赤ちゃんを中心にした授乳行動と、ポジティブシンキングとの関係

ネガティブでいると人生が行き詰まる理由、ポジティブでいると開けていく理由


という記事を教えてもらいました。
情報メモです。


元論文は
→ The broaden-and-build theory of positive emotions

        Barbara L. Fredrickson

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1693418/pdf/15347528.pdf
(↑PDF書類です。コピ&ペーストしてご覧下さい)


そこではこのような実験が行われていました。
Fredrickson氏は、ポジティブな感情が脳にどのような影響を及ぼすかを調べるために、ちょっとした実験を行いました。被験者を5つのグループに分け、各グループにそろぞれ異なる動画を見せたのです。5つのうち、最初の2つのグループに見せたのは、ポジティブな感情が生まれるような動画です。グループ1には喜びがわいてくるような動画を、グループ2は心の安らぎを感じるような動画を見せました。グループ3は対照群で、見せられたのはたいした感情を呼び起こさないニュートラルな動画です。最後の2つのグループが見たのは、ネガティブな感情を生む動画でした。グループ4は恐怖を、グループ5は怒りを感じるような動画を見ました。
次に各被験者は、動画と同じような感情を生じさせる局面に遭遇した時、自分だったらどうしたいか書くよう求められました。被験者には、「I would like to ...」(私は〇〇したい)という書き出しの20行並んだ紙が手渡されました。埋めた行の数がもっとも少なかったのは、恐怖や怒りを引き起こす動画を見た被験者たちでした。一方、喜びや安らぎを感じさせる動画を見た被験者たちは、書き留めた「したいこと」の数が、ニュートラルな動画を見たグループと比べても著しく多かったのです。

この記事では、そういう豊かな発想を引き出すために
ポジティブでいるために薦めている方法は以下の三つです。

 1. 瞑想

 2. 文章を書く:ポジティブな文章を書く

 3. 遊び




ここからが感想です。

母乳育児支援を進めていますと、最近の多くの研究成果が、
赤ちゃんの能力について述べているのに気づきます。

例えば、うちのブログでも紹介している
では、赤ちゃんが自力で飲むのをどう支えるかを示しています。

そこで授乳に役立つ事は
 ◇リラックスする 落ち着く
 ◇赤ちゃんが動くのを待つ事
 ◇母が助けたい!と思ったことは試してみる価値があること
 ◇赤ちゃんが怒ってしまったときの対処法
などであるとのことでした。

ここから
リクライニング法(Laid back法)
という授乳方法の提案につながっていきます。


赤ちゃんに飲ませるのではなくて、
赤ちゃんが飲むために、
母親は転落や窒息させないように安全を守り、
赤ちゃんのペースを覚えていく授乳です。

そういう授乳方法は、最初は時間がかかります。
赤ちゃんは首も据わっていなくてグニャグニャしていて、
モロー反射(ビックリ反射)などのために、
赤ちゃんは自分の身体を自由に動かせることが難しいのも
その理由になるかもしれません。

それでも、その場を観察している感想ですが、
それぞれの母親が赤ちゃんにこんなことができる。
あんなこともしてた。という事を知って生まれる感動が、
母親が赤ちゃんを信じるきっかけになる事は少なくない様です。

ポジティブシンキングに繋がる材料を集めるのが、
おっぱいタイムの中に沢山あります。

赤ちゃんが上手く飲めないことや、
自分が痛い思いをすることの体験もまた、
飲めるようになった時の満足感に繋がるように、
少しだけこちらが物語をお示しすることはあっても、
基本は赤ちゃんの動きを母親が観察しながら
赤ちゃんの能力を発揮する場を提供するのが基本になる感じです。

授乳の中に遊びが混じり込むとも言えそうです。

瞑想や文章を書くことはないかもしれませんが、
オキシトシンの働きもまた、
ポジティブシンキングのできる身体の環境を整える力もあります。

オキシトシン―私たちのからだがつくる安らぎの物質

シャスティン・ウヴネース・モベリ /晶文社



万能薬ではないのですが、
前向きになるきっかけを提案できるおっぱいタイムの可能性を
この文章からも感じました。

、、、それは、もしかしたら、私だけの感想かもしれませんが。

赤ちゃんを中心にした授乳行動と、ポジティブシンキングとの関係_d0063558_23523246.jpg

赤ちゃんを中心にした授乳行動と、ポジティブシンキングとの関係_d0063558_23524054.jpg

赤ちゃんを中心にした授乳行動と、ポジティブシンキングとの関係_d0063558_23524320.jpg

赤ちゃんを中心にした授乳行動と、ポジティブシンキングとの関係_d0063558_23530564.jpg






Commented by nana's mama at 2015-01-16 22:55
戸田先生。こんにちは。もうすぐ1ヶ月になる赤ちゃんの新米ママです。授乳について、いろいろと調べているうちに先生のブログに辿りつき、それから本当にお世話になっております。ライラちゃんの説明のおかげで、正しい授乳のポジションを理解することもできました!
 また、赤ちゃんの要望にあわせた授乳をしているつもりです。赤ちゃんが欲しがった時に、欲しがっているかな?と感じたときに、何度でも、おっぱいをあげています。
ただ、私の中で、ひとつ理解できていない点があります。
うちの赤ちゃんは、前日22時頃に最後に授乳していた場合は以降〜4時頃まで。24時頃が最後の授乳であった翌日は、6時am頃まで、爆睡していて欲しがりません。
赤ちゃんが欲しがったときにあげたい・・が私の希望です。
でも、ラクテーションコンサルタントさんなどに言われていた、「3時間たっても赤ちゃんが起きない場合は、赤ちゃんを起こして授乳してください」が頭にあって、6時間も間をあけることに、不安があります。(そして、そもそも、どうして3時間以上あけてはいけないのか?の理由も実はわかってません)
・・・無理やり起こすことに違和感を感じているのですが、どうか、アドバイスいただけないでしょうか。
Commented by Dr-bewithyou at 2015-01-21 21:57
nana's mamaさま>
コメントをありがとうございます。

赤ちゃんと暮らしながら色々なことを見つけたり、工夫したりして、
自分達なりのリズムで生活出来始めて、赤ちゃんの希望に沿った生活にも慣れてきたところなのですね。

その時に、
>「3時間たっても赤ちゃんが起きない場合は、赤ちゃんを起こして授乳してください」が頭にあって、6時間も間をあけることに、不安があります。(そして、そもそも、どうして3時間以上あけてはいけないのか?の理由も実はわかってません)

と、教わったことを見直して疑問が湧いてきたのですね。

一か月検診での体重によって行動の選択は変わってくるかもしれません。

つまり最低体重または、退院時体重から平均で何gくらい体重が増えているかで検討します。

1日に約20g前後の体重増加であれば、赤ちゃんが省エネモードに入っていて寝ているので、
起こして授乳しながら、母乳を増やす事を目指します。
1日に60g以上増えているならば、赤ちゃんが吐いたりしないなら、
今の生活のリズムで問題ないです。
その間くらいの体重増加が平均的な体重増加になります。


またnana's mamaさまのおっぱいが張ったり、固くなったり痛くなったりするならば、
起こしてでも飲ました方が、乳腺炎予防として必要かもしれません。

6時間以上授乳しないでいると母乳の量が減る事があるため、
一般的には
夜は一回は授乳して母乳の量を保つことがLCさん達が
nana's mama様に届けたい情報と思って良いかと思われます。

赤ちゃんの希望と同時にママの希望、そして、身体の仕組みの
バランスを取れる生活は
決して欲張りではないのですが、いつも、
ベストな状態は小さく変化し続けるものだったりします。

この説明でおわかりいただけましたでしょうか。
Commented by nana's mama at 2015-01-23 13:25
戸田先生、お返事ありがとうございました!
・体重は順調に増えていると思います。(出生時は、2820gで、1ヶ月で4100g)
・おっぱいは、授乳間隔が3時間を超えると、パンパンに張ってきて、4時間を超えると、カチンコチンになります。
そうなると、シャーシャーでてしまって、むせて、娘は途中で乳首をはずして、泣きじゃくります。(・・が、そのあと、2.3分して再び加えてくれます)
・授乳2回のうち1回は、吐き戻しをしています。
・ちなみに、、産後20日ほどで生理が再開してしまいまいsた。

以上の様子から、やはり、夜間も最低1回(できれば2回)は、寝ていても起こして授乳を誘ってみようと思います。
基本的なことを質問していますよね。、大変失礼いたしました。少し、頭が混乱してしまいました。
・・生後3週くらいまでは、おっぱいを飲むたびに、ものすごい爆音のオナラをしていました。オナラやゲップがすぐに出るときはいいのですが、出ないと、なきじゃくって暴れます。
飲みすぎていて、そうなっているのかな・・。であれば、スヤスヤご機嫌に眠れているときに、起こしてさらに飲ませるのは、どうなのかな・・。おっぱいは、カチコチだけど・・。泣 と勝手に判断をしておりました。。
Commented by Dr-bewithyou at 2015-01-29 13:14
nana's mamaさま>
夜間に起こしては可哀想と感じていらっしゃったのですね。
我が子思いのお母さまとしての気持ちが伝わるようです。

夜間に起こすときは、「ゴメンね」の一言を添えてくださいね。
言葉からでもお互い様なのが、娘ちゃんに伝わりますから。

カチコチのおっぱいが辛くて搾ることはないでしょうか。
搾ると余計に作られて余計に辛くなる人も珍しくありません。

http://smilehug.exblog.jp/20386403/
の記事のように乳首の周りだけを柔らかくすることで、
しのぎやすくなる人もいらっしゃいます。

http://smilehug.exblog.jp/19470541/
これが母乳が作られる仕組みです。
この情報だけでは分かりにくいのですが。。。

実は母乳が少ない人よりも、母乳が出すぎる人のほうが、
ご苦労が多い事が多いです。

参考として。。。
あまりお辛いときは、IBCLCやラ・レーチェ・リーグでは、
過分泌の対応のお手伝いも、
同じ情報で行っております。
作りすぎたときの対応は、個別の対応が必要なことが多くて、
文字での説明は限界があって、十分なお答えにならなくて、
申し訳ありません。
by Dr-bewithyou | 2014-12-14 23:56 | 赤ちゃんの能力 | Comments(4)

赤ちゃんとのつきあい方の情報メモ。母乳育児支援(おっぱいライフ応援)をしている産婦人科医・IBCLC 戸田千のブログです♪ 下方の「ブログの説明」に利用上の注意もありますので必ずご覧になってください。


by Dr-bewithyou
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30