まっしろ

は沢山の方に見ていただけました。
ありがとうございます。

本日はオマケ記事でドラマ「まっしろ」についてです。
興味を持って下さった方は、文末More をクリックしてくださいませ。

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上記のブログ記事にいくと色々な写真があります。
(撮影:内海病院 中島準一技師)

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about me: 平成24年4月からは、小豆島の産婦人科医療に関わっていきます。

目標は「母乳育児支援を学ぶ会in四国第2回」。 まだまだ、道のりは遠いですが一緒に実現してくれる 仲間を募集しています




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ドラマを見る習慣のなかった私ですが、あるプロデューサーの生み出す世界にはとても興味があってその人の作品は見るようになりました。植田博樹プロデューサーというTBSの方です。SPEC結(漸の編&爻ノ篇)と言う映画と安堂ロイド(←うちのブログの感想記事)という木村拓哉くん主演のドラマでその存在を知りました。うえぴ(植田P、でうえぴ)の世界観では、昨日と今日よりも明日をちょっとだけ余分に見据えてしまうんです。その未来への希望の持ち方、作り方に勇気を貰ったり、ヒントを貰ったりしています。

タイトルの「まっしろ」おバカな病院モノっぽく見せながら、実はTPPの煽りで病院が自由競争にさらされることになる時代に起きそうなことを描いています。(「このドラマをごらんになる前に」http://www.tbs.co.jp/masshiro2015/concept/ 参照)
医療を患者さんの希望中心にしていったらどうなるのか?を突き詰めてみると、、、病院のスタッフは病気と闘うための緻密な検査や治療を行い、不安を感じていらっしゃる患者さんの心に寄り添う今の業務に加えて、患者さんの想定外の希望に即応できる瞬発力が求められるようになるというわけです。
どうこう言っても今の患者さん達のほとんどはこのドラマに比べると、診断や治療にとても協力的です。それがモンスターで当たり前。。。な現場になって、しかも今以上の精度が当たり前になってくると、離職者も増えても仕方ないかもしれません。

度々出てくるドラマの手術シーンの、術者・介助者の現実にはあり得ない緊張さ加減と、隅々まで注意が行き届いている凜々しさとが結構好きです。いろいろが嘘っぽいけど、気持ちとしては良いところ、ついているなあと思うからかもしれません。
柳楽くん、キミはそんなに張り詰めてよく手術の名人でいられるわねと単にツッコミを入れつつ、人と人が関わりながらベストの仕事をしようという思いが見て取れるところに惹かれているのかもしれません。

医療が進みやすいように仕組みが出来た今の病院システムには効率のよさがあります。ところが効率優先しすぎると冷たさや、自分の気持ちは置いてけぼりになる寂しさが表に立ってくるかもしれません。そうなると医療の皮を被った冷たい作業が進むことばかりが目立つように感じても仕方ないくらいに、きっちりかっちりと仕組みが組まれている場面も少なくはないかもしれません。それでもこの20年では随分と、会話の使い方や痛みへの配慮は進んできているのは間違いないはずです。この先、医療が、医療・医学を効率よく提供するだけでなくて、自由競争に任されたときはより人の心を重視するシステムに移行したり、そういうシステムと併存したりする可能性はありますが、そうなると医療の提供は難しくなりそうです。 人間がいくら手術という病気を治すためとは言え他人の肌に平気でメスを入れられるのは、今の病院システムには治療をする方にも受ける方にも病気が治ることに対する大義名分を共有できればこそのところがあるのだと、自由気ままにあれこれ主張するまっしろの患者さんを見て思ったりしています。

ドラマとは離れますが、産科というのは既に自由診療としてアメニティの重視を先取りしている部分があるとも言えそうです。ホテルで言う所のアメニティに加えて、心が繊細になっているときでもあるのでWHOの母乳育児支援のための教育システム(いわゆる20時間の「基礎セミナー」)においてはコミュニケーションスキルに大きな比重が置かれています。これはアメニティでもあるのですが、その後の生活や育児に対して安心と自信を持つための教育の側面も合わせて持っているので多岐にわたった場面を想定して、支援者もロールプレイなどで経験をつむものです。

医療の技術や知識がハードならば、不安を持つ患者さんの心のケアはソフトの部分とみなすことができるのではないでしょうか。どちらもが大切なのが当然ですが、ドラマでは、より心のケアを大切にするシーンを描いて見せています。

ドラマでは実際にはあからさまにそういう難しい事に触れる事なく、一生懸命に「拝啓、ナイチンゲール様!」とナイチンゲールに話しかけながら頑張りつつ、玉の輿も狙う若くて可愛いナースのドタバタ病院ホームドラマに仕上げているので、「ははは」とお気楽に笑ってみています。(もっとも、(この「このドラマをごらんになる前に」の存在に気づいてからは、初代ガンダムの毎回冒頭のナレーションのように「宇宙世紀ダブルオー○○年、地球は、、、」という解説を入れたらより、このあり得なさそうな設定になっている意味が分かりやすかったのかなとチラリと思った私です。)


まっしろは、火曜日の夜10時からです。視聴率が低いんでしょう?なんて色眼鏡を外して見てみてください。病院というシステムや人の心の在り方に、色々な視点もくれるドラマです。




ドラマ「まっしろ」、視聴率低迷を謝罪 「堀北さんファンに悔しい思いを…」
http://www.rbbtoday.com/article/2015/02/18/128509.html

まっしろ_d0063558_13503305.jpeg

by Dr-bewithyou | 2015-02-21 13:45 | おまけ | Comments(0)

赤ちゃんとのつきあい方の情報メモ。母乳育児支援(おっぱいライフ応援)をしている産婦人科医・IBCLC 戸田千のブログです♪ 下方の「ブログの説明」に利用上の注意もありますので必ずご覧になってください。


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