乳首・乳輪を軟らかくする方法(reverse pressure softening法)

reverse pressure softening法というのを
耳にしたことはあるでしょうか。

助産雑誌2013年1月号の
「特集 母乳育児推進の「壁」とその解決方法」
http://www.igaku-shoin.co.jp/journalDetail.do?journal=35406

で、以前に書いたのですが、なぜか、
ここ、ハグブログではアップしたことがほとんどないものです。

説明の言葉が難しいし、説明の写真は助産雑誌に
著作権があるし、、、と思っていたのですが、
本日、写真が撮れましたのでアップします。

d0063558_14203565.jpg
指の腹と肋骨で挟む感じ。
痛くない程度に優しく。
射乳反射に必要な1-3分くらい。

その辺りの母乳を乳房の奥の方に戻すのが目的です。

出さなくても良いとは言え
乳管口から母乳が出ることもあります。
もちろん、出ても構いません。


痛くないように優しく、優しく



もしかしたらこの↓ように
指を置く方が楽な人もいるかもしれません。
d0063558_14203258.jpg
指の当たらない場所が出来ますので、
90°角度を変えてもう一度
行っておくとより楽です。


指と肋骨くらいで優しく挟むことで、
カチカチだった乳首や乳輪の周りがすこし
軟らかくなると、
しばらくの間、痛みが軽くなります。

その間に、赤ちゃんに
飲んでもらうと深く飲めます。

赤ちゃんが寝て、起きてくれないときも、
この方法でしばし痛みを逃すことができます。

赤ちゃんが飲まないつまり、
母乳を、排出しにくいことが原因で
炎症が進んでしまうと、
乳腺炎などを悪化させるのを防ぐのにも
役に立ちます。



先日の雪が庭のミントにも積もりました。
d0063558_14445175.jpg



なお、お産前~産後すぐの乳首の手入れは、
WHOなどの情報では有効さが確認されていないようです。

でも、柔らかくしておくと、
お産後の慣れない時期でも赤ちゃんに文句を言われにくいし、
お母さんも痛くないためにやる気を後押ししてくれるので、
逆に「してはいけない」と言うだけの根拠もないと
捉えても良いのではないかと感じています。

産前・分娩中・分娩後の手入れをする時のコツ
  (いわゆる乳管開通についての説明も
   ご参照くださいね)

乳腺炎の一般的なことは

授乳姿勢はいつものLAYLAちゃんに相談しましょう♪


おっぱい模型は、
毛糸のおっぱいプロジェクト 
http://www.tomo-j.jp/oppi/ のものです。




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about me: 平成24年4月からは、小豆島の産婦人科医療に関わっていきます。

目標は「母乳育児支援を学ぶ会in四国第2回」。 まだまだ、道のりは遠いですが一緒に実現してくれる 仲間を募集しています

Commented at 2014-02-26 22:23 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Dr-bewithyou at 2014-02-27 17:36
2014-02-26 22:23 鍵コメさま>
もう8か月なのですね。本当に早いですね。

早産しかけているといわれて、身体の急な変化にとまどい、
不安を感じていらっしゃるのですね。
これは鍵コメさまが何かしたとか、
しなかったとかと言う問題ではないのですが、病気ではないはずの
妊娠が、ふと、病気の側にいたことには驚いたことでしょうね。

娘ちゃんが、卒乳してくれていた(ですよね?)分、
断乳の心配が同居せずにすんだわけですね。

出血や、便が残ったような肛門への圧迫感が出たときは、
すぐに病院に電話をして相談してみてくださいね。

お大事になさいませ。
Commented at 2014-02-28 04:04 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Dr-bewithyou at 2014-02-28 16:18
2014-02-28 04:04鍵コメさま>
いつも、我が子に、最善の行動をとってあげたいと思っていても、
早産しかけている身体に辿り着いて、戸惑う気持ちもある事でしょうね。

ネットで情報を集めると、
◇矛盾のない、科学的な根拠のある情報
◇根拠はないけれども昔から言われていて、みんなが信じても
   それほど困らない情報
◇根拠もないし、実際は誤っている情報
◇凄く聞こえは良いのに、実は、誰かが得をするように仕組まれた情報
、、、などが、玉石混淆で散らばっているのも確かです。
続く
Commented by Dr-bewithyou at 2014-02-28 16:18
続き

信用して良いかどうかの判断はこんなところでしょうか。
◇根拠となった文献が示されている。
   (私も時々、とばしていますね。気をつけます)
◇文章を書いた人が実名を使っている。
  (ネット上の架空の名前でも
    正しい情報を発信していることもありますが)
◇多くの人が採用している意見は正しい事も多いのですが、
  それだけでは、正しさの根拠にはしにくい物もあるようです。
◇関連する商品を売るための情報は、残念ですが
   疑ってかかった方が安心です。
    (ブログなどで勝手についてくる宣伝もあるので難しいかもしれません)

何よりも、ご自身の身体を大切にしながら観察なさっていて変わった事が出てくれば、是非、かかりつけの病院にご相談するのを恥ずかしがらないでくださいね。

お大事になさってください。
by Dr-bewithyou | 2014-02-22 14:50 | 問題発生 | Comments(5)

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