2500-2800gの新生児ではより細やかな補足の為の評価が必要です
2007年 12月 16日
風邪や嘔吐下痢が流行り始めていますが、皆さまは健やかな日々を過ごせていますでしょうか。
昨日、私は愛媛県の産婦人科集談会が有り発表をしてきました。この度は、病院のスタッフが小さめの(体重が10%減ると2500gより小さくなる)赤ちゃんの具体的な補足の基準を知りたい、ということで、院内の母乳統計で体重別の母乳率(退院時と一か月健診時)を検討したものを発表しました。
2500g以下はルーチンで補足をおこない、2500g以上あれば「体重が減ってから」補足を行うのですが、2800g以上ある赤ちゃんでは退院時8割、一か月健診時に7割の母乳率でした。2500g以上2800g未満の赤ちゃんでは退院時も一か月健診時も5割の母乳率でした。そして、2500g未満では2割が7割に母乳率が上がりました。
2500gあれば低出生体重児でないと思うこと、その割に赤ちゃんは低出生体重児同様に寝がちである事から、2800gに届かない体重の子は実は要観察のグループだったようです。

ABMの2009年改訂の補足の目安 http://www.jalc-net.jp/dl/ABM_3_2010.pdf では、7%減った時点で飲み方や母乳分泌の確認が必要であり、その状況によって搾母乳を第一選択とした補足を考え始める必要が有ると示されています。
体重が減っても搾母乳のみで粘っていると乳汁分泌が増えてきて小さな赤ちゃんも出生後7〜10日からゆっくり体重が増加し始めることは、BFH(赤ちゃんにやさしい病院)で勤務している時に観察してきています。それでほとんどの赤ちゃんが最低体重から一か月健診までで400−500gの体重増加(一日当り20−60g)を認めていました。ただ、ミルクなしでその体重増加を得るのに、一日に20回以上の授乳をしていることは多くのお母様にとってはとても負担なことですので、私としてはそこで母乳分泌量を減らさない程度のミルクの力を借りることは、母親に育児を楽しいと思ってもらうためにも必要なものだと考えています。
現在、低出生体重児の体重増加を急激に行うことは将来のメタボリック症候群のリスクとなることの研究データが色々出始めていますので、小さい赤ちゃんは小さい赤ちゃんに見あったスピードでゆっくり体重を増やしていく配慮がいるのだろうと思いますが、同時に支援する側としてはある程度体重増加が有ることで安心することも理解できます。「健康で安全な」体重増加の研究データと言うものが必要とされているかと思います。
ことばを変えると、どこからが脱水でどこからが適切でどこからが太らせすぎか、と言うことに対する信頼に足りる一般に受け入れられたガイドラインが必要、言うことでも有るのでしょう。
先生に取り上げて頂いた娘も1歳7ヶ月になりました。
最近、理解の成長の目覚ましさに発見や喜びを感じる毎日ですが、同時に赤ちゃんと呼ばれる時期からの卒業が近づいていることに寂しさも感じるこの頃です。
今回の記事とは関係ないコメントになってしまうのですが、先日行った1歳半健診で牛乳を毎食後飲ませるように指導を受けました。
我が子は、身長78㎝、体重10.8キロ、まだまだ母乳を頻繁に飲んでいます。牛乳はシチューなど料理に使う意外は飲ませた事がありません。
保健士さんによると娘の体格に問題はないけれどまだまだこれから体を大きくしていく時期なので牛乳が必要とのことでした。
私としては、牛乳に関しては賛否さまざまな意見を聞きかじっているので飲ませなければいかないのか迷っています。
そこで先生の意見を伺いたいとコメントを書きました。
このブログの中でも牛乳に関して書かれていた記事があったので検索して読んでもみたのですが、1歳前後のもう少し月例の低い赤ちゃんの記事だったのでこちらに書かせてもらいました。
忙しい時期にお手を煩わせて申し訳ありません。
お時間ができた時お返事頂けたら幸いです。
よろしくお願い致します。









































