授乳で赤ちゃんに鎮痛効果(CochraneLibraryのメタ解析より)

授乳(母乳の直接授乳)は、
赤ちゃんのワクチン接種の時の
痛みを軽減する

というコクランライブラリーの情報が
2016/10/26にアップされました。情報メモです。

↓見つけた、twitterの記事
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ちなみにアカウントは↓です。
そして、記事は↓です。(abstract、抄録)
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/14651858.CD011248.pub2/full

記事の下の方にはPlain launguage Summaryとして
わかりやすい解説が載っています。
そこを、読んでいただきたいのですが、
英語が苦手な方ではネットのオンライン翻訳などで
翻訳して日本語として読むことも可能です。

10の研究で1066人の赤ちゃんについて調べたものを
まとめて解析した情報です。
無作為化比較試験やそれに準ずる試験を選んでいます。
赤ちゃんは6か月までの子どもがほとんどですが、
12か月くらいの赤ちゃんも混じっています。

中等度の信頼度の研究が主に取り上げられています。

授乳しながらワクチン接種をする以外は
対照としては水や糖水を上げたり、
抱っこしたりという色々な痛みを軽くするものを
行ったときをピックアップして比較して
この記事の文頭の結果が得られました。

授乳しながらの処置をしたことによる
有害事象は出現しなかったとのことですから、
痛い処置(採血なども含む)を授乳中に行うというのも、
赤ちゃんの痛みに対する苦痛を減らすためには
検討する価値のあることのようです。



検索をかけてみると大人では痛みのある処置で
局所の冷却スプレーなども有効のようです。

例:
と言うザッとした紹介ですが
赤ちゃんに痛い処置をする時に
授乳をしているならば泣く時間と
痛みに関するスコアが下がると
解析された事のご紹介でした。





参考: 
表題の記事はCochraneLibraryに投稿された記事です。
このCochraneという組織は、患者さんが自分の治療の
選択肢を決めるときなどに信頼に足るエビデンスを
提示する目的で開設されたようです。
1992年のイギリス生まれで、
年に4回CochraneLibraryを発行しているとのことです。

CochraneLibrary(コクランライブラリー)の解説は
この説明が分かりやすかったです(日本語)。
http://www.med.teikyo-u.ac.jp/~ebm/cochrane_contents.htm
↑コピペして使って下さい。

強引に簡単に説明すると、
メタアナリシス(メタ解析)というより信頼性の高い解析方法により
書かれた情報だと思っていただいたら良いかと思います。
(本当に強引にまとめてしまいました。
 是非、上の http://www.med.teikyo-u.ac.jp/~ebm/cochrane_contents.htm
 もご覧になってみて下さい)

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about me: 坂出市立病院 産婦人科勤務 (外来のみ、H27年5月より)
      母乳外来しています。

2015年、四国でIBCLCに認定されるための継続教育単位の出る学習会の第1回目は宇多津で無事に終了しました。
興味のある方で参加出来なかった皆さまのために、2回目も設定できるよう準備していきたいと思います。


by Dr-bewithyou | 2016-11-09 00:28 | 赤ちゃんの能力 | Comments(0)

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