梅シロップ(梅ジュース)

本日、オマケ記事です。

青梅がお店にならび始めました。
梅シロップを今年も作ります。



作り始めたのは、昔お世話になった方にお会いした時に、
遺言のような形で頂いたことがきっかけでした。

宇和島で私にあれこれ気を配ってくださっていた
中野了子さんという長く吉田病院や宇和島の開業医などで
師長として周産期に関わっていた
素敵でパワフルな助産師さんの思い出の欠片なのです。


当時、お腹の癌の治療を受けた了子さんの
退院祝いの宴会(その後、すぐに再入院)のとき、
家の裏の大きな梅の木からみんなで収穫した梅を
ご主人さんに押しつけられたんです。

「ムリ!、腐らせてしまいます」というのに、ご主人さんは
「これは誰にでも扱える梅なんだから持って帰れや。
 氷砂糖と一緒に入れるだけならとだちゃんにも出来る」と。。。

了子さんはみかん農家の嫁でした。
よくバーベキューパーティーを開いては
私も招待してくれていました。

参加費は季節の作物で商品にならない物の収穫作業です。
退院祝いでも収穫作業はくっついていて、
その日の作業は青梅の収穫だったというわけです。

キャリー2杯分以上の青梅をならしていたのは
トトロの棲んでいそうな巨大な梅の木でした。


インターネットで色々作り方を調べて、
保存容器と氷砂糖を買って作った初代の梅シロップは
暑かった夏を夏バテ知らずに乗り越えさせてくれました。


そして、暑さがまだ続いている秋のお彼岸に、
まだまだ多くの仕事を求められていたであろうに
了子さんはお国替えをなさいました。



私は今、IBCLCとして、科学的根拠に基づいて、
母親をエンパワーする母乳育児支援を研鑽する立場になりました。

了子さんの母乳育児支援は、マッサージ手技によるものでした。
今の私の伝えているものと方法は異なります。

ただそれでも、病院の業務終了後に分娩室や病室で
了子さんがお産したてのママさん達をマッサージしながら
暖かい心を通わせていた時間を
今も懐かしく思い出しているのも確かです。


その明るくて穏やかな時間を忘れないためにも、
今年も梅を漬けるのかもしれません。




梅シロップ(梅ジュース)_d0063558_1438449.jpg


ちなみに私の方法。。。
梅1kg 氷砂糖1kg

梅のへたを取る→丁寧に洗う→水気を乾かす→凍らせる
→氷砂糖と交互に容器に入れる
→ひたすら毎日、保存瓶を揺すって発酵や腐敗を防ぐ

、、、、と言う手抜き手法です。
了子さんのご主人さんが「だれでもできる」というのだから、
やっぱり簡単な方法を選択すべきだろう、と言うことで(*^o^*)


妊娠・出産
子育て

人気ブログランキングへ
↑この記事がお役に立ちましたらワンクリックお願いします(*^^*)

「メディカルウーマン」></a><br />
<font color=「メディカルウーマン」に、参加しています。



記事や写真・イラストの無断転載はお断りします。
この2-3年よりも前の記事では内容がすでに古い可能性があります。
改訂などの管理が行き届いていないこともありますので
記事の公開時期にもご注意下さい。



about me:
平成24年4月からは、小豆島で、分娩に関わっていきます。

目標は「母乳育児支援を学ぶ会in四国第2回」。
まだまだ、道のりは遠いですが一緒に実現してくれる
仲間を募集しています






by Dr-bewithyou | 2013-06-14 15:13 | おまけ | Comments(0)

赤ちゃんとのつきあい方の情報メモ。母乳育児支援(おっぱいライフ応援)をしている産婦人科医・IBCLC 戸田千のブログです♪ 下方の「ブログの説明」に利用上の注意もありますので必ずご覧になってください。


by Dr-bewithyou
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31