★「母乳が出すぎてつらいです。どうすれば良いのでしょう?」



カテゴリ>こんな時、どうしたらいいですか?の更新です。

母乳だけで育児するのが困難なほど母乳が足りないこともありますし、
母乳で足りているかどうか分からなくて不安なこともあります。
おっぱいライフはいろいろと想像していなかった事が起きて
慌てることもよくあることでしょう。

そのひとつに「出過ぎてつらい」というものがあります。

最近、twitterで
したときの反応がとても多かったので
その投稿への反応を中心にまとめたものが
以下の記事です。↓

↓のスクショの
 👤12034が閲覧数です。
1日でこれだけの人が見たまとめは
私が作ったものではこの記事だけです。
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授乳中のトラブルの診察も
これまで沢山かかわらせていただいていますが、
「他の専門家の意見も聞きたい」と思うほど
困った症例の中で、おそらく一番多かったのが、
この「出過ぎ」によるものでした。

ですから、
出過ぎて途方に暮れた皆様にまずは
「こんなに痛い思いをなさって大変でしたね」
との言葉をおかけしたいと思います。

そして、
作る量=出る量または出す量
作る量≒出る量または出す量
にすることが出来ると
痛みのコントロールを
取り戻すことが出来るのです。

作る量>>出る量出す量
が痛みの原因だからなのです。

母乳を作りすぎる状態になってから
ミルクに切り替えるのは
痛みがつよくなると難しいです。

もし、ミルク育児を希望されるときも、
痛みが治まってから切り替えることが
望ましいのですが、
その状態になるととても細かな観察が必要ですので、
IBCLCやラ・レーチェ・リーグなどの
専門知識を持つ人へのご相談をお勧めしたいです。



この記事の対象の月齢

産前 お産前後 生まれてから1か月まで
1-5か月 6-12か月 1歳以上



参考になる記事のリンク先

出過ぎるときも「基本は」授乳姿勢の工夫が役立ちます。
リクライニング法の授乳姿勢を
安全に気をつけて行うと
赤ちゃんも母乳の出る量のコントロールが
少ししやすくなる子が増えてくるようです→

授乳姿勢の1つリクライニング法(LAID BACK BREAST-FEEDING)

(↑この記事のリンク先には英語ですが詳しい説明があります)


(↑こちらは、私が赤ちゃんの安全に注意して

リクライニング法の授乳をするコツをまとめています)

ただ、痛みが強い事が多いので
痛みの対応が欠かせません。
母乳に出にくい痛み止めで
薬局で買えるものを探せるサイトもあります。
アレルギーや胃潰瘍で使えない事もあるので
薬局で相談して痛み止めを選びます。

わりと最近書いた出過ぎがつらい時の記事→


【どうやって母乳が作られるか知っておこう】
母乳が出すぎて困る。つまり
赤ちゃんがむせたり溺れたみたいに見えたり
母親も痛みや乳腺炎に苦しんでいたりするので
母乳が作られる仕組みを知っておくのも
工夫をしていく方法を見つけやすいかもしれません。

母乳が出すぎて困っていることに対して
何を工夫したらいいかの
引き出しを増やしておくことで
自信が増えるのもありがたい事です。


お産前から知っておくと役立つもの→

産後すぐに直接授乳出来ないときの搾乳の方法について

(この記事では妊娠・出産を通しての体の変化も
解説しています)

言葉での母乳が出る仕組みの解説→

母乳が作られる仕組み


イラストで母乳が作られる仕組みを説明
している記事は→


乳腺炎の仕組み→


【痛み対策】
もう、カッチカチに張ってしまって痛くて
つらくなってしまっているときは→

搾るとスッキリするのですが
スッキリするほど搾ると作る量が増えます。
なのでティッシュペーパー1枚程度の
もうすこしスッキリしたいな、、、という
少量の搾乳で対応する方法→

乳首・乳輪を軟らかくする方法(reverse pressure softening法)

(ゆっくりですが出る量を減らせられて楽になります)

出過ぎの時には
必ずしも役立つかどうか不明な方法ですが
ブラジャーや服が当たってつらい時に
このような方法が役立つ人もいます。→

当ブログのタグ>「痛い」「乳腺炎」などにも
その他の情報もあります。


食べ物の工夫は水分が沢山いるので
のどの渇きに応じて水分をとることは大切です。
俗に言われているように
食べ物だけで母乳の量をコントロールするのは
難しい事だろうと、
多くの科学的裏付けのある文献では書かれています。


情報は以上などですが、
母乳が出過ぎているときの悩みは、
一人一人悩みの形が異なります。



そして、まだお産後に赤ちゃんは
新生児室に預けている産院が多い現状があります。

赤ちゃんと同室できる産院でも
赤ちゃんに体調不調があって、
赤ちゃんだけが小児科の入院になることもあります。

そんな時は、母乳が安定して出始めるまでは
搾りすぎないことも大切です。

「乳房マッサージ」も母乳を出す手技のひとつです。
1人目など前の産後に出過ぎてつらい思いをした人は
産後の入院中のルチーンのマッサージは
トラブルがないならば断る方が安心かもしれません。

つらくて、様々な工夫で軽くならないならば
我慢し続けずに専門家のカウンセリングも
役立つかもしれません。

IBCLC(国際認定ラクテーション・コンサルタント)や
ラ・レーチェ・リーグなどの、
専門知識を持つ人と出来たら目を合わせての
ご相談も検討してみてくださいね。

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記事や写真・イラストの無断転載はお断りします
医療的な事を扱うため個々の症例の質問への回答は
責任を持てないため、基本的に行っておりません。
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about me: 坂出市立病院 産婦人科勤務
      (産婦人科医・外来のみ、H27年5月より)
      母乳外来も予約制で行っています。

2017年5月28日(日)に高松社会福祉総合センターで第二回目の四国母乳育児を学ぶ会は盛況に終わりました。みなさまのご協力に感謝します。




by Dr-bewithyou | 2018-02-11 21:08 | どこを読めばいいの? | Comments(0)

赤ちゃんとのつきあい方の情報メモ。母乳育児支援(おっぱいライフ応援)をしている産婦人科医・IBCLC 戸田千のブログです♪ 下方の「ブログの説明」に利用上の注意もありますので必ずご覧になってください。


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