うちの乳児を保育園に預けて復職するのだけど母乳育児は?

最近は保育園に子供を預けるのが難しいため、
1歳まで育休を取ってから復職、、、と考えていたのだけど結局は
沢山入園を引き受けてくれる4月に復職せざるを得ない。
そんなママが増えてきた印象があるのは、
地方自治体による差なのか、不況による差なのか。

どのような事情にせよ、
予定よりも早く我が子を保育園に預ける母親が増えています。


さあ、頑張るぞぉ♪と気持ちよく再出発を待っている人もいれば、
今まで、ずっと一緒だったのに離れても赤ちゃんは大丈夫かしら?
離れるなんて寂しいなあ。仕事、覚えているのかしら。と、
不安が次々とわいてくる人もいらっしゃるでしょうね。



ラブラブだった生活から、お昼間はそれぞれに別々に頑張って、
夜は今まで通りにラブラブでいるためのコツを
つかんでしまえば、こっちのものなのですが
そこがまだ見えないスタートの人も多いことでしょう。

赤ちゃんは、急に「社会人」として成長するし
お母様は、締め切り無し、再現なしの育児と違って、
一つ一つノルマをクリアできるお仕事の世界を持てば、
育児生活に生まれかけていた退屈をやっつけられるでしょうから。



さて、まだ1歳にならない赤ちゃんを保育園に預ける事を
想像したママたちの頭の中には
復職=母乳終了
という構図が浮かぶ事も珍しくはありません。

母乳=抱っこしないとあげられない
ですものね。。。ちょっと待ってください。本当にそうでしょうか。


そう。搾って飲ませるという発想はいかがでしょうか。
↓はJALCの情報です。
http://jalc-net.jp/FAQ/ans10.html
(2016/02/15確認)

母乳が出ているかどうかを確認するのに、
搾るのは実はあまり賢明で確実な方法じゃあないので、と、
今まで度々書いてきましたが、
搾るコツさえ身につけたら案外簡単に母乳を
搾れる事が出来る方が沢山いらっしゃいます。

母乳が出る場所を母乳が出るように圧迫するには
母乳の出る場所を、おっぱいぬいぐるみで示したうちのブログの記事を参考にしてもらうと、
母乳の出る場所がわかりやすいのではないでしょうか。


搾るのが苦手で、、、という方には、荷物になりますが
搾乳機も現在ではいろいろなものを手に入れることが出来ます。


たとえば高松市近辺なら
オカウチAPIさんなどで、
搾乳機のレンタルや購入のシステムが利用出来ます。
(私は、オカウチAPIさんとは利益相反はありません)
消耗品はこちらのお店では楽天でオンラインショップも併設しています。


手搾りか、機械搾りかは、
どちらでも痛みが無くて、自分が楽な方法を選び、
育児休憩を利用して気楽に搾れることが一番だと思います。



実は、、、まだ、保育園や保育士さんの中には、
母乳の大切さ(医学的な大切さもですが、お母様の心にとっての大切さも)が
まだ、よく知られていない事が良くあります。

産科の先生や小児科の先生でも「ミルクで育児したらいいじゃない。」
と、母乳で育児したいお母様の気持ちを「わがまま」とか
「宗教」とかと、排除することも珍しくありません。
母乳が足りているかどうかを評価するときに、
「このくらい足りています」という伝え方をせずに、
「こんなに足りない」と言うだけでは満足できずに
「赤ちゃんの脳がひからびても良いのですか?」と脅された、という話しも
残念ながら耳にします。

お母様たちは大切な我が子へ、母乳が「このくらい足りています」と
言われれば、足りない部分をどうするか、ちゃんと考える能力が
有ることが案外、忘れられている部分があるのかもしれません。


ましてや、母乳に関する医学的知識を持たなくても、
今まで子供たちを安全に保育してきた保育士さんが、
母乳育児に抵抗することは想像に難くありません。


決して悪意から母乳育児を邪魔しようとしているのではなく、
今まではミルクでも大丈夫だった所に、
母乳育児という新しい方法が入ることに不安を感じるのは、
責任感の強い保育士さんなら、あり得る話しだと思います。

できたら、保育士さんを仲間にしましょう。
そして、出来たら、おっぱいライフのママ友を見つけましょう。

おっぱいライフの強みは、
人と人の繋がりを作る能力が、増している所にあります。
普段よりも射乳ホルモンであるオキシトシンの力のおかげです。
(恥ずかしがりの人、人見知りの人が政治家みたいに、
 誰とでも上手に交際できるようになるのはさすがに無理としても)


お昼間は、搾った母乳を飲んでもらって、
帰宅したら、または、保育園にお迎えに行ったらすぐに、
おっぱいタイムでお互いに、今日一日の頑張りを、
褒め合ってから、それからご飯を作るリズムが、
結構、晩ご飯を元気に作るパワーになる事を良く伺います。

急に全部ミルクにすると、
◇ミルクには抗体やウイルスや細菌と戦う仕組みがほとんど無いため
 子供が風邪や胃腸炎や感染症にかかりやすくなります。
◇授乳回数が多いときならば、ママが乳腺炎になりやすくなります。

↓そのほかの詳しい説明は
母乳育児に関するご質問(日本ラクテーション・コンサルタント協会)
ご覧になってください。

JALCのメンバーが、
復職する人が多いこのタイミングに間に合うように
急いでアップしてくれた貴重な情報です。



ママも完璧、仕事も完璧、妻としても完璧、、、、
は、格好いいけれどもそれを目指すのは大変です。

おっぱいライフは長くても2-3年で終わることがほとんどです。
仕事は定年まで働くならばまだ20年も30年も時間があります。
代わりの利かないお母さんの立場も、昔よりは、
社会全体が守ろうとしてくれてき始めています。

無理せずに続けられる方法は、働きながら、
ゆっくり見つかっていくことでしょう。

搾るのが大変で、ミルクに切り替えることもあるでしょう。
でもすぐに諦めずに頑張って一日でも長く母乳をあげられたならば、
赤ちゃんに届く素晴らしいプレゼントなのです。
そこまで頑張った自分をしっかり褒めてあげましょう。




最後に、こんなママさんもいますという実例を。

私の尊敬するおっぱいライフを続けながら働いた、
ワーキングウーマンの一人、やのひろみさんと
言う方がいらっしゃいます。今は卒乳されたみたいですが、
ラジオのパーソナリティとして、
愛媛県の人たちに元気を与えているママさんです。

1年くらい前の記事を読むと搾乳ライフの生活を
楽しんだ一人の女性の足跡をたどることが出来ます。

例えば,復職したての頃、、、「必需品」
実際にどのように、授乳と仕事を両立させていたかを
ユーモアを交えて、優しく書いてあります。




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about me:
香川県高松市の産科クリニックに勤務していますm(_ _)m
ハグブログに共感する思いでお産を見守る助産師さんとの出会いも
あったらステキだなあ、と思っております。

目標は「母乳育児支援を学ぶ会in四国第2回」。
まだまだ、道のりは遠いですが一緒に実現してくれる
仲間を募集しています





by Dr-bewithyou | 2011-03-30 17:27 | 応援メッセージ:ママ達へ | Comments(0)

赤ちゃんとのつきあい方の情報メモ。母乳育児支援(おっぱいライフ応援)をしている産婦人科医・IBCLC 戸田千のブログです♪ 下方の「ブログの説明」に利用上の注意もありますので必ずご覧になってください。


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