低下している乳幼児死亡率(ユニセフ発表)

2008年の乳幼児死亡率は1000人あたり65人まで減少したと言う記事が
初の900万人割れ=乳幼児死亡、減少続く−ユニセフ(時事通信) - Yahoo!ニュース
に載っていました。





ユニセフ(英語)の発表を、
私の、怪しい意訳で拾ってみますと、



国連のデータによると
2008年では880万人の子供が5歳まで生き延びずに死亡し、
それは1990年の1250万人から減少

ワクチン、ビタミンAのサプリメント配布、蚊帳が、
効果を示したと考えられる


また現在も、
5歳以下の子供の死亡の40%が、インド、ナイジェリア、
コンゴ民主共和国、に集中

また、南アフリカ共和国では、HIV感染のため、
むしろ死亡率が上昇

2015年までに5歳以下の死亡率を2/3に減少させるまでは、
まだまだ危機感を持って望んでほしいとのことです。





そして、この、子供たちを守るのに、
母乳も大きな働きをすることは、皆様もご存知の通りです。

ミルクも良くなったのだから、、、と言う言葉は、
耳に優しいのですがたくさんの真実を覆い隠している言葉でもあります。

ミルクがどんなに良くなっても、
すべての母乳の働きを入れることはできません。

たとえば、白血球などの細胞成分。
ホルモン、酵素、鉄、抗体などなど、、、
そのすべてが、完全食品と言われる最良の栄養バランスの
母乳とともに赤ちゃんに届けられる、神秘的とも言える、
素晴らしいものなのです。

ミルクは、あくまでもお薬です。
でも、そのミルクをあげすぎたり不用意に使うことで、
この神秘的な母乳の出る量はドン、と減ってしまいます。


折角出ている母乳をどうか大切にしてくださいね。




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元記事
初の900万人割れ=乳幼児死亡、減少続く−ユニセフ
9月11日10時48分配信 時事通信

 【ニューヨーク時事】国連児童基金(ユニセフ)は10日、2008年に世界の5歳未満の乳幼児死者数は推計880万人となり、初めて900万人を下回って過去最低を記録したと発表した。乳幼児死亡率も1990年より約28%低下し、長期にわたり下落傾向という。
 ユニセフによれば、90年の死亡率は1000人当たり90人。これに対し08年は同65人に減少した。はしかのワクチン接種やマラリア防止のための蚊帳の普及などが理由という。

by Dr-bewithyou | 2009-09-11 22:08 | 情報メモ | Comments(0)

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