明るい笑顔のために(^0^)

発想の転換-いつもどおりのままのぷーさまに、トラックバックさせていただいています。


私は産科医としまして赤ちゃんが生まれる前と入院中、そして一ヶ月検診までママ達とご一緒させてもらっています。その中で私の方が、知ってて欲しいことを伝えるのに時々精一杯になってて、「正しいことは、今はおなかいっぱい」とちょっと後ろ向きになってしまったママ達を受け止めるのは、中々思い通りに行ってないのだろうなあと、頑張っているママの生の声を聞くと思うことが度々です。

ビジネスとして行う仕事は、締め切りが有るし達成度もこのくらい出来てたらまぁまぁと言う判断がしやすいのだけど、赤ちゃんと二人の生活だと忙しいようで時間制限がないからどこまでやったら終点、とか、ここまで出来たらOK,という基準がぼやけているスタートとゴールを自分の中に作るのが案外難しい生活をしてることも有るのだろうな、と、改めて思う訳です。


真言宗の尼さんの講話を聞いたことが有るのですが、
「人は幸せになるために生まれてくる」と、その尼さんはおっしゃっていました。私のように一人気ままな生活をしているときには、生活の中で目に留まるしあわせは割とイメージしやすい物なのだけど、ママがいて赤ちゃんがいる生活では「ママのしあわせ」と「赤ちゃんのしあわせ」がいつも天秤のつり合う物だと最高ですよね。でもそれがどっちかに傾くことが多いのは、簡単なところで「ママは夜寝たい」が「赤ちゃんは夜になるとワクワクして(または冷や冷やして)起きて遊んでいたい」みたいなことがいっぱい有るのが難しいところ。ママと赤ちゃんが一心同体の幸せさを感じられていたのが、赤ちゃんが生まれてしばらく経つと薄まっていくことも有るわけです。そこに、どんなふうに新しい風を吹き込ませることが出来るのか。

難しい、難しい(^0^;



ママと赤ちゃんの笑顔を支えるのにじゃあ、私には他に何が出来るのか、を考え続けていきたいものです。もしかして上手にママを信じることが出来るちからを持てることが役に立つのでしょうか。
Commented by ぷー at 2005-07-15 20:56 x
トラックバックありがとうございます。
私にはそのままのDrで充分笑顔を数倍にしてもらえています。
いつもどうもありがとう。。。。。

私にとって子育ては愛らしいと憎らしいの繰り返し(笑)
それでも最後にいつも笑顔でいられるのは
まわりにいつも聞いて頷いてくれる人がいるからだと思っています。

これからもどうぞよろしく~☆
Commented by Dr-bewithyou at 2005-07-16 21:37
ぷーちゃん>
多分ね、理想は「いつも笑顔!」なのよね。
それが思うように行かない事が有ると言う事実があるけども。

じゃあ、いつも笑顔!からブレたときにどう対応するか。
・・・ある小説を読んでるときに書いてたのだけど、
赤ちゃんはママのその心の動きと態度とから人とのつきあい方を学ぶとか。
だからママの気持ちと行動が一致してるほうが子供はまっすぐに育つんですって。
意外なことに「もう邪魔なんだから、あっちに行ってよ」と思って、
そのまんま行動する母の子供は、もっと自分を構ってくれる大人を、
見つけてまっすぐに育ち、同じように思っててるのに、
「私はあなたのことが大好きよ」と言う行動をする親の子供は、
思ってることとしてることとどっちを信じていいのかわからないから、
却って問題行動を起こしたりするのだと。

ぷーちゃんは、だから、その思った通りに行動しても、
決して虐待はしないから(と、断言してあげよう)、安心して、
正直にミニぷーちゃんとの時間を重ねていってね(^0^)/

それにしても暑いね。夏だね。 こちらこそ、
貴重な気付きと笑顔をいつもありがとう(^0^)
by Dr-bewithyou | 2005-07-14 19:03 | 問題発生 | Comments(2)

赤ちゃんとのつきあい方の情報メモ。母乳育児支援(おっぱいライフ応援)をしている産婦人科医・IBCLC 戸田千のブログです♪ 下方の「ブログの説明」に利用上の注意もありますので必ずご覧になってください。


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