ワクチン?授乳? 麻疹が流行っていますね。
2007年 06月 28日
NPO法人 日本ラクテーションコンサルタント協会http://www.jalc-net.jp/のHPに、今、大流行の麻疹のワクチンについての情報がアップされました。サイトに行って
** JALCから”緊急の”お知らせ **
予防接種(ワクチン)のことで悩んでいる、
授乳中のお母さんへ
〜麻疹(はしか)が流行しているときに〜
の記事をご覧下さい。
http://www.jalc-net.jp/wak_mom.pdfで、アクロバットリーダーで読めるダウンロードのできる情報です。
結果としては、ワクチンを打っても授乳は出来る、と言うものですが、詳しくは本文を確認してくださいね。
これはアメリカ小児科学会の見解を中心に書かれた情報です。アメリカの小児科学会は、母乳研究にとても力を入れている団体の一つです。(日本では「母乳の研究なんかしなくてもそんなことあたりまえでしょう?」と言う空気がまだ濃くて、しかも母乳だけで育児しているいわゆる完全母乳率は先進諸国の中では低いほうである40%前後です。研究を重ねるとゴールドスタンダードとなる母乳育児ですが、研究をしていないと当たり前なのに支援出来る人がいないうえにそれどころか「止めろ!」のコーラスが響き渡る「不可解な行動が当たり前」になっていることを強く感じています。随分と横道にそれてしまいました)
授乳しているから我慢しなさい!。。。そのものの見方は長いこと「母性」だとか「美徳」と言う名前でくくられていましたが、お母さんが健康であればこそあかちゃんの健康も守れるそういう視点でも決しておっぱいライフ支援の邪魔はしないのです。
麻疹は風疹のように妊娠中にかかっても赤ちゃんの奇形症候群を起こす訳ではないのですが、流早産に関わったり、お産直前だと赤ちゃんの生命にも関わる病気です。また、妊娠していない場合も大人になってかかるのはしんどいものですし、赤ちゃんへの感染も心配です。
一時期、抗体を持っているかどうかの検査もできませんでしたが、ぼつぼつ検査会社さんの麻疹抗体検査も復活してきました。
赤ちゃんを麻疹にかからせないように余分な心配をせずに、安心して母乳育児をするための情報としてご利用下さいね。