↑の記事が災害の時に役立つ記事(主に当ブログ)への
リンクをまとめた最新の投稿となります。
本日の投稿は、雑記です。
被災時の情報は↑の記事をご参照ください。
7年前の震災で亡くなった方々のご冥福をこころから祈ります。
今もご苦労なさっている皆様の気持ちが安らぐ日が
1日も早く来て欲しいと願っています。
あの日、埼玉に出張予定でした。
でも、飛行機も止まり、ネットやテレビより
首都圏の交通が完全に麻痺しているのだと
出発前に知って途方に暮れました。
埼玉に行けないと納得してからは、
こまっている赤ちゃん連れの人たちが
少しでも安心出来るようにと
↑のブログの記事を中心として
安心出来る情報を急いで集めたものです。
(この記事自体はリンク切れも増えたので、
実際の情報を得るためにはもうあまり
使い勝手のいい記事ではなくなっています)
集めた情報はtwitterとブログから、
赤ちゃんを守るために
体力と時間の許す限りの
情報発信をはじめました。
かなりあとで気付いたのですが、
被災地では広範は地域で電気が止まっていたので、
この記事たちは実際の被災地には
ほぼ届いてはいませんでした。
ただ他の地区から支援に行く多くの人たちにとって
赤ちゃんを守り、お母さんを護るための
根っこの情報とはなってくれたので
無駄な書きものではなかったと信じています。
あの震災が契機となって、
紙カップでのカップ授乳や
先進国でも被災すると
多くのインフラを失うので
母乳を赤ちゃんにあげられる事に
値打ちが確実にある事が
広く知られるようにはなりました。
母1人とか、母と父とだけで
災害から我が子をまもるために
頑張らざるを得ない人もいるかと思います。
より多くの親子が護られるためには、
社会全体が親子を護ろうとする意志で
動くことが必要です。
防災・予防は
災害のおきていない時点での
私達の課題です。
母乳で育つ子は、災害時にも
栄養の心配が不要であるのは
揺るぎのない事実ですので、
母乳育児を防災事業ととらえて
活動している人も少なくないのです。
ミルクを各避難所で過不足なく備えるのは
結構むずかしい課題です。
粉ミルクだけ配備していて
哺乳瓶がないとか、
お水は水道水をあてにしているとか、
調乳のお湯が電気ポットだとか、
使用制限があるとかという
地区も少なくないので、
赤ちゃんの親や家族が、
3日分のミルクと水と紙コップ、割り箸を
準備して避難できることは今は
欠かせない状態です。
ミルクを配備しているところでも
使用期限のこと、
管理のこと、
安全な調乳場所・調乳法の事、
予算のことは、
液体ミルクでも粉ミルクでも、
この問題を簡単に解決するのは難しい状態なのです。
赤ちゃんがお家に来る前から、
災害時の備えについては
いろいろなシーンで
考えておくことをお勧めいたします。
普段やっていることが、
災害時に選べる対応方法なのです。
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医療的な事を扱うため個々の症例の質問への回答は
責任を持てないため、基本的に行っておりません。
←バナーを作って貰いました(*^o^*)
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about me: 坂出市立病院 産婦人科勤務
(産婦人科医・外来のみ、H27年5月より)
次の四国での母乳育児支援学習会は夏以降に行えるよう準備をする予定です。