授乳中の乳腺炎の原因・治療について200例で検討した結果

これは平成22年の日本母乳哺育学会で発表したデータのご紹介です。
(論文未発表です。抄録は有料で
https://mol.medicalonline.jp/archive/search?jo=du7bonyu&ye=2010&vo=4&issue=suppl
で、手に入れられます)

タイトルにあるように、テーマは乳腺炎に対して乳房マッサージといわれる助産師さんによる効果的な搾乳操作を行わずに乳腺炎の管理を出来るかどうか?ですが、同時に日本ではデータの少なかった実際の乳腺炎の現状についての数も調べています。
論文ではないので、実際の論文や研究には引用しにくいと思いますが、母親学級などでの根拠として提示するのにお役に立てば、と考えてアップさせていただきます。

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↓データをとるつもりで、
問診票を作成して
日々の診察をしました。
担当したのは戸田だけですので
個人差によるばらつきはありません。
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↓「ケーキ」や「焼き肉」を
上げた人は多かったですが、
ケーキや焼き肉以外の原因のないひとは
一人もいませんでした。

原因を知るために、問診で
一人一人全員に尋ねた結果です。

ケーキや焼き肉を食べたときに
お客さんはいなかったか、
外出はしなかったか
いつもの場所での授乳だったかなど
確認しています。
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↓硬結部位の表現方法のルールはないので
自分でルールを作りました。
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論文にすべきデータであると考えております。論文にする希望はありましたが慣れていないのと忙しかったのでいつのまにか8年が経過して、データとしてはあまり新しいとは言えなくなりました。そのため、この度、今後各施設で追試験をして、意欲のある方に論文化する事をリレーとして受け取っていただけることを希望して、スライドをアップします。



記事や写真・イラストの無断転載はお断りします
医療的な事を扱うため個々の症例の質問への回答は
責任を持てないため、基本的に行っておりません。
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about me: 坂出市立病院 産婦人科勤務
      (産婦人科医・外来のみ、H27年5月より)
      母乳外来も予約制で行っています。

次の四国での母乳育児支援学習会はH30年の夏以降に行えるよう準備をする予定です。
twitterでも当ブログの以前の記事にどのようなものがあるか、ご案内しています。





Commented at 2018-11-23 12:41 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Dr-bewithyou at 2018-12-04 23:49
2018-11-23 12:41鍵コメさま
痛い思いで途方に暮れているなかで、乳腺炎のつらさの解決のための情報をお求めになって頑張っていらっしゃるのですね。

こちらのブログでは基本的には申し訳ない事に
個々の質問には答えていないのですが以下の点は
どなたも知りたいことと思いますので引用させていただきます。
IBCLCやラ・レーチェ・リーグがご近所にいれば、そこで具体的な悩みについて相談されることが望ましいです。


・乳腺炎で抗生剤を服用した場合、詰まって出ていなかった乳管から母乳が出てくる時期、しこりや硬化が解消してくる段階は具体的にはどのようでしょうか?

→抗生剤はしこりの解消には関係なくて、授乳姿勢を改善したら、早ければ1回の授乳でしこりは解消します。
マッサージなどで力を加えている場合は1-2週間かかる事もありますが、母乳の流れが妨げられない授乳姿勢が見つかれば痛みが消えるのはわりとすぐです。
抗生剤は細菌感染による症状の悪化を防ぎます。母乳は無菌ではなく、乳首などに傷がある場合はそこにも菌が定着しているので処方されたものを全部飲みます。

・授乳時、子供の要求量に足りず分泌が追いつかない場合、ミルクを足して対応して良いでしょうか?

→乳腺炎では母乳の出る量が一時的に減少します。痛くなく飲ませられるのであれば、赤ちゃんが欲しがる時間のあいだ、欲しがる回数飲ませて対応します。
ミルクを使うこともありますが、作られた母乳を赤ちゃんができる限り飲みきれる事自体が治療になります。ミルクを足す量などは実際に診察しないと決めてあげる事は不可能です。

・今後どのように過ごすべきでしょうか?
→乳腺炎のときは体を休ませて、とにかく授乳回数と授乳時間を稼ぎます。ロキソニンやイブなどの痛み止めはアレルギーなどないならば母乳にはほとんど出ないために使う事が出来ます。

ただ色々な事情がありますので、ブログで全てのお答えをあげる事は出来ないです。折角お尋ねいただいたのに、おちからになれなくてごめんなさい。
Commented at 2018-12-05 02:06 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by Dr-bewithyou | 2018-11-10 09:12 | 情報メモ | Comments(3)

赤ちゃんとのつきあい方の情報メモ。母乳育児支援(おっぱいライフ応援)をしている産婦人科医・IBCLC 戸田千のブログです♪ 下方の「ブログの説明」に利用上の注意もありますので必ずご覧になってください。


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