新生児の胃の大きさと、1回の授乳で出る母乳の量(平均値)とがほぼ同量

以前ここのブログでアップした
新生児の胃の容量の記事では
↓のような写真をアップして
 twitterでも沢山の方にRTして頂いています。
d0063558_12505719.jpg



人気者の写真ですが、かわいらしさを重視したので、
背景が賑やかすぎてちょっと見にくいというご意見も
チラホラと耳にしております。

そんな時、SNSでこのような写真を見つけました。
d0063558_125287.jpg

Babiesfiestlactationさんの情報です。
母乳の量と比較していて分かりやすい写真ですね。


以前にも書いていますが、
新生児の胃袋の大きさと、1回に出る母乳の量との平均値が
ほぼ同量であるという、当たり前と言えば当たり前、
神秘と言えば神秘な観察結果です。


お産後すぐで、母乳が沢山出ない時期に、赤ちゃんに
お砂糖水(5-10%ブドウ糖液、糖水)をあげる病院がまだ少なくありません。

母子別室で赤ちゃんが新生児室にいて、授乳の度に、
お母さんが授乳室で授乳するようなシステムでは、
赤ちゃんを泣かさないようになだめて、脱水を防ぐ役割が
ないわけではありません。

ただ糖水には色々不十分な点があることが、

よくわかる母乳育児

水野 克己 / へるす出版


等のテキストには様々な情報があります。

糖水ではしばしば嘔吐が見られます。
 母乳やミルクより嘔吐が多いようです。

糖水を飲むために、授乳回数が減るため、
母乳が出るのが遅れる原因になりやすいです。

黄疸が増えます。

確かにアレルギー性はありませんが、
ほ乳瓶で飲めば、直接授乳するのに戸惑う子も
出現します。


。。。あら、じゃあ、糖水は使わない方が良いのね、と自分で判断して
母子別室の病院で、
「赤ちゃんは預けるけど糖水は不要です。」。。と
いうのはセキュリティの問題としてお勧めしにくいです。

スタッフは糖水を指示通りに飲んでいるものとして赤ちゃんを
観察していることが多いからです。


母子同室出来る病院でも、泣いて困る時のためにと、
糖水を赤ちゃんと一緒に預けられている施設もあるようです。

赤ちゃんの体重が3kgくらいの標準的な体重で、直接授乳が
できるのならば、泣いてしまう前に手を舐めたりするタイミングで
度々授乳する事で対応出来れば、早めに母乳が出るようになります。
なので、その時の糖水は多くの場合は使わない方が、
先々のトラブル回避に役立つことでしょう。



こんなに小さな胃袋を持って生まれてくる赤ちゃんです。
授乳に痛みがないのであれば、
赤ちゃんが度々授乳を必要としても仕方ないわ、と
納得して赤ちゃんの「ちょうだい」に気持ちに答えていくような時期も
しばらくの間です。そういう生活から開始する
赤ちゃんとの出会いは、いかがでしょうか。

大抵は、そのように授乳が頻回で忙しく感じる生活は
しばらくの間、産後2-3日目までくらいの事が多いので。
by Dr-bewithyou | 2014-02-21 13:18 | 赤ちゃんの能力 | Comments(0)

赤ちゃんとのつきあい方の情報メモ。母乳育児支援(おっぱいライフ応援)をしている産婦人科医・IBCLC 戸田千のブログです♪ 下方の「ブログの説明」に利用上の注意もありますので必ずご覧になってください。


by Dr-bewithyou
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31