人工着色料と保存料と子供の多動性の関係

おっぱいライフが過ぎて、どんどん食べ物に興味を示してきて赤ちゃんから幼児に育ってきた時に、何を食べさせるかが大切だ、と言う分かり切ったことに対する研究です。(英語論文です(^o^;))

大切、と漠然と言うのでなくて、具体的に何を食べて、何を控えるのかと言うことが知りたい訳ですが、The Lancetという有名な医学雑誌の2007 Nov 3;370(9598):1560-7.号に掲載された、Food additives and hyperactive behaviour in 3-year-old and 8/9-year-old children in the community: a randomised, double-blinded, placebo-controlled trial.と言う記事では、人工着色料と保存料(安息香酸ナトリウム)が注意欠陥障害の病態の一つである「多動性(過活動、衝動性、不注意)」のレベルを3歳児でも8−9才児でも上昇させたと言うデータが発表されました。

研究に使われたのは
黄色5号
カルモイシン(日本指定外)
黄色4号
赤色102号
キノリンイエロー(日本指定外)
赤色40号
と、安息香酸ナトリウムで、それを二つのグループに分けてジュースを作り、これらの入っていないジュースとの比較検討をしたというものです。

このデータではどの着色料や保存料が大きく影響しているのかは不明でした。




キレイな色の飲み物は赤ワインもペリエにグラナデンシロップを落としたものもブラッドオレンジのジュースも、魅力的です。さらに昔は飲むと舌の色が赤や緑に変わるくらい着色された強烈に色の濃い物も沢山有りましたが、今では昔のあの鮮やかな色の飲み物は減ってきました。そうは言っても日本の食品添加物の表示では、「着色料」とだけ書かれているものも多く、詳細は不明なことが多いですよね。

赤ちゃんに果汁は不要なのですよ、と言うことは度々書いてきましたが、「赤ちゃん」と呼ばなくなって幼児になってきた時にあげるジュース等には何が入っているのか、気をつけて意識して行く必要が有ると言う一つの証拠となるデータです。




美味しいと健康。楽しいと健康とを、どうやって足並みをそろえて行くか、と言うことも大切だと思ってます。食は、生きる力ですから(^.^)
きちんとしたものを食べる習慣を付けておくことでしか、怪しい食品に対する「?」と思う敏感なしたの持ち主にはならないかと思います。せっかくおっぱいライフで健康な食生活で人生をスタート出来た赤ちゃんの敏感な味覚や、それまでに築いた健康さを守る食生活をさせてあげているママが多いかと思います
。そこに、さらに「こころ」の問題も食べ物が影響すると言うことを付け加えて行きましょうとも、このデータは示しているように感じました。
by Dr-bewithyou | 2007-11-16 22:51 | 情報メモ | Comments(0)

赤ちゃんとのつきあい方の情報メモ。母乳育児(おっぱいライフ)の応援をしている産科医 戸田千のブログです♪ 下方の「ブログの説明」に利用上の注意もありますので必ずご覧になってください。


by Dr-bewithyou
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30