お産を扱う病院は随分と減りました。日本の多くの場所では、広い場所に1カ所だけの産院というように選ぶ事の出来ない場所が増えました。
なので産院を必ずしも選べるわけではないです。そのような時代ですが、母乳を赤ちゃんにあげるのに対していろいろ条件が揃っていない施設でお産しても、母乳を増やす事は多くの人で可能なのです。
以前にここのブログでも、母乳とミルクをあげながら産院を退院した場合の母乳の増やし方を書いています。そちらを参照していただければ、母乳の量を増やすことはほとんどの人で可能となります。
さて、もしお産の時に産院を選べるならばどのような産院を選べば、母乳を安心して上げられて、苦労を減らせられるかについてこの記事で簡単に触れておきます。
残念な事に施設のケアのレベルはピンからキリです。いいと思われる施設でも、知識をアップデートしていないスタッフがいることもあります。母乳育児をむずかしくするだろうと思われる施設でも、中に1−2人だけでも役に立つ情報や技を教えてくれることも有るので、一概にこれがベストだ!とは言えないことはお断りしておきます。
産後に母乳をあげるのに役立つ産院選びに使える情報は以下のものです。これをすべて満たす産院が少ない現状があります。それでも上記ブログ記事に書いてあるように混合栄養で退院したときも、退院前後に気をつけられることがあるのを知っていれば、案外何とかなるものでもあります。そして、下記の緑字↓の条件は「あればラッキー」「なくても母乳の出る仕組みなどを知っていれば絶対的な障害にはならない」ものであるとご理解くださいませ。また、どんなに支援の条件が揃っていても努力では追いつかない問題、、、例えば赤ちゃんが寝がちであるとか、赤ちゃんがいろいろなクセや好みがあって思うように飲まない事もあります。絶対的に何もかもを上手く生かせる方法はないのが赤ちゃんとの暮らしです。産後直ぐの夜に眠れるように感じる母子別室のようにその時にはとてもお世話をしてもらったような満足感があるけれども、実際は様々な母乳育児(時には最初からミルクだけで育てても!)のトラブルの温床になるものがあるのを知って置くことは気持ちを楽にしてくれやすいです。適切な赤ちゃんの栄養や赤ちゃんの健康、睡眠のパターンなどの情報を持っていれば、より退院してからの生活を安心できるものにするきっかけとなります😊
◇スタッフが笑顔(オキシトシンを出すのに役立つのです)
◇希望すれば夜でも昼でも母子同室が出来る(せめて昼間だけでも母子同室出来ると赤ちゃんが慣れるのが早いです)
◇疲れたときには赤ちゃんを預かってもらえる。その時には赤ちゃんの栄養についての希望はご自身で伝えるほうがいいです。希望の内容は「ずっと寝ていたい(その間はミルクか搾った母乳かで赤ちゃんの栄養を繋ぐため方法についての希望を言う)」「泣いたら起こして欲しい」「赤ちゃんが手を舐めてやる気が出たら起こして欲しい」などがあります。
◇分娩前の母親学級で母乳の出る仕組みの講義があり、授乳の姿勢の実習もある
◇元気な満期産の赤ちゃんではできるだけ産後早くに赤ちゃんと肌と肌のふれあいが出来る
◇退院後も相談にのってもらう機会として2週間検診や新生児訪問、電話訪問もある。
◇ミルク会社のロゴのついたグッズが見える所にない、またはほとんど見えない
◇また、ここは調べにくいことでもありますが、退院のお土産がミルク会社さん提供のものでない
◇IBCLC(国際認定ラクテーション・コンサルタント)がいたり、ラ・レーチェ・リーグのインフォメーションシートや集いの情報を教えてくれたりする
◇退院してからもママの集まる機会がある
(註)BFHはこのような時に役立つ指標になるはずですが、残念ながらまだスタッフの意識や、システムが上手く噛み合っていない施設もあります。BFHでも一つ一つの希望する事項をどのように扱ってくれるのか、可能ならば、産前に気をつけて確認しておいても損はないところです。
こちらでのお知らせが遅れていますが、新しい授乳離乳の支援ガイドがアップされています。概要 https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496256.pdf本文 https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf(コピペしてからご確認ください)
ケーキの中身はイチゴ、サクランボ、メロンワインビネガーで風味をつけたゼリーでかためてあります。
いい時代にしていきましょう。
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about me: 坂出市立病院 産婦人科勤務
(産婦人科医・外来のみ、H27年5月より)
次の四国での母乳育児支援学習会はH30年の夏以降に行えるよう準備をする予定です。
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