないことも多いので、少し根気が入ります。

赤ちゃんが求めているだけ飲ませられるようになるために、まだまだ改善の余地があるのでしょうね。
Commented by こな at 2010-12-21 09:19 x
初めまして。
いつも読ませていただいてます。
先日、自治体の派遣での助産師さんの訪問で言われました「5分で交代」!
うちの子は、一度離すと続けて吸わないことが多く、一回の授乳で片乳しか吸わせてなかったのです。
しばらく試してみましたが合わず、片乳たっぷり+乳首を離した後欲しがったら反対のお乳というやり方に戻しました。
これでもいいんですよね?

ところで、先生のお勤め先はこのブログでは公表されないのでしょうか?
私も現在高松在住なので、おっぱいトラブルの際は先生のいる病院で受診したいなぁと思っています(^-^)
Commented by at 2010-12-21 16:01 x
先日はありがとうございました。
コメントにておじゃまします、

そうそう、
そういえば、こんな事も。。。
最初は赤ちゃんが怒るかも知れないけど、5分5分で授乳した方が、赤ちゃんが沢山飲めて、
沢山出るおっぱいの循環がよくなると思うし、
色んな抱き方をして色んな角度から飲ませて、痛いところがまた詰まらない様に。。って。
長く飲ませても、後半は飲んでないと思うので。と。言われたのです。
でも、それって赤ちゃんの飲みたい気持ちを損ねるし、
ウチの仔は5分過ぎた辺りに少し休んでからまた吸い出すんですよね。
飲めるコだって居るのになぁって。

ま。。
授乳クッションも巨乳と痛い腱鞘炎には使い様だってわかって、ウチの仔には飲みやすくなったみたいですし。
迷ってたくわえかたの観察の視点がわかったので、それをよしといたしましょう。。って思っています。

おかげさまで、温めてから授乳すると痛みが取れて来て、白い部分の色が少しずつ薄まってきました。

ご相談にのって頂き感謝いたします。
Commented by Dr-bewithyou at 2010-12-21 22:36
しろたんさま>
よく言うように
「成功は、最大の失敗の元である」ということなのでしょうね。

5分ごとの時間授乳でうまくいった人がいる。
食事制限でうまくいった人がいる。
それを全ての人に採用していいのか、検証を重ねていけば、
指導は変わっても、母親は幸せになれるのかもしれません。

前と言うことが違うじゃん、と責める母親がいたとしても、
うまくいけば「勉強熱心な助産師さんですね」と、
尊敬してくれる人に変わるのに。。。

やっぱり、お母様たちも、新しい情報をつかむチャンスが
必要なのでしょうね。

Commented by Dr-bewithyou at 2010-12-21 22:43
まるいココロ♪さま>
頑張っていらっしゃるんですね。頑張るけど赤ちゃんの声が全部
「ひもじい〜〜、おっぱい〜(T0T)」に聞こえたら、
それは辛いのもごもっともです。

ラレーチェリーグの「だれでもできる母乳育児」によると、
赤ちゃんは10秒も泣くと、泣いていた理由を忘れるそうです。
手を舐めたらおっぱい。手を舐めたらおっぱい。。。
そういう生活をし始めると1週間くらいで、ちょっと、
赤ちゃんの気持ちが伝わりやすくなる人もいらっしゃるようです。

で、、、泣いている時は「そうなの。イヤなのね。」と、
そっと抱っこして
泣きたいだけ泣いていただいてから次の相談を、
赤ちゃんと繰り返していくなんて、いかがでしょう。

赤ちゃんに「飲ましてあげる」から、
赤ちゃんが「飲みやすいように応援してあげる」と、
見つめ方をずらしてみても、工夫の仕方が変わるかもしれませんね。

うまくいくまで、しばらく時間をくださいませ。
Commented by Dr-bewithyou at 2010-12-21 22:51
こなさま>
ブログを見つけてくださってコメントまで、ありがとうございます。

五分で交替、、、何か事情があったのでしょうか。

ムリに離されて赤ちゃんが怒る事は決して珍しくないです。
ただし、授乳が痛い時は、よくよくお願いして、
「ごめんね。痛いからちょっと反対のおっぱいにしてね」と、
伝えると、分かってもらえることもあるようです。
(赤ちゃんの能力、侮れません)

私は、、、先日「いいお産の日」に、高松テルサで、
講師をさせていただいた、、、というのでヒントになるでしょうか。
Commented by Dr-bewithyou at 2010-12-21 23:10
友さま>
痛いところがあるのは、せっかくのおっぱいライフにマイナスポイントになってしまいますよね。

私も、実は、昔は五分ごとの時間授乳で指導したことがあります。でも、一回離すと何か調子が悪そうと思っていました。後半の脂肪分の多い後乳をデザートのようにちびちび舐めたい子だっているのですよね。

痛ければゴックンゴックン飲みがチュクチュク飲みに変わった時が離し時です。友さまが、赤ちゃんをしっかり観察している、育児姿勢はきっと色々なトラブルを二人で解決するきっかけをくれると思います。

クッションの使い方に知恵をくれたし、たぶんお話をしている時に助産師さんからもらった「力になりたい」と熱心に思ってくれる気持ちに出会えたことは、貴重なご縁だったと、思っております。

ただ、願わくばその熱意の一かけで、赤ちゃんを観察する視点を合わせて持っていただけたら素晴らしい支援者が、また一人増えるのに、と願う者です。白斑はできてしまうと治るのに時間がかかる事もあるので、気長につきあって見てくださいね。お大事になさいませ。
Commented by たくmama at 2010-12-22 01:58 x
私は授乳する時に両方飲ませる事ってほとんどなかったです。
思えば最初のほうだけだったような…

左側を飲ませたら右側は搾り出し、次の授乳の時には右側を飲ませ左側は搾り出す
といった感じでした。
Commented by Dr-bewithyou at 2010-12-22 22:48
たくmamaさま>
自分で経験しながら、自分たちにベストな方法を
見つけていったのですね。

最初に指導されたことよりも、やりやすい方法があって、
それで赤ちゃんがご機嫌で、ママが痛むところがないなら、
どの方法も正しいのですよね。

みんな違って、みんな楽しい。そんな、おっぱいライフを
過ごしていただけたら、と願っています。

Commented by やのひろみ at 2010-12-23 02:19 x
同感です!!!
私も2セット、薦めてる本などもありましたが、
ウチの子の場合、ぼちぼち飲んでて、満足したら自分から乳首を話してにやって笑うんです。そうしたら反対、って感じで
ワンセットですね、いつも。
また今日も勉強になりました。

あ、離乳食は、5倍粥をすりつぶしてやってます。
離乳食の本などよりは断然濃い「初期離乳食」ですが
全く問題なくぱくぱく食べてごっくんできています。
明日は⑤サジです。
Commented by Dr-bewithyou at 2010-12-23 21:58
やのひろみさま>
やのさまのコメントを見てて、
教科書や助産師さんの情報と目の前の赤ちゃんの
状態が違う場合に、
赤ちゃんの方を信じる人と、教科書を信じる人の差って、
どこから生まれるのだろうと言うのが気になってきました。

その方法はうちの子には合わないみたい、と、
さりげなく判断できて無駄に悩まなければ、
たくさんの育児ストレスが軽くなるかもしれない、、、とか。

意外と、しっかりした濃いものでも、飲み込んで、
お母ちゃん、びっくりでしょうか。

飲み込めて食べたままの姿でウンチに出てないなら、
そのくらいのものを食べられると判断できそうです。
どんどん成長しますね。
Commented by ちー at 2012-07-10 14:24 x
私も言われましたね、まずは5分5分を目標と。
でも2往復って私も大変だし飲む方も気がそがれると思って勝手に7分お代わりに。
いいもん、順調にでっかくなってるからっ

5kgを超えてフットボール抱きするとずり落ちそうなんですが、「3ヶ月近くにソレ?」というのは、月齢的に無理が出てくるということでしょうか?
横抱き一辺倒だと飲み残しリスクが大きいかと思って交互にしていたのですが、初期の張り感が治まってきてる今、神経質になることもないんでしょうか。
折々に適切に見直せることが、順調の要件なんでしょうねきっと。
Commented by Dr-bewithyou at 2012-07-11 14:45
ちーさま>
5kgを越えてのフットボール抱きは、
赤ちゃんの知恵も力も、重さも、何もかもが、
フットボール抱きだとトラブルがより増えてきそうです。
もちろん、トラブルのない親子ならば、
フットボール抱きでの授乳だって、大いにアリ!ではあります(*^o^*)

横抱き、というか、どのような姿勢でも、
飲み終わったときに、おっぱいが柔らかくなって楽になっているならば、
飲み切れていると考えて良さそうです。

>折々に適切に見直せること
はい、まさにそうだと思います。
産後すぐだと、朝と晩とでも色々変わりますが、
月齢を重ねた子でも、ジワジワと、
「ベスト」な状態は変化していく事が多いようです。

赤ちゃんと二人で、色々、工夫してみて下さいね。
Commented by 佐藤1 at 2013-03-03 15:57 x
偶然、このページを拝見いたしました。先生が上でご指摘下さっている○○式かつIBCLC取得をめざす助産師です。
○○式、と二文字といえば、一箇所しか思い浮かびません。
先生はとてもお嫌いなのだろうなあ、という思いを感じつつ拝読させていただきましたが、看過できず、ここまで書かれては名誉が傷つけられているも同然だろう、先生はどういったエビデンスからここまで○○式を否定なさるのか、という気持ちが抑えきれず、僭越ながらコメントさせていただきます。

残念ながら○○式では5分2クールの指導は、○○式が始まった当初から一切行っておりません。
(3か月になって5分ごと授乳で分泌が増える、という話も今回こちらで初めて知りました)。

また、○○式では、昔からやっている助産師ほど授乳クッションを勧めません。
なぜなら、外出先に持って行けないからです。
また、フットボール抱きは、ゆがめて飲ませてしまうことが多いため、ヘタに飲むなら勧めないことが教科書や授業で強調されていますし、その方の授乳姿勢・方法が定まっていて、何も問題がないのならあえて修正しないことを私も○○式で初めて教わりました。
Commented by 佐藤2 at 2013-03-03 15:59 x
さらに「白斑は、乳管が細くてできる体質的なもので母乳が沢山出ている人がなる」というお話は初めてうかがいました。
多くの症例や研究データから、全く別の原因が理由ではないか等々の話は授業ではありましたが。

なお、○○式で、かつ勤務助産師の方は、名簿を見る限りとても少ないと思います。
先生が、産院等で不思議な指導を受けた方に「○○式ですか?」と尋ね、「やっぱり」、と思われることは実際に本当に多いのでしょうか。

私は企業人を経て助産師になりました。ほとんどの医師が、助産師が医師のように指導していたり得意になってマッサージしたりしているのを面白く思っていらっしゃらないことを、ひしひしと感じております(先生がそういう方だと申し上げているのでは決してありません)。

○○式では乳腺組織をもむようなマッサージは一切しておらず、ロルフィングのように筋膜をリリースする手法(人間は他の哺乳動物とは異なり、仰臥位で寝る、ブラで締め付ける、等で癒着が非常に強いのです。なお、ロルフィング等の手法では、乳頭直下の筋膜まで作用できません)で循環等を改善させ、赤ちゃんの吸引力の力を借りて、閉塞を解除させたりしています。
Commented by 佐藤3 at 2013-03-03 16:00 x
それに何のエビデンスがあるの?と叱られそうですが、○○式を覚える前と後では、治癒に導く時間が大幅に削減されているのは事実です。

また、私自身授乳中に○○式を受けていたことで、子供が喜んで飲むようになったり、自分自身のからだが非常に楽になったのを毎回、体感していたのですが、これは、受けたことがない方には伝わりにくいだろうと思います。

なお、乳腺組織をもむようなマッサージを乳腺炎の時に受けてしまい、悪化してしまっている方を多数みているため、へたなマッサージなら、しない方が自然だと考えます。

また、何をどんなに食べても詰まらない、という方もいれば、△△を食べると必ず詰まってしまう、と方も大勢います。
(母乳の話ではなく)何を食べてもアテローム(粥腫)が形成されない人もいれば、形成されやすい人もいる、という現状を考えると、食べ物が100%なんらの関連性もない、と断定してしまうことが、多くのお母さん達の益につながるのでしょうか。
Commented by 佐藤4 at 2013-03-03 16:01 x
△△を食べると、「笑っちゃうほど母乳の味がまずくなる」と母乳の味を確かめている方も沢山います。
だから赤ちゃんがひっぱり飲みしたり、まずい乳口を避けようと角度を変えようとして浅吸いになってしまいがちです。

好きな物を好きなだけ摂る食事より、長寿のためにも和食がいいとは広く言われていることだと思いますが。
かといって、食事制限をやたらとする助産師もとんでもないことだと思います。

その方にあった個別性のある助言が大切なのではないでしょうか。
ちなみに○○式を始めた○○氏は、かたよらず、さまざまなものを食べるように、と言っていたけれど、厳しい食事制限などはしていなかった、と聞いています。

ご本人が△△を食べると、どうも悪化することが多い、ということはご自分で自覚なさることが多いので、私も話をする時は、関係する方もいれば、関係ない方もいる、という話にとどめています。
一部にそのような厳しい助産師がいまだいるのはとても残念なことです。
Commented by 佐藤5 at 2013-03-03 16:01 x
いまとても増えているのは、片側何十分でも赤ちゃんがほしがるだけ与えなさい、という指導で切開に至るほど重症化してしまうお母さん達です。
入院中にその指導を受け、退院した足で、切開を受けに行かなければならない事例もありました。

だからといって、□□□□□という団体の助産師の指導はけしからん!と一刀両断に論じられるのは、乱暴な話ではないでしょうか。
○○式も、一部の助産師の極端な指導をとりあげて「あそこの組織は…」と喧伝されるのを快しと感じないのは同様です。

お母さんの利益第一の思いは同じではないかと思います。
他団体について、根拠に基づかないうわさをお控えいただければ幸いです。
Commented by Dr-bewithyou at 2013-04-10 14:38
佐藤さま>
ご丁寧に、長文のコメントを書いていただいて、ありがとうございます。

○○式、は特定のものをさすのではなく、
母乳の専門家として乳房管理をすると電話帳に名前が載っていたり
口コミで人気のあったりする助産師さんなど、を示しました。

大きなトラブルを抱えて受診した方の問題を複雑にしたのが、
ご本人さんが何かしたことよりも、
母乳の専門家の言葉だったという事でこまった事がある、、、と
いうことをお伝えしたかったのです。

佐藤さまが2文字の○○式で、学ばれたことの中には、
ここで示したような極端な指導はなかったとのこと。
そういうことを学ぶ機会があるのですね。

私たち専門家の言葉は、お母さまたちに大きな影響を持ちます。
常に、新しい科学的根拠のある情報を収集し、
その言葉がどのように母乳育児に影響したかについて
評価・観察していくよう、気をつけて行きたいと思います。
by Dr-bewithyou | 2010-12-19 22:31 | 応援メッセージ:支援スタッフ | Comments(20)

赤ちゃんとのつきあい方の情報メモ。母乳育児(おっぱいライフ)の応援をしている産科医 戸田千のブログです♪ 下方の「ブログの説明」に利用上の注意もありますので必ずご覧になってください。


by Dr-bewithyou
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