1ヶ月検診で「ミルクはなくても大丈夫」と言われたら

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無我夢中の毎日が、一段落する一か月検診。

そこで、身体の回復の確認と、
赤ちゃんの成長具合の確認とを久しぶりに受ける事になります。

「今のペースで大丈夫ですね」
と言ってもらえれば安心ですが、
「少しミルクを減らしても大丈夫ですよ」とか
「ミルクは要らないみたいですね」と言われたとき、、、
どうやってミルクを止めていけば良いのでしょう。

まず、赤ちゃんの健康を確認する方法が必要ですね。

母乳が足りていれば下の2つが認められます。
◇1日、6-7回はずっしりとおしっこが出ます。
◇体重増加は1日に平均して20g以上あれば最低限の栄養が確保
 されていると考えられます。
 (ただし赤ちゃん全体を見ると
  1日あたり30-35g増えている人が多いです。
  平均20gくらいだと、一緒に赤ちゃんの健康を評価してくれる
  専門家がいた方が安心です)
ウンチは、個人差があるので、観察ポイントには
決して最適ではないです。

泣くから、と、ミルクを足しているママが多いです。
母乳育児支援をしてきていて感じるのは、
赤ちゃんはお腹がすいていたら、泣いて怒るよりも、
ぶつぶつ言うような泣き方をしても、どっちかというと、
黙々と熱心に、おっぱいに吸い付いていることが多いようです。

泣いて怒るときに、
母乳の出方が減っているように見えるならば、
授乳の時の姿勢が何かの加減でずれていることが
珍しくありません。
(同じようにしていても、体重が増えれば同じように
 密着することが出来ないのはイメージできるでしょうか?)

赤ちゃんがそれを何とか工夫しようと、おっぱいを掴むのが、
「イヤ~!(*`Д´*)」と、拒否しているように見えることも
有るかもしれないですね。

でも、そんなとき、
赤ちゃんはおっぱいを引き寄せようとしている可能性もあります。


泣くとき、、、特にしつこく泣くときは、
服が暑いとか、おべべに虫が入ってチクチクするとか、
お客様が多くて興奮する、または、
お客様が帰って寂しくて文句を言いたい気持ちなのかもしれません。

どんなときに泣くの?、、、と言う情報は、
私のこのハグブログでも繰り返し取り上げているので、
「タグ」>
   「泣く」とか「足りない?」とか「コミュニケーション」とか
も参考にしてみてください。

赤ちゃんが怒らないような授乳の姿勢は、
赤ちゃんが持っている、少ない能力を活かせられる姿勢で
ある事もありますが、、、最初は、
自由に動けることに不安を感じる赤ちゃんもいます。



さて、そういう原因が後ろにあることを前提として、
本題です。

ミルクを足す理由が、
黄疸や体重増加のスピードの時は、
小児科の先生と相談の上、ミルクを減らすから
そんなに悩む事はないかもしれません。



でも、「たりているから大丈夫」と言われたとき、、、、ですよね。
困るのは。

まずは、よく頑張って一か月、赤ちゃんと暮らしましたね。
ママとして胸を張りましょう。


減らし方は→
一回のミルクを減らしたら、授乳回数が2-3回増えます。
(人それぞれなので、多くの人は、という条件付きです( ^o^)ノ)


授乳回数>>ミルクの回数
だと、母乳は止まりにくいです。


授乳回数=ミルクの回数とか
授乳回数<ミルクの回数の場合、
赤ちゃんもほ乳瓶をどんどん好んで授乳を嫌がったり、
母乳の出る量が減るのが早いようです。



ミルクを一回減らす。そして、母乳をあげる回数を増やす。

その後が、ポイントです。

その日のうちにたくさん母乳が出るようにになる人は
ほとんどいません。
母乳の量が増えるまで4-7日の時間が必要です。


すこしだけ授乳回数が増えたり、
赤ちゃんを泣かしてしまう機会が増えたりする時間は
必要になるのですが、母乳が出る量が増えると、
作る量が増える仕組みなので、そのタイムラグは
なくすことが出来ない人がほとんどです。
(どのくらい増えるかは個人差があります)

1週間前後しても、
赤ちゃんのおしっこの量が減ったり、
透明だったおしっこがちょっと濃い黄色になったり
、、、していないならば、
もう一回ミルクを減らしてみても大丈夫です。


産後、1-3か月くらいから、ぐ~んと母乳の量が増えるママも
たくさんいますしね(^_-)-☆

諦めずに、母乳を搾ったり、
あかちゃんが嫌がらないならコツコツと授乳したり。。。

その繰り返しで母乳の量を増やすことが出来れば、
ミルクを使う回数が1日1-3回くらいまでに
減らせられるかもしれません。

そうなれば生活も随分と楽になっているかと思います。



母乳は、トータルで上げられた量が、
そのママ、赤ちゃんへの効果に結びつきます。

混合栄養でも、長く母乳をあげられることは、
赤ちゃんの健康に、沢山の利益を上げられるようになります。

だから、「ミルクを減らしても大丈夫」と言われたならば、
授乳回数を増やす


急にミルクをすべて止めるやり方が
上手くいく人もいます。でも、
母乳が増えるのが間に合わないこともあるので、
そのような極端な方法を希望される方は、
赤ちゃんの健康を一緒に考えてくれて、母乳の仕組みに詳しい、
小児科の先生や助産師さんとともに
ミルクを止めるようお勧めします。


体重が増えているかどうかをチェックできる場所としては
母乳外来をやっている産院や、小児科、
地域の保健センターなどがあります。

もし、スケールを借りた場合は、1日1回の体重チェックと、
1週間ごとの体重変化を7で割った平均値を確認する事が
便利だと思います。

ただし、毎回の授乳前後の母乳を飲んだ量のチェックは、
面倒くさい上に、緊張して、
母乳が増えるのをジャマするかもしれません。
だから、お勧めしません。



ミルクを作るときには、
80℃のお湯を使って適切に冷やして使う事を
お忘れなく^^
http://smilehug.exblog.jp/13138913
by Dr-bewithyou | 2012-09-23 16:10 | 応援メッセージ:ママ達へ | Comments(0)

赤ちゃんとのつきあい方の情報メモ。母乳育児支援(おっぱいライフ応援)をしている産婦人科医・IBCLC 戸田千のブログです♪ 下方の「ブログの説明」に利用上の注意もありますので必ずご覧になってください。


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