3月9日の学習会
2008年 03月 05日
まず注意事項がありますので参加希望の皆様はお読みください。
◇事前申込みが必要ですでに申込みは終了しております。
◇駐車場がなく、他のイベントも開催される可能性もあります。
本町6丁目の市内電車の停車場のすぐそばです。
遠方でお車での移動を考えていらっしゃる皆様は
市駅近くの有料駐車場に駐車して電車やタクシーでの
ご来場をお願いします。
◇お弁当の準備をしておりません。
休憩時間が短いため、あらかじめお弁当を準備して
お越しいただくことをお勧めします。
会場内での飲食は許可されています。
付近には食事をできる場所が少ないです。
◇極端に遠方からのご参加はないかと思いますが、
四国はあったかいといえやはりまだ冬です。
温かい格好でお越しくださいませ。
◇300名収容の会場で200名以上の参加があります。
どうか席をつめてたくさんの人が座れるようご協力くださいませ。
ということで、四国で国際認定ラクテーションコンサルタントの資格更新に必要な単位(CERPs)をもらえる学習会をようやく開催できる運びとなりました。
「ラクテーション」というカタカナ英語に、「それはなんぞ?」と、思う人も多いかと思います。授乳するお母様方を応援するのに科学的な裏づけのある情報で支援を行うという国際認定資格であることは、知る人ぞ知るのが現在の状況下と思います。
日本国内では、それに同等の資格認定システムはありません。それは、母乳で子どもを育てることが「当たり前」なことだったからです。そして、当たり前なのに、母乳だけで育児をしているお母様は実は日本の一ヶ月検診では4割くらいというのが現状です。
4割の人ができること、、、それを本当に当たり前、と言っていいのでしょうか。実は世界的に見ると、母乳で育児するかミルクで育児するか、この二つのどちらかがほとんどだといわれています。日本では一ヶ月検診の時点で、人工乳も母乳も上げている混合栄養が全体の5割以上を占めています。つまり、ミルクを選択しているのでなくて、多くのお母様方が「できるなら母乳をあげたい」と思いながらミルクも足しているという姿が見えます。
これまで当たり前なのでお母様の熱意に任されていた授乳にも、実は、「おっぱいの出る仕組み」「おっぱいを効果的に飲む抱き方、くわえ方」「出てないのではないか、と、悲しくなってしまったお母様の気持ちに沿う支援」「一緒にいられない赤ちゃんにどうやって母乳をあげるか」「痛いときにどうしたらいいのか」に始まり、仕事をしながらいかに授乳をしていくか、という社会システムの応援も必要であるという、たくさんの応援できる部分があるのに、今の所、十分にスタッフにもお母様方にも、ご家族にも「当たり前な知識」として普及していないということもこの多くのお母様方が母乳だけで育児したくてもできない結果につながっているのかもしれません。
もちろん、このたびの学習会ですべてをお話しすることはできません。でも、今、世界で、そして、日本のほかの地域で母乳育児支援をするためにどのような視点があるのかの、端っこに触れることができるかと思います。
かく言う私も、この内容の話を聞いたときに目から鱗が落ちた一人です。楽しみにご来場くださいませ。