平成21年10月22日改訂の新型インフルエンザQ&A:日本産婦人科学会

最新の、日本産科婦人科学会の
新型インフルエンザに関する情報です。

(日にちが経ちましてこちらの記事をごらんになった方は、
 ←「タグ」の「インフルエンザ」の項目をご参照ください。
  最新の情報をご参照いただけましたら幸いです)


平成21年10月22日改訂の要旨

<一般の方向け>

医療関係者向け


ワクチンが実施されることが現実になってきたので、
妊婦さんに向けてのワクチンに関する留意点も具体的になってきました。

改訂された所が線を引いてわかりやすく示されています。






お気づきの方もいらっしゃるかと思いますし、
今でも何度か書いてきましたが、授乳婦に対する項目が、
実行しにくい、ある意味、現場のお母様には理解しにくい内容の
ままではあります。

危険性が理解されていない「新型」インフルエンザに
赤ちゃんがかかることがないようにするにはどうするか?

その思いは、産科婦人科学会も
NPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会も
ともに目指す所でもあるのですが、
とにかく経験がないことだけに、こうやってたびたび改訂版が
必要であるように、今の所は、
確実な方法を探している段階かと思われます。



私も所属していますNPO法人 日本ラクテーション・コンサルタント教会のHPの
「母乳育児Q&A」には
すでに、季節型インフルエンザについての対応が書かれています。

現在の所、「新型インフルエンザ」に関しましては、
最新の情報を集めながら改訂版を準備している最中です。





感染の予防のために、インフルエンザウイルスに触れない、
出会わない、と言うのは間違いなく正しいことです。


ただ、私たち母乳育児支援を行っているものとしましては、
母乳を出すための仕組みのうち、大切なことは、
「吸い出しただけ、搾り出しただけ母乳は産生される」と
知っています。

つまり、赤ちゃんの免疫の働きの、大きな部分を背負う母乳を、
母子分離して搾母乳で出し続けることの難しさと、
ウイルスに触れさせない環境をつくることとの
板挟みの状態だと感じております。

搾って母乳を出すのは、生まれて直後ですと、
ティースプーンに半分取れたら上等だったりします。
赤ちゃんは母子分離をすることで不安になり、
交感神経が活発になり、必要なカロリーが増します。
産後すぐですと、誰かが搾るとして、
その搾る人への感染も考慮しないと行けないかもしれません。

また、生まれてから数ヶ月経っていると、
搾って出すこと自体にコツが要るようになります。

理想としましては、100歩譲って、
母子分離が「最善の方法だった」として、
「赤ちゃんと接触しないで、母乳を搾って」と
指示を出しました場合、どのように母乳を搾るのか、保存するのか、
飲ますのかまでをあわせて指導していただきたいものです。

ただ、熱が39℃とか40℃とかでているお母様に、
突然それが伝わるかは、心もとないかも知れないのですが。



繰り返し書きます。

赤ちゃんの免疫力、つまり、感染症と闘う力は
産後6か月までは母親からもらう母乳に大きく頼っています。
その後も、生まれて一年経ってもそれ以上経っても、
母親からもらう免疫の力はきちんと仕事をしています。

だから、赤ちゃんをインフルエンザから守るには、
ウイルスに触れさせないだけでなく、
赤ちゃんがウイルスと闘う力を助けてあげることも大切だと、
季節型のインフルエンザでは示されているのです。


また、インフルエンザで、からだのしんどさから母乳を搾らずに、
ミルクをあげた場合、
これもいつも書いていますが、乳腺炎になる可能性が高まります。

乳腺炎も39℃とか40℃とか、インフルエンザによく似た症状が
でてくるので、タミフルが効いていないのか、
または乳腺炎が合併したのか、を見極めるのが難しくなります。

ですから、今の、この内容の指導を守ることとなるならば、
授乳中のお母様たち、これからお産を迎えるお母様たち、は、
それぞれに、「直接の授乳はさけてください」と言われた時、
母乳を搾れるように、その方法を知っておく必要があるとも
考えられるのです。





とにかく、いかにかからないようにするか?が、
大切になってくるのではないでしょうか。


授乳以外で、夜更かしするようなお仕事は控えましょう。
手洗いはこまめに行いましょう。

ビタミンCやAは抵抗力を守ってくれます。
お野菜、摂れていますか?

もちろん必要がないのに人ごみに出ることも避けましょう。
 元気なときはウイルスをもらわないために。
 熱や喉が痛い時には、万が一、新型インフルエンザだったなら、
 ウイルスを広げないために。

寒いな、と思ったときは、
服やストールなどであったかくしましょう。

お部屋の湿度が下がりすぎないようにしましょう。

。。。こんなに、すべきことが多いと、面倒くさいけれども、
かかったらもっと面倒くさいことが待っているのに、
まだ、最善の方法が見つかっていないのです。

ちょっとずつ気をつけて行きましょうね。




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by Dr-bewithyou | 2009-10-27 21:56 | 情報メモ | Comments(0)

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