妊娠前の女性の「やせ」が出産時の母子の健康に影響 ~低出生体重児や早産の可能性が高まることが明らかに~https://www.ncchd.go.jp/press/2026/0129.html上記は国立成育医療センターからの発表論文の紹介記事です。母体の体重が低いと,赤ちゃんの早産や出生体重に影響するというデータを日本人を対象として整理したものになります。

国立成育医療研究センター(所在地:東京都世田谷区大蔵、理事長:五十嵐隆)の社会医学研究部の小林しのぶ研究員、糸井しおり研究員、森崎菜穂部長らの研究グループは、日本人女性における妊娠前低体重(BMI<18.5 kg/m²)が周産期の健康状態に与える影響について、過去に発表された5,000件を超える研究論文をスクリーニングし、最終的に34研究(約76万人分)のデータを用いた初めての包括的メタ解析
↑と言う,多くの論文を検証した研究です。
妊娠前にBMI18.5未満の体重だった人と、
赤ちゃんの健康に対する影響を調べたものです。
上記の論文とは別ですが,小さく産まれた赤ちゃんについて検討した私のまとめたデータは以下です。↓既に私は分娩を扱っていませんが、扱っていた時代の臨床経験としましても、小さめに産んだ子は、育てるのに何かと工夫や働きかけが必要で、平均体重程度で生まれた子に比べると、親御さんの苦労が増えるように見えていました。2500gー2800gで産まれた赤ちゃんを母乳だけで育てるのにより,工夫したケアが必要なことを示したものです。もっと小さな赤ちゃんを母乳で育てようとする人が、この私のデータでは多くなっていますが、これは、小さくても母乳育児できるという結果ではなくて,母乳育児するために母親が小さいから頑張ったという背景もあります。https://smilehug.exblog.jp/6747296/
産んだ赤ちゃんをいかに楽に育てるかと考えると、この成育医療センターの論文は赤ちゃんが小粒に生まれる条件を減らすように準備して妊娠、出産に向けるための一つの選択肢についての提案を示していると思われます。
ただ、妊娠出産は、いろいろな条件の集大成で進行します。どんなに気をつけても小ぶりの赤ちゃんを産んだり、大きな赤ちゃんを産んだり、生まれたときから対応を要する病気を抱えた子どもを産んだりする可能性をゼロにする事は出来ないです。逆に,全く気をつけずに妊婦生活をしても、産みやすく育てやすい赤ちゃんに巡り会うこともありえます。
このようなデータは,これからの出産の準備の一つの情報としてはありがたいものです。同時に、ご自身の健康について振り返って、自分を責める素材としてはご利用にならない事も大切になります。

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about me: 坂出市立病院 産婦人科勤務
(産婦人科医・外来のみ、H27年5月より)
乳児育児外来(旧:母乳外来)も予約制で行っています。
次の四国での母乳育児支援学習会は今のところ未定です。
継続しておこなって行く予定です。
twitterでも当ブログの以前の記事にどのようなものがあるか、ご案内しています。
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