育児現役の人、に役立つかどうかわからないけど

「生きて死ぬ智慧」(柳澤桂子著・堀文子画・小学館)
本の帯に「心訳・般若心経」と書かれているように、お経の中でも一番短い般若心経というお経を、意訳を越えてこころで訳したから心訳。

私の母が「心経さんはありがたいお経だから、寝ころんで読んだりしたら勿体ない」と言っていたお経。私が人生にけつまずいたときに、このお経を頼りにすることが出来なくて長いこと縁がなくなっていました。何故頼れなかったか、というと、このお経が「自分の中に答えはある」と言っていたようにその頃感じていたのに、頼るべき自分そのものが信じられないときだったからだったかもしれません。

以前は、ヨーガの先生がヨーガの視点から見た般若心経の解説書をよく読んでいたのですが、その本も今ではどこに行ったのかもわからなくなっていました。それなのにこの本に出会いました。表紙を凛とした黒と白の印象的な海の底とも荒野の草々とも見える絵が覆っていたその絵のパワーに魅かれたとも言えます。



ハグブログに何故、この本をご紹介するか、というと、この本の著者が生命学者(DNAの研究者)であり、おやからこ、こからまごへ何が伝わり、何を伝える仕組みがあるのかを研究する人だから。というのもあるのだけど、大変なときを乗り越える為の大きなちからをそれぞれが持ってて、そのちからの出し方というものを語っているのは、きっと育児中の人にも役立つのではないのかな、と思ったから。
苦の中にいて 苦のままで
幸せに生きることができるのです
と言う言葉の持つパワーが、心を暖めてくれる気がしています。(この暑いときに、さらに暖める必要はないかしら(≧▽≦))

科学が解き明かした生命の真実のかけらと、長く親しまれてきたお経とが出会ったときに、そのどちらにもより人が幸せに暮らすために何が出来るかと言うことに心を砕いている人間が存在している事実が見えて救われます。
私が人生にけつまずいてパニックになってたときに救いが無い、厳しすぎる、と思った般若心経でしたが、そこに示されている大切なこころを受け取る力は、きっとその時も実は私の中に眠っていたのにあまりに自信を失ってて自分の中の光を見るのがイヤになっていたのかなあ、と振り返った今思うのでした。

文章も素敵なのですが、イラスト(と言うのがはばかられるほど本格的な日本画)も力強さと爽やかさと暖かさ、、、等々の色々なものを感じられる物で素敵です。・・・っクリスチャンでも、一つの昔の人の遺した遺産、として受けれる内容ではないかなと思います。



台風一過で、風も少しだけだけどひんやりしています。夜とか冷え込むのでお風邪とか引かないようにご用心してくださいね。
by Dr-bewithyou | 2005-07-27 21:29 | 本の紹介 | Comments(0)

赤ちゃんとのつきあい方の情報メモ。母乳育児支援(おっぱいライフ応援)をしている産婦人科医・IBCLC 戸田千のブログです♪ 下方の「ブログの説明」に利用上の注意もありますので必ずご覧になってください。


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