他所のお子様は、、、
2005年 12月 07日
1 調査の目的
この調査は、同一客体を長年にわたって追跡調査する縦断調査として、平成13年度から実施を始めた承認統計であり、21世紀の初年に出生した子の実態及び経年変化の状況を継続的に観察することにより、少子化対策等厚生労働行政施策の企画立案、実施等のための基礎資料を得ることを目的としている。
2 調査の対象
全国の2001年1月10日から17日の間及び7月10日から17日の間に出生した子を対象とし、厚生労働省が人口動態調査の出生票を基に調査客体を抽出した。双子、三つ子についてもそれぞれの子を対象としている。
3 調査の時期
1月生まれは平成16年8月1日、7月生まれは平成17年2月1日(対象児の年齢 3歳6ヵ月)とした。
4 調査事項
同居者、保育者、父母の就業状況、健康について意識して行っていること、しつけの状況、悪いことをしたときの対応、就寝時間・起床時間、ふだんの食事のようすで心配なこと、病気やけが、子どもどうしの遊びのようす・テレビを見る時間・コンピュータゲームをする時間、習い事の状況、性格、子どもを育てていてよかったと思うこと、子どもを育てていて負担に思うことや悩み、子育ての相談の状況等
5 調査の方法
調査票の配布及び回収は郵送により行った。
と言う調査です。うちの子は、うちの子。と余り比較することは好ましくないのですが、今、と言う時代の断片を見ることの出来る調査かと思います。(携帯でも私の携帯では厚生労働省の結果は図以外は見ることが出来ました。)
トルストイが、アンナカレーニナで、「それぞれの幸せな家庭は似通っているが、不幸せな家庭はそれぞれの不幸せな形を持っている」とかと言っていたと思うのだけど、楽しさとか喜びとかはみんな似たような結果で、不満とか不安とかはそれぞれにさまざまな思いを抱えながら育児をしている家族の姿が見て取れます。
誰に相談するか、と言う結果を見ますと、保健師さんに相談するのと育児サークルのお友達に相談するのが同じ位で5%弱です。(配偶者が8割、父母6割または義父母2割が圧倒的に多いです) 赤ちゃんにやさしい病院(母乳育児成功のための10カ条)の基準に、
母乳育児のための支援グループを作りを援助し、退院する母親に、このようなグループを紹介することと言うのがありますが、そういう繋がりと言うものが求められていることを伺わせる結果と思いました。育児という楽しくも大変な生活をしている人達が、いかに楽しく日々を暮らせるようになるかに対して色々な支援が出来る可能性を見せてくれた調査でした。