授乳中の乳腺炎の原因・治療について200例で検討した結果
2018年 11月 10日
痛い思いで途方に暮れているなかで、乳腺炎のつらさの解決のための情報をお求めになって頑張っていらっしゃるのですね。
こちらのブログでは基本的には申し訳ない事に
個々の質問には答えていないのですが以下の点は
どなたも知りたいことと思いますので引用させていただきます。
IBCLCやラ・レーチェ・リーグがご近所にいれば、そこで具体的な悩みについて相談されることが望ましいです。
・乳腺炎で抗生剤を服用した場合、詰まって出ていなかった乳管から母乳が出てくる時期、しこりや硬化が解消してくる段階は具体的にはどのようでしょうか?
→抗生剤はしこりの解消には関係なくて、授乳姿勢を改善したら、早ければ1回の授乳でしこりは解消します。
マッサージなどで力を加えている場合は1-2週間かかる事もありますが、母乳の流れが妨げられない授乳姿勢が見つかれば痛みが消えるのはわりとすぐです。
抗生剤は細菌感染による症状の悪化を防ぎます。母乳は無菌ではなく、乳首などに傷がある場合はそこにも菌が定着しているので処方されたものを全部飲みます。
・授乳時、子供の要求量に足りず分泌が追いつかない場合、ミルクを足して対応して良いでしょうか?
→乳腺炎では母乳の出る量が一時的に減少します。痛くなく飲ませられるのであれば、赤ちゃんが欲しがる時間のあいだ、欲しがる回数飲ませて対応します。
ミルクを使うこともありますが、作られた母乳を赤ちゃんができる限り飲みきれる事自体が治療になります。ミルクを足す量などは実際に診察しないと決めてあげる事は不可能です。
・今後どのように過ごすべきでしょうか?
→乳腺炎のときは体を休ませて、とにかく授乳回数と授乳時間を稼ぎます。ロキソニンやイブなどの痛み止めはアレルギーなどないならば母乳にはほとんど出ないために使う事が出来ます。
ただ色々な事情がありますので、ブログで全てのお答えをあげる事は出来ないです。折角お尋ねいただいたのに、おちからになれなくてごめんなさい。