勉強会、ピックアップ:仕上げ磨き
2006年 07月 07日
JALCの勉強会でも最高の700名以上が出席したそうです。
その中で印象的だったのが、歯医者(青葉達夫)さんの話。
「仕上げ磨きのマニアの僕が頑張っても、娘には4本の虫歯が出来ました。」と。
だから、普通の人が普通に子供を押さえつけて仕上げ磨きをしても、
乳歯の虫歯は完璧には防げないだろうとの事でした。
ただ乳歯は柔らかいしすぐ虫歯になっても、
生え変わる永久歯を虫歯にしない事が大切なのだ、とも。
おっぱいが原因の虫歯は、前歯に出現する事が多いそうです。
乳歯を虫歯にしない事に心を砕きすぎて、永久歯を虫歯にする事となると、
本末転倒となるから、目標は永久歯を虫歯にしない事なのだそうです。
親子の絆を育てておき、永久歯を虫歯にしないための親の、
アドバイスにそった行動の出来る子供にする事も大切であろう。と。
仕上げ磨きは、遠近感のある絵が描けるようになるまでは、
手先が不器用なので、親がしてあげるほうがいいでしょう。とのことでした。
乳歯は10年弱しか使わないけれども、
「母乳育児で培われる優しい心は一生続くのです」
と、歯医者さんがおっしゃるのを聞くのは心強いものが有りました。
他にも、新鮮なお話がいっぱい有りました。
たかが、母乳。昔っから飲んでたじゃないか、当たり前じゃないか、
と言う物に、こんなにいろいろな切り口から見つめて、
エビデンスに基づいた支援が出来るように日々心を砕いている人がいます。
おっぱいライフの穏やかな空気は、
ママにも赤ちゃんにも最高の宝物になるのだ、と言う事を、
学習内容だけでなく参加した初対面の方達との会話からも、
改めて受け取るものの多い機会でした。
初めて訪れた秋田は、きれいな晴れ空でした。