ママの乳房で作られた母乳が、赤ちゃんの口に効果的に入るには?

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授乳という字を読むと
「乳を授ける」という表現ですね。

でも、最近の、授乳の仕方に関する研究や論文から
分かることからだと、
どちらかというと母乳を飲みとる。母乳を飲む。
という言葉の方がふさわしいようにも思われます。

たくさん母乳が出ているにもかかわらず、
赤ちゃんの体重や、ウンチやおしっこの量に
結びついていないときに、
この赤ちゃんの「飲む力」は大いに役立つことがあります。

赤ちゃんの力が発揮されるところにたどり着くまでに、
生まれてすぐだと、せっかく作られているならば、
搾った母乳をカップ授乳
ほ乳瓶での注意深い授乳で
あげる事も役立つことがあるかもしれません。



そして、目指す場所は
授乳、、、おっぱいを授ける。つまり
赤ちゃんにおっぱいを「あげる」ではなくて、
赤ちゃん「が」
おっぱいを「飲めるように協力する」というように
考えてみると、案外と上手くいくと考えるというわけです。

例えば
C.スマイリー先生の「Baby led latch」というのがあります。
赤ちゃん主導の授乳法、と言うところでしょうか。

↓うちのブログのスマイリー先生の記事
http://smilehug.exblog.jp/11838881/
http://smilehug.exblog.jp/10865759/

また、生物学的授乳法Biological nurturingまたは
Laid back breastfeedingやリクライニング法という授乳法があります。
↓うちのブログでも紹介してきています。
http://smilehug.exblog.jp/14774759/
これは助産師である医学博士のS.コルソン氏の視点です。

先日の神戸での母乳育児学習会での講義では、
C. Genna氏のお話では、赤ちゃんが能力を発揮するために
色々な、小さなポイントを学びました。

赤ちゃんとおっぱいとが密着していること。
特にほっぺや下顎の密着。
人中(唇と鼻との間の部分)に乳首が触れていること。
そして、赤ちゃんの手や腕がおっぱいに触れていること。
赤ちゃんに乳首が見えやすいような姿勢である事。
赤ちゃんの身体がねじれていなくて、
抱っこするママの腕にも負担がかかっていないこと。
。。。などなどです。



私のブログだと
LAYLAちゃんと学ぶ痛くない授乳法
では、
赤ちゃんと乳首との位置の関係を示しています。

その時はまだ、
ママの姿勢次第で、赤ちゃんとおっぱいとの密着度合いを
コントロールしやすくなる事は書いていません。

また
赤ちゃんの手と、おっぱいとの関係については、
全く記載がないです。



たった2年の間で、どんどんと、
新しいことが分かってきています。
が、、、実はこれらは、
ママたちが昔から、自分たちで見つけて工夫してきたやり方も
随分とあるのではないでしょうか。

赤ちゃんがやりたいようにすると、最初は
5分も10分も余計にかかる、、、ことがあります。
が、その余計な時間も日に日に短くなっていきます。

そんなふうに、赤ちゃんが学習する姿は、
私の目には感動的に映ります。
その姿の意味を翻訳してママにお伝えするのが、
母乳育児支援をするものの、役割かもしれません。


と、いうことで
授乳するときの、赤ちゃんの手の動きは、
大切な働きもしています。
ちょっとだけ時間を上げて見守ってみませんか?



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about me:
平成24年4月からは、小豆島で、分娩に関わっていきます。
ハグブログに共感する思いでお産を見守る助産師さんとの出会いも
あったらステキだなあ、と思っております。

目標は「母乳育児支援を学ぶ会in四国第2回」。
まだまだ、道のりは遠いですが一緒に実現してくれる
仲間を募集しています






Commented by かおり at 2012-08-18 19:41 x
先生、島生活はいかがですか?
相変わらず娘は母乳を効果的でない飲み方で頑張ってます(笑)。ポイントをほぼ外しているので飲みづらいと思うのですが頑固に自分流を貫いてます。
そんな娘もはや8ヶ月後半に差し掛かり元気に好奇心旺盛で活動的に過ごしています。
離乳食は量は少ないですが口にはしてくれるので安心してます。当初からスプーンを持ちたがったり、手についたお粥をニギニギしたりと意欲はあるのですがいいのか悪いのか省エネ赤ちゃんです。
12月から職場復帰が決まり、残りわずかな娘とのべったり生活を満喫したいと思います。
近況報告でした。
Commented by Dr-bewithyou at 2012-08-19 23:07
かおりさま>
お久しぶりです。島は綺麗と美味しいとがいっぱいです(*^_^*)

娘ちゃん、彼女には彼女の満足があるのだ、と、
赤ちゃんなりに気づいた人生のスタートなのですね。

その娘ちゃんの生き方に付き合ってきたママも、
いろいろな思いを経験することになりましたね。
離乳食に興味を示してくれて一安心です。

こうやって近況報告を届けていただけると嬉しいです(^_^)/
ありがとうございます。

by Dr-bewithyou | 2012-08-06 16:37 | 赤ちゃんの能力 | Comments(2)

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