本日もオマケ記事です。
母乳育児に興味をお持ちのあなたには
本日更新の記事授乳姿勢に関して、(今年1月の記事)
(厚労省が作成した手洗い動画にリンク)
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壮大なスケール感を持ったBGMであるARXII-13が台詞やドラマの進行とグルーブを合わせて響く様に、心をギュッと掴まれて思わずiTunesStoreでサントラ盤を購入してしまいました。第8回と第9回の二回しか見ていないドラマが、その音楽と共にありたいと思わせる熱量を持っていたのです。
私が安堂ロイドを観たのは、「宇宙海賊キャプテン・ハーロック」の主人公にドラマチックな声でもって命を与えた、声優であり役者である井上真樹夫さんが出演するという理由でした。大きな声では言えませんが、キムタクは苦手だったのです。
それが安堂ロイドを見終わった今は、キムタク!と呼び捨てにするよりも、木村拓哉さんと敬意を持ってこの熱い心を持った役者さんに拍手したい思いが残りました。
「想いは時空を越える」というのはハーロックを始め、松本零士先生の漫画やアニメの重層的なパラレルワールドを表現する際の「時の輪の重なるとき」という言葉にとても似ていて、その世界をとても大切に命ある世界にしようと演じてくれたのが木村さんだったからです。
一方で夏に公開された「キャプテン・ハーロック」という映画があります。3DCGという技術の粋を集めた素晴らしい映像を持ったアニメ映画だったそうです。そうです、というのは私には、それは名前だけが同じ別の世界の物語だったので、興味のないジャンルの映画を決して見ないのと同じ気持ちでしか見つめられなかったからです。
一度生まれた「もう一度逢えるかも!」という期待は、「ハーロックは死んでしまってもう逢えない」というがっかりになっていました。
ところが、実際は死んではいませんでした。
井上真樹夫さんの声を大切なシーンのナレーションに使ってくださったSPEC~結~ そして、井上さんを大物政治家の役で役者として登場させてくれた「安堂ロイド」で、井上さんがいるからではなくて、物語の世界観が、その懐かしい空気の中にあったのですから。ありがたかったです。失ったはずのモノは、形は変わっていたけれども、私達の未来を指し示し続けているようです。
「大人は未来に誇れる今を作る」という言葉に、「俺の旗の下で自由に生きる」というハーロックの姿が見えました。
自由に生きるのは、好き勝手に生きるのではなくて、
「自分の信念のためには、間違ったルールから自由に生きる」
「守るためには、時には自分の人生や命を賭ける自由を手放さない」
「相手が信念のために生きるならば、その生き方を邪魔しない」
という想いを生きるのは、結果的に未来に誇れる今になるからです。
それは、ハーロックファンの拡大解釈なのかもしれません。でも、このドラマの制作者さんが井上真樹夫さんを必要としたという事実に、私はこの感覚に「そうです」と返事を貰った気持ちになりましたし、再会したような暖かい気持ちを貰う事が出来ました。
実写でSFの世界観を築くのには多かれ少なかれの無理が生まれるかもしれません。そこを予算は限られていたんだろうけれども的確なCGで繋ぎ、木村さんを初めとした役者さん達の渾身の演技で支えている熱にも心が動きました。
それは私だけかもしれないけれども、こういうワクワクを感じるならばテレビドラマも中々悪くない物だと思ったのでした。(ドラマは今ではまず見ないできているのです)
上手くいかないときには「旗にこだわって生きる生き方」が滑稽に見えるかもしれません。その中で如何に未来を築くかと言う命題の解決法を示してくれるドラマや映画は、貴重な存在ではないでしょうか。
8-10話しか観ていないので、実は、物語もよく分かってはいない安堂ロイドなのに、今は、静かに感謝の気持ちで一杯だ、と言うことで長文を綴らせていただきました。
制作スタッフの皆さん、キャストのみなさん、希望と勇気をありがとうございます。