昨日は坂出市立病院では、防災の実地訓練

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震度6強の地震発生という設定で昨日は本格的な訓練でした。

患者役のスタッフは負傷者として簡単ですが外傷の特殊メイクをして、消防隊員も集まり、待合室は緊急事態の設定通りに椅子や器具の配置して、基本的に全職員参加で行いました。

以前には机上訓練でトリアージ(重症度分類)をしましたが、今回は赤エリア、黄色エリア、緑エリアに実際に患者さんを振り分けて、実施可能な検査と治療を行って行くという訓練でした。


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壁に張ったのは写真では見えにくいのですが、簡易ホワイトボードです。ここになんでも書いて情報の共有をします。徳島日赤のDMATの先生のご助言のもと、元は緑エリアの設定だった講堂が災害対策本部になってます。

私の最初の任務はトリアージポストのために、正面玄関には運動会などでよく見るテントを張る仕事でした。こういうシーンでは高校や大学の学祭でたこ焼きを売ったり、海や山でキャンプの経験のある人が役に立ちます。生き残るのに大切な能力は、教科書や授業よりも、アウトドアな活動に慣れていることが欠かせないのをいきなり、ひしひしと感じたわけです。

次に参加確認と、役割分担です。訓練なので前の週から担当が決まってましたが、それでさえ完全ではなかったですから、現場でその場にいる人から咄嗟に分担を振るのは結構、大変そうです。
次の私の役割は、黄色エリアの医師です。まず、生きているライフラインと検査の情報の共有と、腕章・予防衣(ディスポーザブルエプロンと手袋)装着から始まります。私が他のスタッフとテントを立てていた間に、一階の待合室は簡易診察室に設定されていました。最初はぱらりぱらりとくるだけでしたしPHSは使える設定でしたからお遊びっぽいゆるさがありました。ですが放射線検査は伝令係が検査可能かどうか確認し、フィルムは有りませんからドクターも検査に同行して診断することになっていたため、黄色エリアからリーダーの医師以外がいなくなったり、本部との連絡や赤エリアや病棟との連絡が混雑、混線して時間がかかったりしてくるわけです。だんだ混乱はジワジワと育っていき、検査から帰って来た人の居場所がなくなっていりわ、患者役の人も慣れてきて迫真の演技をするから緑エリアから想定外の黄色エリアへの変更はあるわ、次の患者役があるから付き添い役は消えるわ、来るはずの理科実験中の硫黄のガスによる中毒の設定の人が来たら黄色エリアには医師や付き添いがいなくなっていて呼名反応がないから詳細全く不明なまま赤エリアに行くと本当の救急搬送があるわ、、、ああ、訓練で良かったという一日となりました。


災害のときも普段していることしか出来ない、
普段出来ないことは絶対に出来ないということで、
次の訓練への課題があきらかになって有意義な訓練だったと思います。
by Dr-bewithyou | 2017-02-05 10:37 | あると便利なもの | Comments(0)

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