沸騰したお湯と冷蔵庫のわきざましの水で80℃のお湯を作る

この記事が役に立つであろう人
◇赤ちゃんにミルクをあげている人が避難所に行ったとき。
 (ただし、冷蔵庫が生きているとき限定です。
 避難所にいる数時間、数日ならば沸騰したお湯を使って
 何ら問題はないと思われます)

◇お産の退院時に混合栄養の親子
 (特に、母乳育児を希望していて、何の準備もないとき)

◇混合栄養か、搾乳は難しい母乳だけで育つ子の母親が
 外出する際に、赤ちゃんのお守りをする人

母乳だけで育児をしている人では
この記事が役立つ機会はないと思われます。

また、最初からミルクで赤ちゃんを育てると決めている人では、
ポットをすでにお持ちでも、災害時には有用な記事になります。



以前の記事で
と言う記事を書いています。

サカザキ菌という髄膜炎の原因になる菌が、
10%前後のロットに混じってるのを
80℃で殺菌して、ミルクを作りましょうという記事です。

そこでは80℃のお湯がいつも入手できるポットが有る前提で
必要な水の量を計算しました。



今日の記事は
保温できるポットがないとき、、、の、方法です。

お湯を沸かすのはヤカンでできます。
それで80℃のお湯を手に入れるのはどうするか?
を、計算してみましょう。


微妙な量を混ぜるのと、室温の影響とがあるので、
最初のうちは温度計で毎回確認します。

これは1日に2-3回なら慣れれば、
大した作業ではないと思われます。

とは言え、1日数回なら、沸騰したお湯で、
シュンシュン言うのがおさまってから調乳しても
沸騰したお湯で壊れる成分は最初から多めに入っている
との事ですから、大きな問題にはなりにくそうです。
(「問題になりにくそう」という情報の出所が不確かで
 ごめんなさい)

さしむき、、、
ガイドラインに沿った調乳ということでお読みください。

(冷めて80℃になるのに何分かかるか、
 知っておくために、最初は温度の確認はしたほうが良さそうです。
 冷やしすぎて70℃以下になると殺菌が出来ません)

ミルクの中で壊れやすいのはビタミンCですが、
母乳を飲む子は母乳からも摂取できますから、
少しだけミルクを足す時には、殺菌さえ出来ていればOKです。



さて、必要な量を知るための計算式は、
と、同じサイトを参考にさせていただきます。
http://okwave.jp/qa/q689714.html

準備するもの
100℃に沸騰したお湯
冷蔵庫の沸き冷ましのお水(4℃)
 (沸き冷ましは1日で使い切ります)
清潔な計量カップと容器
温度計


100℃のお湯100mlに何mlの冷水を入れれば
80℃になるでしょう。
 (100-80)×100=(80-4)×X(エックス)
 で計算すると4℃のお水26.3mlとなります。
   ↓
100℃のお湯 100ml
4℃のお水  26ml   
 合わせて80℃のお湯126mlが出来ます。


これで100 mlの80℃のお湯を作るには
(100÷126)×100 が100℃のお湯の量です。
100℃のお湯 79ml
4℃のお水は(26÷126)×100 = 21 なので
4℃のお水  21ml(H26/11/20:計算間違いを訂正)
が必要ということになります( ꒪⌓꒪)~Φ、、、
 数字、嫌い、、、となりそうですね(^◇^;)

分かりにくくなったので計算して並べてみました。

沸騰したお湯と冷蔵庫のわきざましの水で80℃のお湯を作る_d0063558_17472163.png


微妙な量を混ぜるのと、室温の影響とがあるので、
最初のうちは温度計で毎回確認してください。



そして、毎回、ミルクを足す状態で退院するならば、
勿体ないと思わずに80℃前後の温度設定のある
ポットを買った方が楽で安全かもしれません。


最初からミルクで育児をすると決めている方は、
80℃前後の温度設定のあるポットを準備しておくと安心です。
(気をつけたいことは、、、古いポットでは調乳用の温度設定が
50-60℃と低いものがあること。
必ず、調乳のための温度を確認して購入しましょう)
沸騰したお湯と冷蔵庫のわきざましの水で80℃のお湯を作る_d0063558_18531680.jpeg





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by Dr-bewithyou | 2014-11-18 18:53 | 情報メモ | Comments(0)

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