では、授乳中に乳管から出てくる栓みたいなものは何?

このブログの人気記事である
の記事を読んで、
「あぁ、授乳中でも、ケーキを食べられるんだ」
「肉が食べられる~~~\(^O^)/」
とスルッと感動する人が沢山いらっしゃいます。

一方で、
「えぇぇ?私、ケーキを食べるとおっぱいが張ったわ」
「理屈は分かったけれども、お母さんの指導には使えないわ。
 だって乳腺炎のおっぱいだと、乳管から脂肪の固まりが
 出てくるのを知っているし、それが出たらシャーっと
 母乳が流れてあっという間に楽になるのだから」
というように、食事制限の解除に不安を持つ方もいらっしゃいます。

私のお友だちであるsariさんも、そのような質問を受けたひとりです。
sariさんの理系の頭脳は私が頼りにしている物の一つです。

詰まったおっぱいから出てくる脂肪の固まりみたいなものを、
sariさんは人工的に作ってみました。
→それがこのブログの記事
 (2018/08/22リンク先 訂正)

詰まった乳腺房組織、つまり乳管とその根本の房の部分では、
新しい母乳も作られながら、流れ出なくなった部分では
母乳の水分が再吸収されています。

残った成分が似ているかも、、、と、
賞味期限が迫った牛乳を煮詰めて見たというわけです。
(熱を通しますので、まるまるカラダの中で起きている事と
同じではないのはお気づきの通りです。)

どんなものが出来たか、、、、はブログにいってご覧下さい。
普通の牛乳です。高脂肪乳ではないです。

そして、再度書きますが、食べた物がちょっとくらい変化しても、
母乳の成分はまず変化しません。
母親の1日摂取カロリーが1400Kcalより少なくなると、
若干、成分が変わるようです。
(Riordanの教科書などに書いてあります)




ちなみに出来たものは蜂蜜を混ぜてパンに塗って
食べちゃったそうです。




作られた母乳が、貯まることなく流れ出るようにすることが、
乳腺炎の予防、治療に効果的です。
では、授乳中に乳管から出てくる栓みたいなものは何?_d0063558_19452233.jpg





妊娠・出産 子育て
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about me: 平成24年4月からは、小豆島の産婦人科医療に関わっていきます。

目標は「母乳育児支援を学ぶ会in四国第2回」。 まだまだ、道のりは遠いですが一緒に実現してくれる 仲間を募集しています

Commented by Y at 2014-12-20 23:17
戸田先生、はじめまして。
1歳10か月の男児がいる母親です。

この子の出産直後から拝見していました。
母乳で悩み、あふれる情報のどれを信じていいかわからずいるなか、このブログにたどり着いたのがはじまりでした。
根拠の示された内容と、なにより先生のやさしい語り口に、産後で不安定だった気持ちに拠り所ができたようになりました。
このようなすてきなブログを開設されたこと、頻繁に情報発信してくださること、いつも母親に寄り添う内容であること、心からありがたく思っています。


これまでひそかに読んでいましたが、ご質問させていただきたくコメントしました。

実はわたしは不育症です。抗リン脂質抗体症候群と診断されています。
第一子のときはバファリン配合錠A81 81mgを20週頃まで服用し、ヘパリンカルシウム5千Uを3か月皮下注射しました。

そろそろ第二子を考えているのですが、そうなると同じような服薬、皮下注射が必要になります。
しかしまだ長男に授乳中なのです…。寝かしつけ時と就寝中のみではありますが。

先生は、これらの薬の授乳への影響等、ご存知でしょうか。
また、このような状況に対する先生のお考えを聞かせていただけませんか。
Commented by haru at 2014-12-22 23:14
初めまして。ブログを読ませていただきました。


ぜひあなた様のブログを多くの医療従事者の方々に読んでいただきたいと思い
メッセージをさせていただきました。

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Commented by Dr-bewithyou at 2015-01-05 21:09
Yさま>コメントをありがとうございます。
お返事が遅くなってごめんなさい。

次の妊娠と今の授乳との折り合いをいかにつけるかというのは
お一人を授かるまでにご苦労なさった方では特に、
悩ましい問題となることがあるかと思います。

妊娠のサポートをする産婦人科(多くは不妊症の専門病院)に
通院していると、先生によっても指示される内容は
変わってくるかもしれません。
妊娠の希望がある方には断乳を指示する施設もあるからです。

薬の影響につきましては、うちのブログでは
http://smilehug.exblog.jp/17462797/
などいくつか、調べ方も書いています。

海外のデータベース(英語)になりますが
http://toxnet.nlm.nih.gov/newtoxnet/lactmed.htm
にお薬の情報を調べやすいです。

一番お知りになりたいであろう個々のお薬についての情報は、
きちんと診療のうえ、
医学的な責任をもってお伝えすべき内容かと思いますので、
この場での回答は避けさせていただきます。

赤ちゃんのために、少しでも長く授乳させてあげたいと、
こうやって色々調べている行動自体が赤ちゃんへの、
かけがえのないプレゼントだと質問を読んで感じています。

満足のいく治療が始められる事を願っております。
by Dr-bewithyou | 2014-12-17 19:45 | 情報メモ | Comments(3)

赤ちゃんとのつきあい方の情報メモ。母乳育児支援(おっぱいライフ応援)をしている産婦人科医・IBCLC 戸田千のブログです♪ 下方の「ブログの説明」に利用上の注意もありますので必ずご覧になってください。


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