久々の投稿ですがオマケ記事です。
母乳育児に関することなら、twitterでの投稿をまとめた
等、いかがでしょうか?
表題の漫画のことはMore以降をご覧下さいませ。
↑、メジロが1羽います。見えますか?
←バナーを作って貰いました(*^o^*)
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about me: 平成24年4月からは、小豆島の産婦人科医療に関わっていきます。
目標は「母乳育児支援を学ぶ会in四国第2回」。 まだまだ、道のりは遠いですが一緒に実現してくれる 仲間を募集しています
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「落語心中」
と言う本をたまたまiTunesStoreで見つけました。淡々とした絵と「落語」という言葉に惹かれたジャケ買いです。なんせ、私は、4か月だけ大学の落研に在籍していたのですから。で、一回だけ市民会館の能舞台をつかった小さな寄席に出演しましたが、今ではその噺もすっかり忘れています。文字で記憶して、文字で考える私に、耳で聞いて耳で覚える落語は至難の業でした。ついでに言うと、笑わせる、、、でなくて「笑われている」と感じる木の小ささから抜け出せなかったのもあって、寄席1回で退部しました。
あの当時にこの漫画に出会っていたら、落語のもっと深い魅力を想像する事も出来ただろうかと思います。そして、あっという間に辞めたことにちょっとだけ残念さを感じました。
きっちり組み上げられたジグソーパズルやキルトの大作のように、一つ一つのシーンが全体の欠かさざるピースとなっている、あたかも、隙のない建築物を見るような緻密さのある物語と、物語の端っこを出入りするような登場人物達が、人は人と関わって生きていくし、自分らしさを見つけるし、相手を知る事が出来るということを様々なエピソードで紡いでいく作品でした。
あんたがいたから、今の自分がいる。。。そんなこと、分かっているよね。わざわざ言わなくてもと思うような言葉をちゃんと口にするのは、落語という言葉と間合いと思いで紡ぐ芸の世界が舞台だからこそといえるかもしれません。
素敵ないい出会いも、まずい残念な出会いも、その出会いにエネルギーが有ればあるほど、必ず関わった自分は変わっていきます。出会うのは、なりたい自分を邪魔する者、引き上げる者、ともに手を取って向上できる者と色々あって、落語という芸事であればなおのことそれがくっきりと陰影をもって浮き上がってくる手触りが心地よくてあっという間に今まで出版された7巻まで読み進みました。
ちょっとだけ、母乳育児支援ブログらしいことを(*^o^*)
赤ちゃんとお母さんの関わりも、その親子と支援スタッフの関わりもやっぱりお互いに影響を及ぼし合う力をもっているのを常々感じます。赤ちゃんは言葉も使わないし、気も遣わないし、自分の都合第1な存在です。育てて上げている筈のその子から受ける影響は、良い匂いのする柔らかくて暖かい者を触られるという事だけでないのは、日々、一緒に生活していると薄々気づいているのではないでしょうか。
「出会いは時の贈り物」:ETERNALLY(GLAY) by TAKURO
良いお母さんであろうとして、赤ちゃんにしてあげられる全てをしてあげようというのは勿論尊いことです。さらに、だめだめで溜め息だらけの自分に愛想づかしな気持ちだらけな時にも赤ちゃんと関わり合うことは出来ているのではないでしょうか。その機会であり、時間のお互いの気持ちのやりとりもかけがえのない時間の一つと思って良いのだ、、、と、落語心中にでてくる登場人物同士の気持ちの関わりあいを見ていると感じる瞬間が沢山あるようでした。