乳腺炎の理由が見つからない。。。

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我が家の庭で咲いている子たち



新春早々、影響力を持ったお友だちが宣伝してくれたおかげで、
食事制限と母乳育児について書いた記事
 http://smilehug.exblog.jp/17572201/
が、ここ、ハグブログがスタートして以来、最高の、
訪問者数とアクセス数とを稼ぎ出すという出来事がありました。

訪問してくださったみなさま、ありがとうございます。


さて、その記事では脂肪の多い食事は脂肪の多い食事では
乳腺炎にかかりません、と、書いたのですが、
診察する親子に「理由が見つからない」こともあります。


こんな事も有りました。
お出かけもなし、お客様もなし、少しママが風邪気味くらい。
痛かったのはここ数日だけど、いきなり今日は熱が出て、、、。

飲み方にも、少し気をつけるだけでいいくらいだし、、、と、
思っていたのですが、意外なところに答えが潜んでいました。

「あまりに痛いから、夕べ1時間くらい搾りました」
これが、乳腺炎の痛さや熱を一気に増やしてしまったようです。

先ほど紹介したブログの記事にも書いた乳腺炎の関連記事
脂肪が母乳の成分になる仕組み
 → http://smilehug.exblog.jp/16706596/
日本母乳哺育学会で乳腺炎をマッサージなしで対応した200例についての発表
 → http://smilehug.exblog.jp/11983979/
乳腺炎の仕組み(母親向け)
 → http://smilehug.exblog.jp/15546053/
医師向けの乳腺炎に関する医学的情報
 → http://smilehug.exblog.jp/15969910/
でも示しているのですが、
乳腺炎は「母乳を作る量」=「乳房の外に出る量」ならば
強くぶつけるようなことがない限り、かからないで済むものなのです。

「母乳を作る量」>「乳房の外に出る量」
になったときに痛みや発熱を起こします。


また、母乳を作る量は、
「乳房から出た量」が増えると増えてくる仕組みがあります。


治そう、と、思い、
何とか痛みから逃れようと思って、
ムリして搾ったり、乳房を押さえつけたときにも、
乳腺炎は悪化してしまいます。



乳腺炎の一番手っ取り早い治療方法は、、、

赤ちゃんと二人で工夫して、
痛くないような授乳を繰り返すこと。

授乳間隔が少し短くなっても焦らずに授乳する事。

。。ですが、効果的に飲んでもらうためには
飲む姿勢に関する
いつものLAYLAちゃんの抱き方、飲ませ方の記事や、
リクライニング法の記事を
参考にして、ご自身の授乳中の写真と見較べてみるのが、
文字の情報よりも、工夫しやすいかもしれません。



痛い時に、乳輪の色の変わり目あたりを
指で肋骨の方に圧迫して、
指の当たる範囲にある乳汁をしばし後ろに押し戻すように、
やさしく、ごくちょっとだけ痛くないくらいに1-2分圧迫する
つまりreverse pressure softening法という
手当もあります。
この方法で痛みを少し和らげながら対応する位にして、
搾りすぎないようにする事も効果があるようです。

reverse pressure softening法については
助産雑誌の2013年1月号に詳しいのでご参照下さいね。
(なぜか、このハグブログでは扱ったことがないことを、 
 今、調べて発見しました。
 近いことは度々書いているのですが、、、)

乳腺炎が急にひどくなったとき、
搾りすぎが原因のことも少なくありませんので、
痛くなってしまったら、急速に治らないことは珍しくないので、
焦らないようにお気をつけ下さいね。





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about me:
平成24年4月からは、小豆島で、分娩に関わっていきます。
ハグブログに共感する思いでお産を見守る助産師さんとの出会いも
あったらステキだなあ、と思っております。

目標は「母乳育児支援を学ぶ会in四国第2回」。
まだまだ、道のりは遠いですが一緒に実現してくれる
仲間を募集しています






Commented by かおり at 2013-05-18 23:21 x
先生こんばんは。
なんと一歳5ヶ月にしてついに乳腺炎で熱が出てしまい現在実家に避難中です。仕事が忙しく連休明けからやむを得ずの連続勤務が原因と思われます(反省)。
娘も風邪引き中で熱が上がったり下がったりです(元気なので大丈夫です)。
まさかこの月齢にしてなるとは思っても見ませんでした。
授乳を続ける限りは分泌されてるんですね。
絞りすぎずなるべく飲んでもらいながら乗りきってみたいです。
Commented by Dr-bewithyou at 2013-05-19 19:39
かおりさま>
お疲れだったのでしょうね。
それにしても、体重が増えなくて気にかけていた子なのに、
1歳5か月になってもまだ母乳は出ているし、
母乳が出ている人がかかる乳腺炎にかかるし。

1か月検診前後だけの状況が全ての未来を予言することは
出来ない事なのだと教えてくれる出来事ですね。

まだ、飲んでくれるならば、コツコツと飲んで貰ってくださいね。
お熱が24時間以上続くときは産婦人科を受診してくださいね。

お大事になさってください。
Commented by かおり at 2013-05-20 00:30 x
ご心配ありがとうございます。昨日の夕方は38度近くあった熱も1日家事を免除させて貰ったのが良かったのか36度代に下がりました。日中もこまめに飲ませたおかげで痛みも少し和らぎました(娘も授乳ができてご機嫌です)。
まだ赤みと、しこりがありますが直ぐには取れないと先生の記事で読んだ記憶があるのでその時を待ちます。とはいえ、明日からは日中授乳が出来なくなるので少し不安ですが、ぶり返すようなら産婦人科にも行ってみます。
Commented by かおり at 2013-05-20 00:32 x
先生のおっしゃるとおりあの頃はこの月齢まで授乳できるとは正直思ってませんでした。うちの子はおっぱいがすきじゃないのかな…とか、離乳食が始まったらそっちに行っちゃうかな…とか色々思いましたが実際は違いました。
最近では依存度の大きさに逆に卒乳できるのかな…と少し心配ですが、これまた取り越し苦労に終わるんでしょうね。
Commented by かおり at 2013-05-20 00:38 x
一歳=卒乳は母の都合であって、子の為ではないように思います。授乳をせがむ娘をみているとそう感じます。
でも大抵の人が古い情報の方が一般的すぎて、一歳なんだから卒乳させなきゃ…って焦ったり無理やり進めて結果お互いしんどい思いをしないといけないのはもったいないですよね。
Commented by Dr-bewithyou at 2013-05-22 07:51
かおりさま>
お熱がひいたようで安心しました。

忙しいときのサボり方もこの先の乳腺炎予防に大切そうですね。
卒乳を早めると、成長が早まったようにも見えるし、
ミルク会社さんはミルクを売るよりは牛乳を売る方がもうかるし、
1歳の卒乳が普及している状態は、根強いかと思います。

そのなかでも、かおりさまのように、
この子には何が必要か、と、観察しながら、相談しながら、
おっぱいライフの「おしまいの物語」を育てている人も
随分と増えてきました。

虫歯予防と早期発見に気をつけて、お互いの一番、
満足できる方法を見つけていって下さいね。
Commented by かおり at 2013-05-23 21:52 x
先生こんばんは
乳腺炎どうやら落ち着いたようです。
痛みとしこりも気にならなくなりましたし、赤みもすっかり薄くなりました。ご心配おかけしました。
軽く済んで良かったです。
乳腺炎になったら体を休めて頻回哺乳、一歳で卒乳しなくていい等々全部先生から教えていただいたことばかりです。
有り難うございましたm(__)m。
Commented by Dr-bewithyou at 2013-05-24 13:22
かおりさま>
そのようにおっしゃっていただいて光栄です。
ありがとうございます。

おやこで、こうやってトラブルを乗り切った体験は、
乳腺炎の熱の辛さを忘れるくらい未来になって、
次のパワーを生む力になっていくのではないかと思います(*^o^*)
by Dr-bewithyou | 2013-01-09 15:00 | 問題発生 | Comments(8)

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