卒乳のタイミング

2007年に厚生労働省の授乳・離乳の支援ガイドが改訂されて5年。
そのもう一つ前のガイドに比べて、
随分と、母乳育児している親子の実情に沿ったものに変わりました。
(まだまだ、若干、「う~ん」と思う部分がなきにしもあらず、、、
 では有りますが、とにかくそのひとつ前のバージョンが、
 びっくりどっきりだったのが、かなり改善しています)



先日、産婦人科の当直に来て下さった先生は
1歳半のお子さんのパパさんでした。

世間では1歳を過ぎると、授乳は止めているし、
うちの子はおっぱいをもらえないと知ると、頑固に怒り回るし、
嫁さんが困っているのだ、と、
笑っていらっしゃる優しいお父さんでした。
産婦人科のドクターだって、我が子の卒乳には頭を悩ませています。



基本は、
離乳の終了とは主な栄養が固形物から摂られるようになった時。
ということで、授乳を完全に止めていることではないのです。

であります。

最近は極端な育児情報もあって、
やたら早い離乳もあれば、やたら遅い離乳もあります。
完璧に研究が進んでいる訳ではないので、
ラストアンサーであり、ベストアンサーである、
たったひとつの方法があるわけではありません。

文化人類学的には世界的には授乳を止めているのは、
4歳くらいになるのだと、は、最近のJALCの学習会で
耳にした情報です。


母乳を止める時に考えるべき事は、

赤ちゃんの栄養は、母乳を止めても足りるのか?
 →離乳食を食べているか?消化しているか?
  もう少し早い時期ならば、安全なミルクが入手できるか?

赤ちゃんが納得しているか?
 →赤ちゃんも意外と自分の意志があります(^_^)/

ママは急に授乳を止めても乳腺炎に苦労せずにすむか?
 →授乳回数が多い時だと、
  乳腺炎の引き金を弾くことがあります。

などがあります。
○歳になれば、とか、○か月ならばとかと、
赤ちゃんが生まれてからの時間だけでは決められない問題が
せめぎ合っています。



その他、離乳に関する以前の記事↓
(全てうちのブログなので携帯でも読めます)
卒乳の時の乳腺炎の対応法
母乳はトータルで飲んだ量が赤ちゃんへの利益
離乳食の情報
昔に書いた、親子の関わりの記事
 まだエビデンスに基づいた母乳育児支援を知らなかった
 時代に書いたものです。
 この頃に感じていた事は科学的な根拠でだんだんと、
 間違いじゃなかったと、分かってきたことがたくさん有ります。




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about me:
平成24年4月からは、小豆島で、分娩に関わっていきます。
短期、長期、アルバイト、常勤など形態を問いませんので、
島での分娩に興味を持っている助産師さん、
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目標は「母乳育児支援を学ぶ会in四国第2回」。
まだまだ、道のりは遠いですが一緒に実現してくれる
仲間を募集しています






Commented by ☆あーちゃ☆ at 2012-08-23 23:08 x
お久しぶりです!!(覚えておられなくても無理矢理(笑))
実はベストタイミングな記事でコメしました!!
それこそ本人が辞めるのを自然に待つ予定が!まさかの私の事情でおっぱいバイバイしました(泣)
乳首噛まれて痛くて寝れず…頓服が手離せないという事情なんですが…
迷って悩んだ結果,泣く泣くバイバイさせて一週間言い聞かした結果1日であっさり卒乳して,母が拍子抜け状態です(笑)
1年2ヶ月の短い授乳期間でしたが本当に可愛いし幸せでした!が!
今はコチコチのおっぱいに未だ泣いてます(笑)
Commented by Dr-bewithyou at 2012-08-24 00:21
☆あーちゃ☆さま>
頓服が離せないのはつらいですよね。
でも、おっぱいがコチコチでつらい時は、それでそれで、
熱でも出ないか心配です。

咬んで痛いのは、意外と、歯が当たっていたいのではなくて、
抱く姿勢やくわえるタイミングでびっくりするくらい改善することも
ある、、、と言っても、娘ちゃんが、
飲んでくれないと、今更なご提案になってしまいますが、、、。

http://smilehug.exblog.jp/8636894/
http://smilehug.exblog.jp/9545494/
http://smilehug.exblog.jp/9295428/
などがあります。
母乳を搾って対応したりしていないならば大抵、
1週間以内に母乳が作られるのがグッと減ってくるはずです。

いずれにしても、二人で相談して、
おっぱいライフのトラブルを解決したというのは、
大きな出来事でしたね。

島まで来るのはあまりに遠いですし。

痛みが早く取れますように。

Commented by maちゃん at 2012-09-13 12:08 x
月を越えてのコメントで失礼いたしますー。
主人の入院、同居実母の入院と続くと分かった頃。
ふと『卒乳』の二文字がアタマをよぎり…
お昼飲まなかったのが数日続いたある日。
夜も飲まずに寝てしまったので、、夜だけにしようかなぁとか、色々と考えたのもつかの間。
1歳11か月の彼、翌日のお昼には『おっぱーい』とせがんできて(笑)
一日二回の授乳が続いてます。

食べるのもムラがありますから、まだまだ赤ちゃんなんですよね。
自然と飲まなくなるのを待とうかな~と、改めて思いました♪
Commented by Dr-bewithyou at 2012-09-13 16:07
maちゃんさま>
大人の都合と、こどもの都合。
それぞれに色々ありますよね。

止めてくれたら楽ちんなのになあと思ったり、
やっぱりあげてたい、と思ったりの
すべてがおやこの物語。

かけがえのない物語を紡いでいけるのが
幸せなのだろうと、思っている私です(*^o^*)

大変な毎日みたいですが、上手にやり過ごせますように。
Commented by かおり at 2013-05-07 14:11 x
こんにちは、ご無沙汰しております。
寒暖差が激しい日々ですがお変わりございませんか?
娘ははや1歳5ヶ月になりました。4月からようやく保育所に入れることになりました。
言葉はまだいまいちなんですが、歩くのは随分上手になりました。病気もしますが元気いっぱいに過ごしてます。

この月齢ともなるとやはり『まだ授乳してるの?』とか『一歳すぎたら卒乳してもいいんじゃない?』とか言われる機会が増えました。病院だけじゃなく、ママ友からも。
当の娘はまだまだ授乳する気満々で、欲しくなるとマミーパットを持って来てアピールしてきます。
哺乳拒否したり、飲まないと悩んだ日々が懐かしくさえ感じます(笑)。
Commented by Dr-bewithyou at 2013-05-07 20:57
かおりさま>
お久しぶりです。
もうそんなに育ったのですね。私の記憶の中では、
小さな新生児のままなのに(*^O^*)

「まだ?」「卒乳は?」攻撃に出会うまで、
あの飲みにくい、少ししかでない飲み方を愛していた娘ちゃんに、
授乳出来た事自体、スゴイですよね。

マミーパッドを持ってくるのもユニークで、微笑ましいです。
娘ちゃんのペースで、おっぱいライフを過ごせたのも、
今となっては、本当にかけがえのない経験となったみたいですね。

おっぱいライフ、おわりの物語を、慈しんで描いていけますように。

いつもご報告をありがとうございます。
とても嬉しいです。
by Dr-bewithyou | 2012-08-20 00:01 | 赤ちゃんの能力 | Comments(6)

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