未来を見据える道筋をもてること

完全なオマケ記事です。
オマケ記事が多くてごめんなさいね。



未来を見据える道筋をもてること_d0063558_21573990.jpg

ヤマボウシの実。甘いです。






以前にも書いていますが、
若い頃見て、ずっと影響を受けたアニメがあります。
松本零士の「宇宙海賊キャプテン・ハーロック」という
先日、封切られた「キャプテン・ハーロック」に、
設定などをインスパイアさせた作品です。
(恐らく、あの映画と、
 私が毎週楽しみに見ていたアニメとは別世界の出来事として,
 別の価値観で動いているようですが)


放送から随分と時間が経って、色々考えていた時期に、
フランクルの本

それでも人生にイエスと言う

V.E. フランクル / 春秋社


に出会った時、
「最後の自由は心の中にある」という言葉に、
それだ!と思ったのは、
「俺の旗の下で,自由に生きる。
 (自分の選んだことに責任を持って生きる)」
というハーロックの生き方で馴染んでいた考え方だったからだと
今、振り返ってみても思います。

そういうアニメであり作品を持つことが出来るのは、
生きていく上では幸せなことだったのかもしれません。


色々,大人の事情もあるのでしょうけれども、
映画は、登場人物の姿形も,性格も違います。
アニメという表現形式の中でとても大切な「声」も
オリジナルを踏襲したものは有りません。

元々松本零士先生が、設定や人物像に対して緩い条件で
作品を作るとは言え、随分と戸惑ったこの数ヶ月でした。

総制作費30億円。制作期間5年。
そして、主人公の忘れがたい声の持ち主の井上真樹夫さんの
声は使われていません。



もうアニメは総CG(コンピューターグラフィックス)で、3Dで
楽しむ時代に変わったのかもしれません。

ただ、私としては、セル画に丁寧に書かれた
絵画状態の画像に美しい色彩の載ったオリジナルの映像空間は
とても素晴らしいものでした。

そこは想像の翼が自由に飛べる世界だったと、言えます。


そういうアニメが生き生きとしていた時代に、
心の根っこを育てられたのはとても幸せな事だったと、
今、改めて感謝しています。

いつも書いていますが、
自分が今、何かしらかの素晴らしい仕事をなしえたならば、
それはハーロックに学んだあれやこれやに後押しされてのことです。

今までに乗り越えてきた数多くの問題は
ハーロックの持つ強さや、責任感、大らかさ,優しさを
参考に解決してきた考え方がたくさん有ります。


時代は移り変わっていくものかもしれません。
ですが、願わくばもういちど,
井上真樹夫さんの独特のリズム感をもった
優しくもあり,力強くもあり、
時には冷徹になる事もある声に
新しい世界で出会えたらどんなに懐かしいことでしょう。

「井上ハーロックを待つ」
に、新しいまとめを追加しました。twitterで出会った
友人達との会話の中に,私達の夢が浮かび上がれば幸いです。

「井上ハーロックを待つ」
  アニメ制作・運営に関する声優やアニメーターの現状について。
  現場では声優さんは、ファンが慕っている程には重視されていません。
  声優というのは、芸術家ではなく裏方さんとしての扱いであることに
  何か、光を注げないか,考えてみました。

「井上ハーロックを待つ2」
  アニメから捉えた日本文化論を語っています。
  クールジャパンはこんなに唯一無二。
  映像のとらえかたなど、世界で普及しているアニメとは
  異なる解釈やら発展をしてきたことは一つの驚きです。

「井上ハーロックを待つ3」
  悩んでも現状は変わらず,映画の封切りは迫ります。
  じゃあ、私達が好きだったハーロックで盛り上がろう!と
  ご機嫌にお喋りしています。
  そして、時々,映画のPRに悩ましく思う気持ちも綴っています。
  ファンは、作品がどんなに好きでも与えられるだけなのか?
  という命題はまだ、解決する糸口がありません。

「井上ハーロックを待つ4」
  そして、映画封切り。
  見に行った人の感想も含めて語り合っています。

  私はアニメファンだった時期は中高生の間限定でした。
  大学入学後は長いことテレビを持っていなかったのです。
  今もジブリの映画をDVDで見るくらいは見ますが、
  既にアニメファンとも言えないと思います。

  このまとめ達で出会って、色々なことを教えてくれた
  現在進行形のアニメファン、松本零士ファンの皆さんと
  お話をしていると、未来に夢一杯だった思春期の自分と
  容易に再会することが出来ます。

  芥川賞を取った小説を読まずに大人になる人は沢山いても、
  アニメも漫画も見ずに大人になる人は日本ではほぼ皆無でしょう。

  ならばアニメや漫画を消費するコンテンツとしてでなく
  育て,時には守る対象として捉える意志や仕組みは
  未来のために欠かせないのではないでしょうか。

  有名な作品だろうと、声優さんだろうと、
  声は簡単に切り替えられる現状があります。
  声優さんが病気引退したりなくなっているならいざ知らず、
  現役でいる間は、音の情報の大切な一部として、
  敬意を表して扱っていただきたい、というのが、
  このまとめをまとめ始めたときから続いている思いです。

  
母乳育児支援とは異なりますが、
子供の未来にどのような文化を育てていくか、
学習環境を守っていくかということの一端として、
皆さんにも興味を持っていただけましたら幸いです。


↓自宅で見られる,ハーロックの映像ソフト。

わが青春のアルカディア [Blu-ray]

TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)


宇宙海賊キャプテンハーロック VOL.1【DVD】

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by Dr-bewithyou | 2013-09-09 22:29 | おまけ | Comments(0)

赤ちゃんとのつきあい方の情報メモ。母乳育児支援(おっぱいライフ応援)をしている産婦人科医・IBCLC 戸田千のブログです♪ 下方の「ブログの説明」に利用上の注意もありますので必ずご覧になってください。


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