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カテゴリ:本の紹介

  • 『「親切」は驚くほど体にいい!』という本でオキシトシンの解説
    [ 2012-01-09 20:02 ]
  • 来年の授乳カレンダー
    [ 2009-12-23 22:48 ]
  • 役に立っていないカテゴリ「本の紹介」汗
    [ 2009-10-11 08:56 ]
  • 今日の木 そして、ペリネイタルケア別冊
    [ 2009-06-04 21:01 ]
  • 「オキシトシン―私たちのからだがつくる安らぎの物質」
    [ 2009-02-25 20:19 ]
  • 情報過多の時代に
    [ 2008-12-14 12:26 ]
  • 母乳育児のための暖かく力強い教科書
    [ 2008-09-15 15:21 ]
  • らくらくすくすく、な、空間
    [ 2007-07-08 21:12 ]
  • 最新刊の「Lingkaran」
    [ 2006-04-18 20:27 ]
  • いのちの重み
    [ 2006-04-08 15:23 ]

『「親切」は驚くほど体にいい!』という本でオキシトシンの解説




オキシトシンというと、今まで↓の

オキシトシン―私たちのからだがつくる安らぎの物質

シャスティン・ウヴネース・モベリ / 晶文社


の本の解説を引用してきました。

始めてこの本を手に取ル前には、私にとってオキシトシンというと
「射乳ホルモン」であり、分娩誘発に使うアトニン-Oの成分であり、
授乳と分娩とだけで働くホルモンだと思っていた私の目から、
何十枚も鱗が落ちた気分になったものです。


先日、寒かった日の事です。

暖房の効いた本屋さんにとにかく暖まればいい!と思って入って、
不真面目に本のタイトルを見て歩いていたときに
↓の本を見つけました。

「親切」は驚くほど体にいい!
~”幸せ物質”オキシトシンで人生が変わる~

デイビッド・ハミルトン / 飛鳥新社



まずは驚くほどだとか、体にいいだとか、と言う文字に、
「うわ~素敵♪」というよりはうさん臭さを感じました。
(ゴメンナサイm(_ _)m)

若いときは「○○に効く」とか「○○の特効薬」とか
「○○しない秘訣」とか、、、そんなタイトルの本が好きでした。

でも、「7つの習慣」

7つの習慣―成功には原則があった!

スティーブン・R. コヴィー / キングベアー出版


に出会ってからは、
表面だけを変えるハウツー本の限界を感じて、
本屋で立ち読みしても買うことはなくなっていたのですが、
この本のサブタイトルの「オキシトシン」の言葉に惹かれてしまったというわけです。


そして、読んでみると、ハウツー体にいい、、、の内容はむしろ付属で、
「オキシトシン」についての情報がズラズラと並んでいました。

しかも、このデイビッド・ハミルトンさんという方は、
>イギリスの大手製薬会社で心血管疾患の新薬開発に従事
した事があるということで、
オキシトシンの母乳や出産に関することはメインの働きではなくて、
「母乳を出すのに」役立つ、というスタンスでの
記載だったことにビックリしたのでした。


本の帯には
あなたが電車で座席をゆずった瞬間に・・・
*:*:*:*:*:*:・・【 ↓ 】・・:*:*:*:*:*:*
オキシトシンの効果で「心が変わる!」
*:*:*:*:*:*:・・【 ↓ 】・・:*:*:*:*:*:*
さらに「体も変わる!」

と、書いてあるのが本の言いたいことをよく表しているようでした。

つまり、人に見返りを求めずに親切にすると、
オキシトシンがカラダの中で作られ、その結果、
血管、心臓、免疫、傷の回復などなどなどのいい影響が
生まれる、、、、のだ。と。



ある意味、母親が我が子を育てるのは、
「親切」の親玉とも言える行動とも言えるかも、と
思い始めたのでした。

親切の中には↑のように電車で席をゆずる事もそうですが、
この本では40の親切な行為が例としてピックアップされています。
ビックリするくらい、当たり前なことばかり、、、。

それが健康に繋がる、と言うのがオキシトシンの力なのだ、と、
本の中で詳しく説明されているのです。


オキシトシンを増やすには、項目だけはしょってピックアップすると。
1,親切をする
2,感動する
3,感情を表に出す
4,マッサージを受ける
5,愛する人と精神的に支え合う、スキンシップを取る
6,ハグをする
7,ペットを撫でる

だ、そうです。

ちなみに、2の感動する、、、では、
コミカル映画を見たお母さんと、感動的な映画を見たお母さんとでは、
感動的な映画を見たお母さんの方が母乳も沢山出た、、のだと
書かれていたのを記しておきましょう。



育児に対してもオキシトシンがどのような働きをするか、
も、大切な事が書かれていましたが、長くなるので、
また、別の機会に書いてみようかと思います。








この先は、どうでもいいことなのですが、、、(ё_ё)

GLAYのライブに行くと、
上のオキシトシン↑↑な出来事がいっぱいあります。
(だから、どうでもいいことだ、と^^)

1,GLAYファンの友達にお土産を渡したり、
  旅のチケットを買ったりして親切に出来るし、
  私たちが楽しむと、GLAYのメンバーも喜ぶので、、、、
  ある意味、GLAYに親切に(≧▽≦)している気分
2、感動します、します。
3、喜んだり泣いたり
4、マッサージはさすがにないけど、体中の筋肉を使います
5、コール&レスポンスで大騒ぎ。ラストは隣の人と手を繋いでジャンプ
6、ひさびさに逢ったお友だちとハグハグ
7、これもさすがに、ペットは連れて行かないけど、
  時々、ツアーグッズにふわふわなものが混じっています。

ライブってオキシトシンに浸りに行くのねと、
思ったのでした(^_^)v、、、ここまでおつきあいくださったあなた。
私にひとつの親切を下さった分、オキシトシンが上がって、
少し体にいい影響を生み出したかも\(^_^)/!?





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about me:
香川県高松市の産科クリニックに勤務していますm(_ _)m
ハグブログに共感する思いでお産を見守る助産師さんとの出会いも
あったらステキだなあ、と思っております。

目標は「母乳育児支援を学ぶ会in四国第2回」。
まだまだ、道のりは遠いですが一緒に実現してくれる
仲間を募集しています



一番上のブログの下↓についている宣伝は
エキサイトが勝手に選んでつけているものです。私の推薦ではありません。

by Dr-bewithyou | 2012-01-09 20:02 | 本の紹介 | Trackback | Comments(0)

来年の授乳カレンダー

JALC http://www.jalc-net.jp/の、
毎年好評な授乳カレンダー、今年も発売しています。

今年の写真は、一つ一つが大きめで、
ラッチオンとポジショニングとの教材にもなるところが
魅力的です。

ただいま10冊以上で、一冊あたりのお値段が、
1500円1000円
と、お得になっています。

ミルク会社さんからもらうカレンダーは、
可愛いけれども、実は、
ミルクのイメージを根拠なしによくするという、
ミルク(母乳代用品)の流通に関する「国際規準」に反した、
いわば、違法行為に近い存在なのです。

せっかくならば、ミルクよりも
母乳のよさの伝わるカレンダーの方が、
ママたちの育児を応援してくれると私は思っております。








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by Dr-bewithyou | 2009-12-23 22:48 | 本の紹介 | Trackback | Comments(0)

役に立っていないカテゴリ「本の紹介」汗

自分では、オススメの本を書いてきたつもりが、
他のカテゴリが優先されていて、
本の紹介だけというのはなかなかしていなかったのですね。

先ほど気づきました。


なので、あわてて、
ライフログで、このブログにすでに格納(?)している
情報だけをブログに表示しました。
今のデザインでしたら、向かって左の下の方です。

まだまだ、良い本はたくさんありますので、
徐々にでも紹介していきたいものです。




私も、
このブログをまとめて、本に出来たらなあ、と
夢だけは持っているのですが、、、
本作りの情報がございましたら、お教えくださいませ。






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by Dr-bewithyou | 2009-10-11 08:56 | 本の紹介 | Trackback | Comments(2)

今日の木 そして、ペリネイタルケア別冊



GREMZの木、こんなに立派になりました。





そして、ペリネイタルケアの別冊がもうすぐ販売されます。

IBCLCの仲間が力を合わせて作り上げた、
新世紀の母乳育児支援のテキストです。


メディカ出版のサイトでもまだ、情報がアップされていませんね。


ほんのわずかだけ、原稿を一緒に見ただけで、
私も名前だけを載せていただけました。有りがたいことです。

また、詳しく情報が出た時にお知らせしましょう。




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by Dr-bewithyou | 2009-06-04 21:01 | 本の紹介 | Trackback | Comments(0)

「オキシトシン―私たちのからだがつくる安らぎの物質」

オキシトシン―私たちのからだがつくる安らぎの物質

シャスティン・ウヴネース・モベリ / 晶文社




先日のパパママセミナーではこの本の内容を中心にお話させていただきました。

ミルクだけで育児しているママが傷つくのは不本意だということでちょっと中途半端なお話しにもなった部分もありますので、改めて、こちらハグブログで紹介させていただきます。




オキシトシン?と、聞いただけでキュンと下腹に痛み走った方もいらっしゃるでしょうか。陣痛誘発を行うのに使う薬剤もこれを使うことは多いですし、射乳反射といって、作られたおっぱいを赤ちゃんの口に入るように乳房の中から「出す」ホルモンがこのオキシトシンです。

パパママセミナーのお手伝いスタッフのお姉さま世代の助産師さんが「私が助産師になった頃に、このオキシトシンが見つかったのですよ」と、おっしゃってました。




陣痛を起こして母乳を出すだけのホルモンで一体、本が一冊書けるのだろうかと疑問に思いつつも、翻訳した瀬尾智子さんという小児科医の先生のおっぱい支援の目を信じているので読みはじめたわけです。読んでびっくりの、オキシトシンの持つ多彩な影響力がいろいろな方面にわたっていることの記された興味深い本でした。



作者のモベリさんによると、オキシトシンの研究は、「安らぎとつながり」の状態を科学的に証明していくものだとのことです。

現代科学のほとんどは「闘争と逃走」に目を向けて行われているのだけれども、実際に育児生活を体験してみると、その反対側にある「安らぎとつながり」が自分の心に生まれたこと。でもそのなかにはまだまだ知られていないものが隠れていることに興味を持ったことから研究を始めたとのことです。そこでたどり着いたのがオキシトシンというホルモンだったそうです。


オキシトシンはWikipediaによりますと半減期といって、血液の中の濃度が半分になるのは1-6分・・・ということであっという間に体の中から消えてしまうホルモンで、動物の種が異なっても同じ組成をしているのだと書かれていました。

そんなにすぐに消えてしまうホルモンなのですが、このホルモンが作用すると体をリラックスさせ、そして社会が作られるための人と人の関りを育てていく仕組みがあるらしいことがラットを使った実験や人での観察からだんだんと明らかになっているといいます。




おっぱいをあげているときに何が起きているかを、中心に見てみましょう。

◇もちろんオキシトシンは射乳反射という母乳を出す働きをしています。

◇オキシトシンはおっぱいを出すだけでなくて、ママと赤ちゃんの触れ合って
 いる部分の体温が上がります。

◇ストレスを抑える作用があり、体のホルモンバランスもリラックス状態になります。

◇リラックスすることもあり血圧が下がって安定します。

そして、
◇あっという間に体から消えてしまうホルモンだというのに、触れ合っている時
 にオキシトシンが働くことからお互いに対する好奇心がわき、愛着の心が湧く
 のだそうです。




そうなのです。オキシトシンは 「絆」 を生み出す働きをしていたのだというわけです。

抱っこする我が子をいとおしく思うのは「血」のつながりからだけでなくホルモンのお手伝いもあったから、、、と言っても、ママのママらしさが減るわけでは決してないのだと私はこの本を読みながら思いました。
愛しく思うこと、かけがえのない大切さを感じること、それを助けるホルモンの働き、すべてが合わさって「あなた」なのだ。と。
ただ、その面にようやくスポットライトが当たっただけなのだろう。と。





育児生活が、ときにハッピーハッピーばかりでなくても投げ出さずにお母さんをやり続けるための、不思議な応援の力が授乳するたびに体の中から生まれてくるなんて、まるで魔法のようです。


興味深いことに、性交渉もまた、このオキシトシンが産生される活動の1つなのだとか。オキシトシン濃度が上がっている時に触れたものに対して、強い愛着を持つ働きが観察されたとも書かれていました。
種の保存の、大切な役割をもつホルモンなのです。






医学用語は優しく解説されていますので、一般の方でも読みやすい本だと思いました。
ここに書ききれなかったこともたくさんあります。
と、いうわけで、オススメ。

by Dr-bewithyou | 2009-02-25 20:19 | 本の紹介 | Trackback | Comments(2)

情報過多の時代に

何が正しいのか分からない。。。
おっぱいライフの間で、この疑問には何度かで会うことになるかと思います。



おそらく100年前の育児法というのは、とてもシンプルで、変化に富んではいなかったのではないでしょうか。貧しい農家の親子と、殿様やお金持ちの商人のところの御寮人さんとでは、産着の質やらお手伝いをしてくれる人の数は違ったでしょうけど、恐らくその地方地方で育児の方法と言うのはみんな同じようなものだったのではないかと想像されます。(調べてみたことはないのですが(^.^;))

今の時代の育児の難しさは、一つには試しきれないほどの情報を簡単に手にできてしまうことも関係しているようですよね。




ちょっと前まではミルクで育児が当たり前でした。
おばあちゃん世代の母乳だけで育児していた割合は2割前後に落ちていたことさえあります。

本当なら、自分が育てられたように我が子を育てると言うのが、哺乳類の普通の姿なのです。たとえば砥部動物園のピースや、ベルリン動物園のクヌートは、人間に育てられたために、人間が大好きで、人間が喜ぶことに敏感なシロクマに育ってしまってますよね。シロクマの母親に育てられたわけでないあの子たちは、自分のことを恐らく人間だと意識しているのではないかと思うことがあります。どんなに人間に愛されて大切に育てられても、シロクマとして育つことが出来なかったピースやクヌートが将来にきちんと親熊になれるかどうかはとても疑問です。

人間の子供の育児方法が混乱しているのは、この親子間で繰り返される育児の技術やそのための心の配り方に断絶が生まれたことにも大きな原因はあるかと思います。おばあちゃんの世代は、「母乳は野蛮で非科学的」だと言われて、ほとんどの人がひいばあちゃんの世代とは別の育児のし方を選ぶしかありませんでした。今また、おばあちゃんと同じ育児法では、母乳を出し続けることは難しい時代に突入してきたわけです。

自分が育てられた本能の底にある記憶と、おばあちゃんの暖かい目と、、、それが、今の時代には足りない部分になっているように思われます。



ネスレ(ネスカフェやミロで日本では有名ですが、実はコーヒー屋さんというよりは世界的な乳業会社さんで、現在の母乳代替品の商取引のための「国際規約」を生み出すような、強引でそして赤ちゃんの健康を考えないマーケティングを展開し始めた会社でもあります)の不買運動と言うのは母乳育児支援に携わる人は一度は聞いた事があるはずです。
同時に、そのネスレなどの生み出した、文化的でお洒落な育児法としてのミルクのイメージは多くは科学的な根拠のないものでした。たとえば「ミルクを飲むと頭の良い子に育つ」。。。と言うように。それは今では母乳で育った子の方が、脳の神経組織自体も発達が良いことが分かってきているのです。





情報を混乱させているものをまとめて見ると。。。

◇自分が育ててもらった体験が育児に繋がらない人が多い(ママはミルク育児。
 自分は母乳育児希望。。。というように)

◇おばあちゃんは、母乳に対する知識と技術を持っているとは限らない

◇そのおばあちゃんたちの世代の情報は、乳業会社さんが
 沢山のミルクを売るために科学的な根拠に乏しいものもあった

◇ミルクで育児していると赤ちゃんはあまり泣かないし、規則正しい生活が
 出来るから、見た目は便利そうに見えてしまう
 (残念ながら、本当に便利なのか、は長い目で見ると怪しいのだけど)

◇おっぱいで育てると、その子その子の個性で随分と違う生活になることも
 。。。「これでいいの?」と、不安になるきっかけが少なくない

◇母乳で育てたかったけれども、ほとんどミルクで育てた先輩ママは、
 おっぱいライフをしているあなたの姿に、羨ましさを感じているかも

◇乳業会社さんの情報はおっぱいが出ない方向に繋がるものが多い
 。。。ただしとても親切でとても同情的なので、そうは見えないけれども

◇まだありそうですよね






(-_-;)、、、困ったなあ、と思う時のおすすめ図書は

だれでもできる母乳育児

ラレーチェリーグインターナショナル / メディカ出版




母乳育児の文化と真実

ナオミ ボームスラグ ダイア・L. ミッチェルズ
橋本 武夫/メディカ出版




おっぱいでらくらくすくすく育児―母乳の方が楽だった?!

北野 寿美代 金森 あかね/メディカ出版




母乳育児が必ずうまくいく本―誰もが知りたかった知恵とコツのすべて

ジャック・ニューマン / メディカ出版




などの本を、まず手に取ってみてはいかがでしょうか。
おっぱい支援の本も沢山あります。ただし、ミルク会社さんの宣伝がでかでかと載っている本はお勧めできません。また、その文章がどのような根拠で書かれているのか、誰が言っていることなのか、と言うことも、注意が要ります。

他にも良い本はあるかと思いますが(とくに英語には、素晴らしいものが沢山あります)、一生懸命に根拠のない内容を書いた本の通りにして苦労しているママも時々いらっしゃるのも事実です。

情報が沢山入る事は、決して悪い事じゃあないはずなのに、それに混乱するほどの情報は必要ないと言うことでもあるかと思います。
「何事も腹八分目」。。。なのでしょうね。





どんな情報よりも、ママが「?」と思うこと。赤ちゃんが「イヤ」と言うことに大切な気づきが含まれている事が多いです。
自分が変だと思うことは変なこと!。。。

育児中のママはそう思っても良いほど我が子のエキスパートなのです。



おっぱいライフまだまだ続くぞ!のお友達が言っていました。
「おっぱいライフから得たものは自信だった」と。
自分じゃあないとラチがあかないというのは時には、うっとおしく重く感じるかもしれません。人間なんだから、そんな日もあるハズ。
でも、疲れが取れたらまた「必要とされている」自分に気付く、、、それの繰り返しでおやこともに育って行く姿は、実は周りから見ていると結構感動的なんです。

どうか、笑顔で毎日を過ごすことが出来ますように。
自分と赤ちゃんを信じることが出来ますように。

by Dr-bewithyou | 2008-12-14 12:26 | 本の紹介 | Trackback | Comments(5)

母乳育児のための暖かく力強い教科書

母乳育児が必ずうまくいく本―誰もが知りたかった知恵とコツのすべて
ジャック・ニューマン / / メディカ出版




一昨日amazonから届いた発行されたばかり、生まれたてほやほやの母乳育児支援の本です。ニューマンさんはiTunes Storeでも母乳育児支援のためのポッドキャストなども配信している母乳育児支援の小児科の先生です。

最近は、JALCからも
母乳育児支援スタンダード/ 医学書院 ISBN : 4260005200 
と言う本なども発行されて、母乳育児の日本語の本が少しずつ増えてきているのですが、この本も素晴らしい本です。


分かりやすいこと。特に、
「当たり前と思われているけれども科学的に正しくない情報」(誤解)
と、
「実は科学的な根拠の有る情報」(真実)
と分類して書いていることで、初めて読む人にも、母乳育児のありのままの姿が伝わりやすいだろうと思いました。また、今の母乳育児支援が力を入れているポジショニングとラッチオン(翻訳ではこの言葉こそ使っていませんが)をいかに分かりやすく伝えるか、に心を配っているのが伝わってきます。

そして、なによりも希望を持てる文章なのがいい感じです。



読みながら「これは専門家向けかなあ」と思ったりもしたのですが、読み進んでいるうちにふと気づきました。

「あぁ、そうだった。お母様こそが我が子の専門家だったのだわ」

理解のない他の人を説得したり、自分で研究論文を発表したりする必要はないけれども、その内容が専門的でいけない理由なんて無いのでしたね(*^^*)




母乳育児支援をコツコツと積み重ね、、、日本以上に母乳育児が軽んじられていた北米(カナダ)でお母様達の応援をしてきて、いつの間にか新しく「赤ちゃんがおっぱいで育つのは当たり前」という流れを生み出しつつある人の言葉には力があります。

これからお産をするお母様にも、今、おっぱいライフで問題にぶつかっているお母様にも、支援スタッフにもお薦め出来る本だと思いました。(私は二日で読めました)
この本を読んだら初めての赤ちゃんを迎えるお母様も「何が分からないかもわからない」ところから、具体的に尋ねたいことは○○です、とか、△△をもう少し詳しく教えてください。と、積極的に自分の育児に興味を持てるのではないか、と思います。

もっとも、本の中でおっぱいが飲みやすいように、と使っているナーシングサプリメンター(授乳の補助器具)は、私は使用したことが有りませんし、母乳分泌を増やす薬剤も使用したことが有りません。
あくまでも、抱きかたと飲ませかたを中心に対応して行くことでほぼ100%のママは、赤ちゃんとおっぱいライフをすることが出来る、と言うのが大切な部分です。
最初の慣れないうちは、「私は運悪くそのきわめて珍しい、おっぱいに苦労する人だ」と思うことも有るかと思います。日本では、残念ながらおっぱい支援の専門家に出あうことがとても難しい現状はありますから、自分が普通の産後の生活をしているかどうかも分からなくて不安に思うことが有るかもしれませんね。
専門家の人よりも、同じ時期にお産をした他のお母様の方が分かってくれる可能性のある分娩施設もまだまだ少なくないのも確かです。

スタッフもお母様も「楽でリラックス出来て幸せな」おっぱいライフのために、一緒に考え協力しあって工夫出来たら素晴らしい産後の生活が始まるのではないでしょうか。




と言う訳で、オススメの一冊です。

by Dr-bewithyou | 2008-09-15 15:21 | 本の紹介 | Trackback(1) | Comments(0)

らくらくすくすく、な、空間

以前にも、このハグブログで紹介している本、
おっぱいでらくらくすくすく育児―母乳の方が楽だった?!
北野 寿美代 金森 あかね / メディカ出版 



・・・の著者である北野さんの助産院に名古屋の学習会に行った時はお泊まりさせてもらいました。私自身も生まれたのは国立病院の産科病棟だったし、勤務先も大小の差はあれ緊急帝王切開にも対応出来る病院や医院でしたので、助産院と言うのは想像がつかない世界の一つです。

ずっとこの本全体にあふれる「癒し」の力が生まれた場面には興味が有りました。それが、この学習会のお世話役を北野さんがしていまして、名古屋の地理に疎い私がホテルをどこに取れば国際会議場に行きやすいかを確認した所、宿泊しませんかとお誘いを受ける機会を得ました。お会いしたこともないのに、北野さんとお話し出来る!と、ささっとお話に乗ってしまった厚かましいヤツとなりました(笑)。

そこは普通の住宅街に有る普通の注文住宅(の、モデルハウスだったとか)で、沐浴槽がかろうじて、一般住宅でないことを示す存在だという当たり前な生活空間でした。

ちなみに私の大学の同級生は外科医ですが自宅分娩をしています。「ひとは、畳の上で生まれて畳の上で命を閉じるものだ」という信念からの選択だったのです。一度、ご自宅に遊びに行った際に「この部屋で下の子は生まれたのよ」と見せてくれたお部屋は普通にリビングルームでした。それと同じほどに、北野さんの助産院の普通なお部屋が診察室兼分娩室でした。

まさに「おかあちゃん」(ごめんなさい、私より若いのに(笑))な視線から感じたのは、「いのち」の尊さでした。「いのち」とは続いていくもの。続いていって欲しいものだと願うような思いでした。





薬が有り、道具が有り、そうすることで安全を守っている部分と言うのは現代の産科医療に確実に有ります。でも、お産が命を繋ぐ行為であり時間で有る事実そのものはいかほどに変わっているのでしょう。

お産の現場には立ち会いませんでしたが、この本にあふれる「癒し」の気持ちは、また、祈りの気持ちのカケラを持ったものなのかなあ、と言う印象をもらった滞在でした。




と言うことで・・・
書いた人にお会いしましても、引き続き、この本がオススメの本であることにかわりはないです。癒されるおっぱいライフ支援の本だと思います。(内容は科学的な裏付けの有る、抱き方、くわえさせ方の本なのに、ハウツー本と言う感じではないのです。おっぱいの痛みに悩んでいるママには安心してお奨め出来る一冊です)






by Dr-bewithyou | 2007-07-08 21:12 | 本の紹介 | Trackback(3) | Comments(0)

最新刊の「Lingkaran」

4月15日発売号は出産の特集。この雑誌は思い入れの有る雑誌なので、こう言う形で私の仕事の近くの特集をされたことに感慨深いものが有ります。まだ、実は購入していないので、また目を通しましたら書いてみようと思います。

Lingkaran←HPはこちら

by Dr-bewithyou | 2006-04-18 20:27 | 本の紹介 | Trackback | Comments(0)

いのちの重み

と、タイトルで書くと深刻な感じですね。

よしもとばなな「イルカ」を読みました。この本は、表紙からしてほんわかとした妊婦さんのイラストだったりするのだけど、とつきとおかの旅と言っても良さそうな時間を描いています。で、まだ出たばかりなのでこれから楽しみに読もうという人も多いかと思うので内容には触れないようにちょっと思ったことを書いてみます。
私はいつも赤ちゃんを「ひとりの人間」として心がけながらたくさんのママ達の笑顔や泣き顔に接してきているつもりでいました。それでもまだ気付いていないことがあったようです。それが、タイトルにも書いた「いのちの重み」。
子供でも今の時代なら「いのちは地球より重い」と当たり前のように口にすることでしょう。そこまで浸透している知識としてのいのちの大切さ、と、関わっていくいのちとしての愛しさが、残念ながら上手くバランスをとれずにちぐはぐなのが今の時代なのかもしれないと、ふと思う本でした。上手くバランスをとれないバランスの悪さを見て見ぬふりをするために、いのちの神秘への無関心になる事が当たり前に起きているんだろうなと。そして、世の中がいのちに無関心になって来ている中で、「おや」になる人ばかりにいのちの大切さを強調していくことは、どこかにひずみが生まれても仕方がないのかなあ、と、少し怖くなったりもしました。

幸いにも、私は多くの生まれ出てくるいのちの神秘にすんなりと馴染んだしなやかなママ達にたくさん出会ってきました。そう、「無関心でいられない人達」ともいえるでしょうか。今までいなかったいのちが生まれることを、ただ面倒が増えて時間が制約されるだけだと思わずに、しあわせのきっかけと思えるような生まれつきの性格を持った人達もいるし、赤ちゃんの何かの行動でスイッチが入った人達もいるし。
いずれにしてもそう言う人達に出逢えているんだなあ、すごいなあ。と思ったんです。

そんな、当たり前に見えることが『実はスゴイこと』なんだ、と。
・・・上手く、文章に出来ないのだけど、、、やっぱり、おやこのいる光景は良いなあと思った一冊でした。

by Dr-bewithyou | 2006-04-08 15:23 | 本の紹介 | Trackback | Comments(0)