新型インフルエンザ情報ー日本産婦人科学会H.21年11月9日
2009年 11月 09日
平成21年11月9日付けの、日本産婦人科学会からの新型インフルエンザ情報です。
今回改訂の要旨
① 妊婦のなかでも殊に妊娠後期婦人では重症化リスクが高いことを追記したこと
② 新型インフルエンザワクチンの安全性について追記したこと
③ アレルギー・喘息既往婦人へのワクチン接種時の注意について追記したこと
<一般の方向け>
<医療関係者向け>
相変わらず、授乳に関しましては、
現実的とは言いにくい、
「母子別室。搾母乳は可」と言う考えに、今回の改訂でも変化はありません。
母乳の免疫の作用を活かしたいし、
母乳を通しての感染の証拠はないので搾母乳は大丈夫、、、
なのですが、実際に赤ちゃんが必要なほど、
ある日、突然搾るには専門家の協力は不可欠かと思いますが、
そのような専門家と知り合いの人も少ないだろうし。
また、ミルクを併用することで、赤ちゃんの免疫系は、
どのような動きをするのか、その情報もまだありません。
本当に、難しいところです。
とにかく予防が一番。
早寝、バランスの取れた食事、手洗い。
(うがいは毎度書いていますが、
インフルエンザの予防にはちょっと効果が低いです。
一般の風邪の予防効果は認められていますから、
無意味ではないです)
それでもかかってしまったときには、
家族に赤ちゃんをママと別室でお世話してもらって、
授乳の都度、よく手洗いをして、洗い立ての割烹着みたいなので、
服もくるんでしまって、マスクをして、
直接授乳をして行く、、、季節型のインフルエンザは
そのように対応しているのですが、
新しいウイルスの脅威に対してはなかなか、
それは「大丈夫!」とお伝えできる科学的な根拠がまだありません。
(もちろん、母子別室でミルクも併用したときの安全性も、
データはまだお目にかかっていないのですが、、、)
また、新しい情報がありましたら、お知らせします。
以前の情報に関しましては「タグ」の「インフルエンザ」の項目に
投稿しました記事もご参照くださいませ。
貴女が、新型インフルエンザに、かかりませんように。
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