糖水はいる?いらない?
2007年 05月 26日
国際ラクテーションコンサルタントの人や目指している人には訊くまでもない質問ですが、世の中の多くの人は
「え?赤ちゃんは泣かなくなるし、脱水の心配はなくなるし、ミルクみたいにアレルギー性はないし、文明の力よねえ」と
逆の意味で訊くまでもない質問だと言う世界に赤ちゃんは生まれおちてきます。
ささやかな問題提起として今日は地元の産婦人科の集談会で、お産の入院の時の糖水の影響について発表してきました。
ルチンで足している糖水はいるのか、いらないのか。
それはユニセフの提唱する「母乳育児成功のための10カ条」では当たり前に「医学的に必要ないミルクや砂糖水を赤ちゃんにあげない」ことを言いますが、今までやってきたことと新しく採用することと、どちらがより赤ちゃんやママに寄り添ったものなのかを検証することも大切な作業です。WHOが言うから正しい!のではなくて、自分たちにも当てはまるのかを確認しながらより良い方法を見つけていくなら、支援スタッフも現状維持の退屈さからも開放されてくることでしょう。
後輩の先生が
「先生の母乳に対する熱意には頭が下がります」
と言ってくれました。私のささやかな発表に対して湧いた関心が、この先に赤ちゃんやママへの関心に変わらないとは言えませんよね。
赤ちゃんの幸せがママの幸せと近いところにあれば、育児はもっと楽しいはずだと思っている私です。