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新型コロナウイルスにかかったときに、授乳はどう考えますか?

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新しい感染症は、どこまでが安全で、
どこからが危険かが、分からないものです。

そうなると、どんなに気をつけていても
どうしても締めすぎたり緩めすぎたりと、
無駄な対応も増えがちになります。

どんどん新しい知見が出ている毎日です。
今日のベストな対応が、
明日もベストではないことも
沢山有って、なおのこと混乱する
事があるかもしれないですね。

コロナウイルスが感染したお母さんが、
赤ちゃんに対してどう振る舞いますか?
という部分も、刻々と各国際機関や
学会でのガイドラインなどは
変わりつつあります。

JALC(日本ラクテーション・コンサルタント協会)では
新しい情報を会員のボランティアで集めて、
読みやすいように和訳するなどの
活動も行っています。

↓コロナウイルスに関する国内外の情報のうち
 母乳育児に関するものを集めています。
↓表にまとめた物がこちらです。
↑こちらも新しい情報が出る度にアップデートしています。
マイクロソフト社のExcelを利用しています。

そのようにJALCでは新しい情報を常に届けている
ところです。
先日、母乳をPCR法で調べたら陽性だった
という新聞記事を読まれた方もいらっしゃるかも
しれません。

それで、母乳を飲ませるか止めるか?
について、一番上にリンクしている記事では
分かりやすく、選択するための状態を説明しています。

上記の表にありますように、
日本では母乳育児に関する行動を
コロナに感染した人では大きく制限する
ガイドラインで動いている学会もあるので
この新聞記事が、お産の入院中に
そのまま使えない施設があるかもしれません。

でも、赤ちゃんを取り巻く世界には
新型コロナウイルス以外にも
赤ちゃんの健康を損なう条件は沢山あります。

いつも書いていますが、
母乳育児を選ぶかどうかは
ライフスタイルの嗜好の問題ではなくて、
母と子の健康を守るために役立つことが
疫学的にも証明されている疾病予防のための
問題でもあるわけです。

日本の学会でも、せめて母親が
選択する事が出来るようなガイドラインに
変わっていくことを強く願っています。

新聞記事はリンク先が直ぐに削除されますので、
もし、リンクが削除されていましたときには
↓文末の元記事をご参照下さい。


記事や写真・イラストの無断転載はお断りします

医療的な事を扱うため個々の症例の質問への回答は
責任を持てないため、基本的に行っておりません。

妊娠・出産  子育て 

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about me: 坂出市立病院 産婦人科勤務
      (産婦人科医・外来のみ、H27年5月より)
      母乳外来も予約制で行っています。

次の四国での母乳育児支援学習会は今のところ未定です。
継続しておこなって行く予定です。

twitterでも当ブログの以前の記事にどのようなものがあるか、ご案内しています。






コロナ禍の授乳は大丈夫なの? 母乳感染の報告なし「冷静に」

2020年8月5日 13時50分 


 母乳のPCR検査で新型コロナウイルスが陽性と判定され、乳児を持つ母親らの間に不安が広がっている。感染拡大の中どう対応すればいいのか。母子保健に詳しい医師は「現段階では母乳から感染したとの報告はなく、授乳の中断で高まるリスクもある。冷静な対応を」と呼び掛けている。

◆母乳をPCR検査したら…陽性

 七月九日、和歌山県の二十代女性の母乳をPCR検査したところ陽性結果が出たとの報道が出ると、ネット上で衝撃が走った。この女性は感染し、四月に入院。娘に母乳をあげたいと、母乳を検査した。当時は乳腺炎を起こし、熱も出ていた。二日後に再度、母乳を検査すると陰性だった。
 県は乳腺炎のため、母乳中にウイルスが漏れ出た可能性があるとした一方で、母乳を採取する際にウイルスが混入した可能性も否定できないとしている。

◆分かれる見解

 世界保健機関(WHO)は六月に公表した文書で、母親と乳児がともに感染し、母乳も陽性だった例を紹介した一方で、「母乳を介した感染の有無を結論付ける十分なデータはない」と記載。母乳には栄養や、多くの感染症から赤ちゃんを守る免疫が含まれているため、マスクや手洗い、消毒などの対策をした上で母乳育児を勧めている。
 一方、日本産科婦人科学会などは、六月に出した文書で「母乳にウイルスが含まれるとの報告もあるため、(母親が感染者の場合)生後一カ月までの新生児は完全な人工栄養で育てる。母子とも陰性になるまで、母子の接触は避ける」との見解を記載。一方、日本小児科学会は「感染を避けるため直接の授乳は避ける必要があるが、母親の状態が安定していれば搾乳した母乳を与えることは可能」としている。

◆「陽性だから即危険」ではない 母親の気持ちに寄り添って

 「結局どうすれば良いのか分かりにくい」。生後十カ月の長女を母乳で育てる東京都港区の女性会社員(38)は困惑している。「娘は粉ミルクが苦手。ウイルスと母乳との明確な因果関係が判明しない限り、今後も母乳で育てたいけれど」
 NPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会(JALC)代表で国立成育医療研究センター新生児科医の和田友香さんは「現段階で母乳から感染の報告はない。PCRはあくまでウイルスの破片を調べる検査であり、感染力の強さまでは分からない。『陽性だから即危険』ではないことも知って」と話す。
 「医療機関は母親の感染イコール母子分離や粉ミルク利用、と機械的に対応するのではなく、無症状なら感染予防を徹底した上で母乳育児を続ける選択肢も示すなど、母親の気持ちに寄り添う対応が必要だ」と和田さんは指摘した。(共同)



by Dr-bewithyou | 2020-08-05 22:41 | 情報メモ | Comments(0)

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